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★★★☆☆

「席替えしたら、どうやら後ろの男が俺のこと好きらしい (BeLuck文庫) ましろいと」攻めが受けを好きになった流れは好みだった

自ら行動しない主人公は好みじゃない 席替えをしたあとの、プリントを後ろの人から前の人へと回すタイミングで、後ろの席のイケメンが「お前のこと好き」と書いたプリントを回してきて!? という物語。告白後から受けとの距離を詰めようとしてくる攻め、周囲もそれを微笑ましく見守っておりという状況ではあるし、大きすぎる山もなくて日常青春系ではあったんだけど、でもびっくりするほど好みじゃなかった。 席替えきっかけ…

★★★☆☆

「ちゃんと好きって言える子無双2 (MF文庫J)七奈 なな」私が求めてる方向とはズレちゃった

策士策に溺れるは最高に楽しいんだよなぁ……! 前の巻は、主人公と自分たちは思いが通じている告白していないだけの両片思いだと思っていたヒロインたち×3の前に、ちゃんと「好き!」と言える転校生・七緒が現れる。ヒロインレースで一気にトップへ躍り出る七緒! 好きと言えないせいで恋愛対象として認識されずヒロインレースから正しく脱落していく負けヒロインたち! という状況。 今回の巻は、そんな負けヒロインのな…

★★★☆☆

「今日も俺は暗黒幼馴染に立ち向かいます。 魔法使いたちの望みと願い (MF文庫J)葉村哲」ヒロインがツンデレというよりドS

ツンデレというよりドSの幼馴染と、リアクションどでかい主人公のラブコメ 師匠の命令で学園の生徒会長を目指すことになった主人公が、転校そうそう幼い頃自分をいじめていた幼馴染と再会し、生徒会長の座をかけて争うラブコメ。結構明確にヒロインは主人公に好意を抱いているし本人に伝えているけれども、主人公は過去にヒロインにいじめられたトラウマがあり怯え続け、なおかつヒロイン側もいじめるの自体が楽しそうで主人公…

★★★☆☆

「俺のお嫁さん、変態かもしれない ―ゼロ距離だった幼馴染、結婚したとたん即落ちして俺に夢中です― (ファンタジア文庫)くろい」こいつら将来的に浪費癖だけ残って大変そう

ふわっと恋する二人の物語 仲良しの幼馴染・涼香とノリで買った宝くじで10億円が当選。しかし涼香はそれを一人で受け取ってしまったために、事前の約束通り半分を山分けするには贈与税がかかる。その対策として、二人が贈与税がかからないように結婚することから始まる物語。 結婚をきっかけに二人が互いを異性として意識し、考えてみれば他の誰かと結婚は無理だけどこいつならOKなんだしこいつのこと好きじゃね? と思え…

★★★☆☆

「彼女にしたい女子一位、の隣で見つけたあまりちゃん (角川スニーカー文庫)裕時悠示」穏やかな雰囲気の二人が距離を縮めていくのがいい

隣にいる「あまりもの」なヒロインが、最高に可愛い! あまりちゃんがめちゃくちゃ可愛かった〜〜!イケメンで性格も良くて人気者な親友の隣にいる主人公が、ふとクラスのアイドル的存在な女子の隣にいる、引っ込み思案だけど心優しく可愛いヒロイン・あまりちゃんを気になったことから始まるお話。キラキラした存在の隣にいてあまり目立たない余り物同士の二人が、自分たちって似てるねと少しずつ仲良くなってくのが自然で応援…

★★★☆☆

「彼とカノジョの事業戦略: ~“友達”の売り方、教えます。~ (ガガガ文庫 ガは 8-7)初鹿野 創」信念持ちのキャラはアツい

最初はお勉強系ラノベかと思ってたんだけど、途中からキャラクターそれぞれの信念がぶつかり合う人間ドラマが最高にアツくて、読んでて気持ち良かった! でもヒロインの事業計画がこの先大丈夫か不安すぎる。 お勉強ラノベかと思ったら、ヒロインによる人誑しラノベだった件 選ばれし若者だけがしてもらえる融資のためのバトロワに参加する主人公、その主人公が出会った選ばれてるとは思えないふわふわテンションのヒロイン。…

