「借金令嬢とひきこもり竜王子 専属お世話係は危険がいっぱい!? (角川ビーンズ文庫)青田 かずみ」
人の良さゆえに借金しまくりな実家の伯爵家令嬢が、家を借金のカタに持っていかれないために飛びついた割の良いバイトは引きこもりの第二王子のお世話係。その第二王子は偏屈でなかなか対応が難しく――というお話。主人公が芯がありながらも真っ直ぐで頑張り ...
「旺華国後宮の薬師 3 (富士見L文庫)甲斐田 紫乃」ここでも英鈴を野放しにしてくれる朱心の信頼が好き
毒に巻き込まれる英鈴 不苦の良薬ならぬ、不苦の毒薬が英鈴に向けられるこの巻。今まで朱心に「苦くなく食べやすい薬ならば、薬の苦みが苦手な朱心でも食べやすい」とやってきた英鈴に向けられる「苦くなく食べやすい毒ならば、毒の苦みで気づく人間でも難な ...
「仕事帰り、独身の美人上司に頼まれて3 (角川スニーカー文庫)望 公太」大団円で良かったよ~!
い、いい話だった……。好きで好きで仕方ない人とこういう関係性を抱いているという歪さに爆発してしまった実沢、そこからの関係性が一度破綻する流れ、そして桃生さんがどうしても子供が欲しかった理由。どれもこれも胸に迫ってきて面白く、読む手が止まらな ...
「なぜ逃げるんだい? 僕の召喚獣は可愛いよ (ファンタジア文庫)夜迎 樹」ヒロインが!可愛い!(※ただし肉塊)
いや~~~ヒロインが可愛い! ド好み!幼馴染で、主人公のことを異性として意識しているのに妹としてしか意識されていなくて、それだけの理由もあって、地元にいたときは一緒に農作業をしたりしていて、少し前から頭を撫でてもらえなくなったのがちょっと寂 ...
「僕はライトノベルの主人公 (角川スニーカー文庫)寺場 糸」型を元にやりきったメタフィクションは気持ち良い!!
いやーーー面白かったし気持ちよかった。あらすじにしっかりと明記されているとおりメタフィクションでラブコメのライトノベル。書かれたジャンルをしっかりと回収して行くさまは気持ちよかった。ただ、ストーリーにおけるギミックありきの物語でキャラクター ...
「捨てられ令嬢が憧れの宰相様に勢いで結婚してくださいとお願いしたら逆に求婚されました (角川ビーンズ文庫)永 レン」幼い頃から知ってる20歳差はちょっと無理
宰相様、シンプルにキモいな!! ヒロイン年齢20歳。宰相様年齢40歳。二人の出会いはヒロイン10歳、宰相様30歳。この時点で事案である。ハーレクイン系やティーンズラブの一定数人気があるジャンルとして年上で手練れのおじさまから愛されるというパ ...
「大学で一番かわいい先輩を助けたら呑み友達になった話 (ファンタジア文庫)枩 葉松」ヒロインがnot for me
面白くなかったというか単純にnot for meだった 大学では可愛く皆から慕われているお嬢様でカースト上位の先輩が、俺の前でだけべろべろに酔っ払って気取らない素を見せてくれるのが可愛いというラブコメ。よくあるあの人の素顔を俺だけ知っている ...
「旺華国後宮の薬師 2 (富士見L文庫)甲斐田 紫乃」英鈴が薬の知識があるの前提で物語が進んでいくのが面白い
後宮だったらそりゃああるよね、女人間関係バトル 1巻では疫病という自然の災厄と戦っていた英鈴だけれども、今回戦う相手は人間関係。そりゃあ後宮モノだったら他の妃と戦うのは当然でしょう! というノリで始まってくる。1巻で英鈴や雪花を陥れた妃が、 ...
恋する少女にささやく愛は、みそひともじだけあればいい2 (GA文庫)畑野ライ麦
面白かったなー! 今回は都々逸が出てきたが、都々逸が短歌と同じ文字数なのも知らなかったのに、読んでいるうちに「これは都々逸かな?」「これは短歌かな?」となんとなくわかるのが面白い。日本語って面白いね。スクイとサンタの関係性はさほど変わらなか ...
天使の胸に、さよならの花束を: ~余命マイナスなわたしが死ぬまでにしたい1つのこと~ (ガガガ文庫)葉月 文
すごく、良くも悪くも「ああ、あるよね」という連作短編集だったなあという印象。 ぶっちゃけて言ってしまえばよくある話だし陳腐なまでに使い古された設定ではあるのだけれども、だからこそ王道で物語としては淡々と読めた。ただ、自分がラノベに求めてる傾 ...
仕事帰り、独身の美人上司に頼まれて2 (角川スニーカー文庫)望 公太
よ、良かった~~~~。大人同士の恋愛って難しいね、というお話だった。桃生さんって面倒くさい女性ながらも「ああ、こういう人いそう」と「ラノベヒロインだなあ」の中間地点を駆け抜ける感じでおもしれえな。 ちなみに冒頭から精子検査するようなラノベで ...
令嬢トリアは跪かない 死に戻り皇帝と夜の国 (角川ビーンズ文庫)青田 かずみ
やっぱ一本芯が通っていて誰かのために戦える主人公は最高なんだよ!というのを改めて実感した。つよつよで矜持があって芯を曲げずにまっすぐ駆け抜けていく主人公、最高!! しかし、イラストがかなり脳内イメージと違っているせいで、挿絵があるたびに「な ...