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★★★★★

声優ラジオのウラオモテ #01 夕陽とやすみは隠しきれない? (電撃文庫) 二月 公

素では常時口喧嘩、ラジオでは仲良し営業な女子高生声優ラジオ 「あーあ。あたしだって、『指先を見つめて』とか好きだったんだけどなー。こんな性悪な奴があんな清純ヒロインやるなんて、色んなことに幻滅しそう」「その理屈なら、あなたこそ清純ヒロインなんて絶対出来ないわね。知性のないお猿さんだけ演じてれば? 普段から役作りしてるじゃない」「そういう渡辺は、教室の隅で黙り込む根暗女を演じるわけ? セリフなくて…

★★☆☆☆

元令嬢様の華麗なる戦闘記 (カドカワBOOKS) 夢猫

ざまぁってうまくやらないと主人公にヘイトがたまる 転生してきた乙女ゲーヒロインによって排除された悪役令嬢である主人公。他国のギルドで力をつけた彼女の元へ舞い込んできたのは、自分を捨てた国からの依頼。しかも内容は救世の旅路へと向かう聖女(乙女ゲーヒロイン)の護衛をしてほしいというもので、という物語。うーん、私にはとにかく合わなかった。 この物語で敵といえる存在は、基本的に乙女ゲーヒロインであるとこ…

★★★☆☆

「Babel ―異世界禁呪と緑の少女― (電撃文庫) 古宮九時」

至極真面目な異文化交流 偶然出会った図書館勤めの青年・エリクに雫が自分の世界の言葉を教えていくシーンがすごく面白い。 飄々とした文系青年(魔法と剣も使えるが雰囲気文系青年)と、どこかほっとけない雰囲気を持った大学生少女(ごくごく普通の図書館にいそうなタイプの大学生)の異文化交流が好きな人にはぜひおすすめ。ちょっとすっとぼけた異文化交流な雰囲気がすごく良い。 エリクは知識欲旺盛な青年で、自分の知ら…

★★★☆☆

「いせたべ~日本大好き異世界王女、求婚からの食べ歩き~ (カドカワBOOKS) 川岸 殴魚」

身近な食べ物が超美味しそう この本のおもしろポイントは、出てくる食べ物がことごとく身近な食べ物かつ、美味しそうなアレンジをしているところ。 例えばみんな大好きカップ焼きそばU.F.O.。主人公はこれの麺の下に千切りにしたキャベツを敷くのだ。三分でいい感じに火の通ったキャベツと麺。絶対そんなん美味しいじゃん。 他にもからあげクンの美味しい食べ方や、炙りBIGカツなど、どこでも手に入るあんなものやこ…

★★★★☆

「武姫の後宮物語2 (カドカワBOOKS) 筧千里」

かわいい(厄介な)弟子が3人増えたぞ! ひょんなことからかわいい(厄介な)弟子が3人増えた主人公。前の巻のラストで《星天姫》マリエルがヅカ的な方向性で主人公に心臓打ち抜かれていたのでなんとなく察していたものの、残りの2人は完全に予想外だったなあ。 熊とも猪ともつかない凶相の将軍に惚れてるフランがめちゃくちゃにかわいい。殿下のお通りに対してひたすら他の男の話をし続けるその胆力や、相手にふさわしい人…

★★★★☆

「武姫の後宮物語 (カドカワBOOKS) 筧千里」

残念脳筋令嬢が必死で猫の皮を被って後宮へ 令嬢というより武将という方が正しいようなそんな肉体派主人公が、過去の悪法により後宮にあげられ女の園でどうやってやっていけば良いのだ……と焦ったところ、そんなお前こそを待っていた、武力としてのお前を待っていたのだという殿下とうまいこと意気投合してやばい出来事を乗り越えていく物語。趣味は筋トレ、基本は脳に筋肉が詰まっており難しいことはわからない、口がまともに…

★★★★☆

「うちのお嬢様が破滅エンドしかない悪役令嬢のようなので俺が救済したいと思います。 (カドカワBOOKS) 古森 きり」

笑い下手な少女を、親戚のお兄さんのような立ち位置で支える物語 主人公の立ち位置がすごく良かった物語。享年25歳の主人公が、自分を救ってくれたお嬢様を性的な目線で見ることなく恋愛的な目線で見ることなく、ひたすら『自分を救ってくれた相手』『笑うのが下手だけれども正義感が強く素敵な箇所がたくさんあって他人に誤解されやすいかもしれないけれどもとても素敵な女の子』『10歳にしては責任感が強く正義感がある、…

★★☆☆☆

「悪役令嬢は、庶民に嫁ぎたい!! (カドカワBOOKS) 杏亭リコ」1・2巻

主人公幼女がチートすぎて面白くない ひたすら私は合わなかったなーという印象。能力・スキル・アイテムすべてほぼカンスト状態Sレア大量手持ち状態で無双しまくるスッキリする話が好きな人は良いかも。 主人公は、もともとソシャ系乙女ゲー?をしていたプレイヤー。推しキャラは攻略キャラではなくアイテム販売の商人くん。そして諸々あって死んでそのゲームの世界に転生してしまう(このあたりかなり早回し)。前世の記憶を…

★★★★☆

「セプテムレックス 怠惰の七罪魔と王座戦争 (ファンタジア文庫) 古宮 雅敬」

キャラとキャラの関係性が面白い 雑に言ってしまえば、次の魔王を選ぶためのバトロワ開催、七つの大罪をモチーフとした7人の悪魔たちが殺し合いをし最後に生き残ったやつが次代の魔王!という物語。 キャラの個性がひたすら強く、七つの大罪をモチーフとしていることからわかるように7人の悪魔+メイドや執事が登場するのに誰もがキャラが濃い。全員『こういうキャラ!』と言い切れるキャラとしての強さ。 下手に人数多いと…

★★★★☆

「嫌われエースの数奇な恋路 (電撃文庫) 田辺 ユウ」

頭の回転の速いツンデレはとても良いもの ツンデレ最高。 この物語には二人のツンデレが存在する。一人は表紙にもなっているマネージャー志望の凛。どうやってもマネージャーになろうとぐいぐい来る、言うこときつく、ツンとデレ部分が明確にわかれていて、言うことはきついがやることはしっかりとやるタイプ。そしてもう一人は、現在野球部のエースたる晴臣。主人公の数奇に対して口にするのはほぼすべて嫌味。しかしその言葉…

★★★★☆

「幼馴染の自動販売機にプロポーズした経緯について。 (カドカワBOOKS) 二宮 酒匂」

タイトルに反してかなりまともに、人外との異種婚譚が好きな人に刺さりそうな物語 タイトルから色物だろとナメてたけど予想外に面白かった。いや、本当にガチの自動販売機に告白するんかなと思ってたせいなんだけど。なろうだとありそうじゃん……。どちらかというと、人外との異種婚譚が好きな人に刺さりそうなタイプだった。 小学生時代の主人公は、文具店の前を通ったときに、自動販売機の付喪神が見えてしまう。ひょんなこ…

★★★★★

「ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん (カドカワBOOKS) 恵ノ島すず」

誤解されやすい悪役令嬢に最強最悪の味方(実況&解説)がつきました 幼い頃にサトラレってドラマを見たことがあるんだけど、あれの主人公が自分の考えていることが周囲にダダ漏れてるっていう設定だった。ああいうの見た後あるあるなんだけど、頭の中で『誰か聞こえてたら返事してくださーい!』なんてやったりしてた記憶がある。なんでそんな話したかっていうと「自分の考えてる内容がバレてないと思っている周囲の人にバレて…