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「悪役令嬢としてヒロインと婚約者をくっつけようと思うのですが、うまくいきません…。 (ビーズログ文庫アリス)」 枳莎

天然というよりも勘違い女な主人公 勘違い女といえば、男側にはその気はないのに女側は自分がモテてるとか思い込んで迫ってくるアレというイメージがある。なのでこれは逆の意味での勘違い女。 主人公は、自分がいる世界が死ぬ前に読んでいた小説の世界だと気付いてからずっと、原作小説ヒロインと幼馴染である原作小説相手役がくっつくのを期待している。自分が読めなかった本の続きを読むのだとわくわくしながら二人を観察し…

「オタクガール、悪役令嬢に転生する。 (ビーズログ文庫アリス)」富士 ゆゆ

主人公がとにかく合わなかった 最近読んでた『私はご都合主義な解決担当の王女である』が面白かったので、同じように主人公腐女子モノを読んでみようかな!と思ってBWの読み放題で借りてみた1冊。ただ、今回はあまり主人公が好みじゃなかった。 乙女ゲー世界に入ったもののそのゲーム自体やったことない、というのは先がわからなくて面白いっちゃ面白いんだけど、要するに別の人格を持った状態で他人の体に入る(戻る必要は…

「私はご都合主義な解決担当の王女である 2 (ビーズログ文庫)」まめちょろ

少女小説として胸キュンもバッチリ 面白かったーーーー!!!BL小説世界に転生してしまった主人公による、産む機械にはなりませんバトルラノベ。この言い方どうかと思うんだけど実際やっている内容としてはそうだしな。 ダンスをする相手が何故かいない主人公、からの発生するドタバタ面白かったね……。みんなが完全に勘違いしまくっているあたり、お約束というかなんというか。こういうのに割とありがちだよね、主人公はそ…

「幼なじみは負けフラグって本当ですか?2 (講談社ラノベ文庫)」

とても安牌な幼馴染ラブコメ ただひたすらにツンデレがツンデレ発言をして、主人公が転校生とのフラグととられそうな発言&行動をして、転校生がお前サイコパスか?と言いたくなるぐらいぎりぎりアウトの発言と行動をしまくり幼馴染を混乱させといった内容を繰り返し続けるラブコメ。 ひたすらその繰り返しをしつつ、最終的にどうしてそうなった的な店舗の速い告白をしてくっついて終わり。正直、もうちょっと波乱とか欲しかっ…

「幼なじみは負けフラグって本当ですか? (講談社ラノベ文庫)

幼馴染ラブコメ×ホラー ツンデレの幼馴染が言うことを主人公が全て言葉通りにとってしまい、なおかつ理性も強いために進まない幼馴染ラブコメ。ツンデレで金髪で主人公大好きで暴力はふるわない幼馴染ヒロインが好きな人にはとってもおすすめ。 おすすめなんだけど、物語には二人の関係の起爆剤として転校生の少女が出てくる。彼女は主人公に対し幼馴染との恋を協力すると告げ、相談にも乗ってくれる。乗ってくれるんだけどこ…

「最高の二次元嫁とつきあう方法 (電撃文庫)」芦屋 六月

姉に二次元キャラは見世物じゃねえと啖呵切ったけどお前もそこまで人間扱いしてないだろ と思ってしまったのでうーん。 二次元キャラを三次元に呼び出す技術を作り、リアル美少女動物園を作ろうとうする主人公の姉。しかし自分の好きな子をそんな見世物に出来るか!と彼女を連れて逃亡する主人公。ここまでは良い。ここまでは良かった。 でも、主人公も別にそこまで彼女を人間として扱ってるわけじゃないんだよね。わかりやす…

「契約結婚ってありですか 利害一致から始まる恋? (富士見L文庫)」紅原 香

いわゆる仮花嫁モノ と表現すれば分かる人はラストまでわかるタイプのお話。 出会った男女が利害の一致で恋愛抜きで結婚し、結婚生活を送る最中に次第に絆を深めていき、最終的には互いに恋して結婚生活を再開させるお話。言ってしまえばもろにそのテンプレのようなお話で現代モノ。 うーん、本当に言っちゃ悪いがそのままの話だった……。相性のそこまで良くない二人組が次第に仲良くなっていき……としか表現の出来ない本。…

「101メートル離れた恋 (講談社ラノベ文庫)」こまつ れい

主人公の性自認は男だが、絵面と行動と会話は紛れもなく女 百合とか男女とかそういう範囲の話じゃないので、とりあえず百合も男女も読める人が読むのが一番安全なんじゃないかなあ、と思った。 主人公の性自認がかなり男なのでどうしても百合目的で読み始めた人はそこがひっかかりそう。 以下、割とがっつりめにネタバレをしてます。 もともとこの本を知ったのはこのあたりの話題の流れ。 https://togetter…

「Bの戦場 5 さいたま新都心ブライダル課の変革 (集英社オレンジ文庫)」ゆきた 志旗

結婚は二人のためにするものだけど、結婚式って誰のためにするものなんだろう。 3章のコンセプトブライダルの話が面白かった。結婚式自体は新婦のためのイベントだという認識があると思う。というか、前の巻でも新婦のために行うイベントなので家族が首を突っ込みすぎるなみたいな話がいくつかあった。けど、それだけじゃないんだよな。 新婦のやりたい森ガール的な(この表現古いな……)ブライダルは、新婦的にはすごく楽し…

「キッチン・ミクリヤの魔法の料理~寄り添う海老グラタン~ (双葉文庫)」吉田 安寿

舞台が地元だったから読んでみたものの、主人公が性格幼すぎて読んでいてきつい。 現在30歳、派遣で雇い止めを食らったものの特段その後の就活はなし、派遣会社にてなにかする様子もなし、偶然雇ってもらったバイト先(給与も休みも聞かずに「やります!」で勢いで雇ってもらう)は2ヶ月の期限付きながらその期限内に次の働き口を探す様子もなくだからといってしばらく休むと決めているわけでもない。なんというか、主人公大…

「Bの戦場 4 さいたま新都心ブライダル課の慈愛 (集英社オレンジ文庫)」ゆきた 志旗

課長は徐々に外堀を埋めていき、結婚プランナーとしての香澄の経験値も更に上がっていく4巻。今回は家と家の繋がりの話が多かったなー、というか話同士の組み合わせがめちゃくちゃにうまいなこのシリーズ。 小姑さんがうるさいお家のお話も、父親が結婚相手を気に入らなく思っているお話も、どちらも物語の根っこのとこは同じで「この人と結婚して家族になったら、この人の家族も自分の家族になるのだ」というポイント。彼氏の…