★★★☆☆

「フミヤ先輩と、好きバレ済みの僕。 (BeLuck文庫)椿ゆず」自己肯定感高く能動的な主人公が可愛い

めちゃくちゃ面白かった!自己肯定感の高い主人公と、飄々とした先輩の組み合わせがとにかく最高で、多様なセクシュアリティが当たり前に描かれるイマドキっぽい空気感な一冊だった。能動的で自分の好きに正直で頑張る主人公が好きなので、そういう意味でも面白かった。 能動的で頑張る主人公と掴みどころのない先輩、このカプ最高 とにかく主人公のさっちゃんが可愛いし好感度高すぎ。 カフェで出会ったイケメン男性店員に一…

★★★☆☆

「あさ酒  原田 ひ香」主人公が気に食わないが食ってるものはうまそう、ただし全体的に物足りない

正直に言うと、飯描写は最高なのに、全体的に消化不良。あとシリーズものなら巻数書いとけ! ってのが結論。軽く読めるのはいいんだけど、色々ともったいないというか、モヤモヤする点が多すぎた。 どっちつかずの印象が残る この話、コロナで職を、彼氏と別れることで家を失った主人公が、偶然誘ってくれた人がいたことから見守り屋っていう仕事について、そこで出会う人たちの人生ドラマと、仕事終わりの朝酒&モーニングっ…

★★★☆☆

「ヒロインに婚約者を取られるみたいなので、悪役令息(ヤンデレキャラ)を狙います (ビーズログ文庫)宝 小箱」主人公、お前がヒーローだ……。

面白かったなー! 物語的にはテンプレ&ベタではあるんだけれど、だとしても主人公が好きな子を助けるために自ら動きまくって頑張る話が好きなので楽しかった!けど、あるあるとはいえこんな乙女ゲーあってたまるかすぎる部分はある。なろう小説世界に存在する乙女ゲー、だいたい狂いまくっててニッチ層狙いが強すぎるので同人ゲーにしてもらったほうがまだそこらへん突っ込まずに済むんですが……。 好きな子のために頑張る話…

★★★☆☆

「一つ年上で姉の友達の美人先輩は俺だけを死ぬほど甘やかす。 (ファンタジア文庫)乃 拓也」好きにできる年下男子が欲しいのか?この先輩は

読んでて何が無理だったか考えてると、とにかく主人公の良さがよくわからなかったのでヒロインがなんでこんなにもグイグイ来るのかわからなかったっていう部分に尽きるかも。でもヒロインの台詞をあとから思い返してみると、これはS女がいたいけな年下男子をM男に養成する話なのかもしれない。たぶん違うけど。でもそのぐらいよくわかんねえな……のまま物語が進んでいった。 甘やかすというよりも肉食系でグイグイ来る系ヒロ…

★★★☆☆

「三千円の使いかた (単行本)原田 ひ香」こういう話のオチが好き

最初はエッセイ本かと思って手に取ったものの、実際は家族の三世代によるお金の使い方の小説だった。次女から物語は始まり、その姉、母、祖母(父方)の物語へと続いていく。いやーーーこういう話好きですね、小説の内容自体はうーんしんど……が発生もするため好きじゃないんだけど、物語の終わらせ方が好き。こういうのがそれこそエンタメ小説家の失敗学に出てくるエンタメとしてのオチに当たるんだろうなと改めて思った。 年…

★★★☆☆

「エンタメ小説家の失敗学~「売れなければ終わり」の修羅の道 (光文社新書)平山 瑞穂」多数の本出してる作家でも、いろんな本にいろんな後悔があるもんだね

知らない作家だったけど、タイトルに惹かれて手に取った一冊。エンタメ小説家による「失敗の解剖」という珍しい切り口が面白かった。 赤裸々な失敗談の本 失敗学というタイトル通り、著者がこれまで出してきた本の「ここが駄目だった」「こういう理由で失敗した」という話があけっぴろげに書かれている本。こういう自作のダメ出しはあまり表立って目にする機会がないので新鮮だった。 とはいえ最近はTwitterなどでラノ…