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「旺華国後宮の薬師 2 (富士見L文庫)甲斐田 紫乃」英鈴が薬の知識があるの前提で物語が進んでいくのが面白い

後宮だったらそりゃああるよね、女人間関係バトル 1巻では疫病という自然の災厄と戦っていた英鈴だけれども、今回戦う相手は人間関係。そりゃあ後宮モノだったら他の妃と戦うのは当然でしょう! というノリで始まってくる。1巻で英鈴や雪花を陥れた妃が、可愛がっていた子犬を助けてもらった恩から英鈴の味方となって気遣ってくれる展開はすごく良かったな! 英鈴の頑張りや薬の知識が、しっかり英鈴の味方になってくれてい…

天使の胸に、さよならの花束を: ~余命マイナスなわたしが死ぬまでにしたい1つのこと~ (ガガガ文庫)葉月 文

すごく、良くも悪くも「ああ、あるよね」という連作短編集だったなあという印象。 ぶっちゃけて言ってしまえばよくある話だし陳腐なまでに使い古された設定ではあるのだけれども、だからこそ王道で物語としては淡々と読めた。ただ、自分がラノベに求めてる傾向とか好きな傾向とはまるで違うため、not for meて言葉が最も近いと思う。 未練があり成仏できない魂に、天使が自分の体を貸して未練を晴らして成仏させてあ…

令嬢トリアは跪かない 死に戻り皇帝と夜の国 (角川ビーンズ文庫)青田 かずみ

やっぱ一本芯が通っていて誰かのために戦える主人公は最高なんだよ!というのを改めて実感した。つよつよで矜持があって芯を曲げずにまっすぐ駆け抜けていく主人公、最高!! しかし、イラストがかなり脳内イメージと違っているせいで、挿絵があるたびに「なんだこれは」になっていた。ラノベときどきあるある。 ベタから始まり、な、なんか違うぞ……? 本来は剣を持って戦いたい性格ながら親の采配によって王子の婚約者にさ…

「旺華国後宮の薬師 – 甲斐田 紫乃」目標に向かって努力していく主人公は格好いい

目的に向かって頑張りつつ事件に巻き込まれて右往左往しつつ頑張る主人公は良いものだ。 主人公が好みの話はやっぱり読んでて楽しい 薬師になりたい主人公が、宮女から突然后にされてビビりつつも皇帝に頼まれた薬を作ったり、その薬の使用法が危ねえもんじゃねえかと疑ったり、また頑張って薬を作ったりするお話。 主人公がとにかく好感持てたなー! なにか目標に向かって頑張る主人公は大好きなので。結構重たい理由があっ…

「わけあり侯爵夫人は日陰者 剣聖の夫との恋は結婚四年目から (一迅社文庫アイリス)中村 朱里」セコム嫌い

あわなかったなー!これの世界観同じだけど続編ではないくらいのポジの小説が面白かったから読んでみたんだけど、びっくりするレベルでnot for meだった。 https://houchi.work/wordpress/5250 セコムやめろ ほぼこれに尽きる。 雇い主であるヒーローではなく、ヒーローがこの人を守るようにと命じた存在であるヒロインのセコム化するお付きの面々。そのくらいなら仕事熱心と思…

「わけあり毒伯爵は不束者 春の花嫁との恋は二人だけの冬の季節に (一迅社文庫アイリス)中村 朱里」しんどい状況でも穏やかにしなやかに生きていく主人公が好き

面白かったー!ヒロインのやわらかくふんわりした口調、けれども芯があって自分の軸があるところがすごく良かった。柳みたいなヒロインだな。 不幸な状況も柳のように受け流しているヒロインが好感持てる 《毒》の魔法の能力を持つ魔術師と結婚させられるために強制的に養子として連れてこられて花嫁教育を詰め込まれ、魔術師のところへ向かわされたのに相手は自分が結婚相手として現れたとは知らず、雪深くてろくに帰れない場…

「日和ちゃんのお願いは絶対 (電撃文庫)岬 鷺宮」読み返しても5年前と同じ感想出てきて笑った

https://houchi.work/wordpress/2971/ 読みたくなって再読。読書メーターに「最終兵器彼女だ!!」と感想を書こうとしたら、4年半前の自分も全く同じ発言をしていて笑ってしまった。そんなことある??まともな感想は前回のブログ記事でしてるので、今回はかなり自分語り強めの感想。 読んで最初に出てくる感想がやっぱりどうしても「セカイ系だなあ」「最終兵器彼女だなあ」だったんです…

「魔女のふろーらいふ (電撃文庫)天乃 聖樹」きらら系温泉物語……なんだけど、そのゲームっていうのは一体なに

基本的にはきらら系の小説版というか、ゆるーいテンションで女子たちが温泉に入る物語。とはいえ記憶喪失モノの美味しいところもちゃんとあったし読んでて楽しかった。リアル温泉とコラボ出来そうな内容だなとは思ったけれど、それは温泉むすめと競合するのかな。 ゆるーい温泉部活動物語 異世界からやってきた記憶喪失の魔女のサピ。彼女を保護したのは温泉大好き女子高生のゆのか。サピの記憶を取り戻す鍵が温泉に入ることだ…

「王妃になった魔女様は五人の王子に溺愛される (小学館文庫 Cみ 1-19)宮野美嘉」宮野さん作品にしては常識と倫理が伴っている主人公による、息子たちの嫁探し

宮野さん作品だからもっとめちゃくちゃなぶっ壊され方と愛の使われ方をするのかと覚悟を決めて読んでいたものの、存外に順当なキャラが多くて驚いた。主人公も他のヒロインたちと比べたら思考回路が理解できるぐらいにはまっとうだし、出てくるヒロイン溺愛している王子×5もそれぞれ個性豊かながらも全員ギリギリ常識と良識持ってる範囲で読みやすかった。ただわたしは作家読みしてて、あの倫理観だのなんだのがぶっ壊れた登場…

「【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう: けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!? (ガガガ文庫)赤城 大空」こんなんおハーブですわ

面白かったしひたすら爆笑。主人公が最強とか無双とか俺なにかやっちゃいました?系ってあんまり好きじゃないんだけど、作中でこちらの言いたいことを突っ込み倒してくれるキャラがいるとここまで楽しいんだな。ひたすら無茶苦茶な強さを見せる金はなくとも心は錦なお嬢様配信者・カリンのぶっ飛びっぷりに最後まで笑い続けていた。作者の赤城大空先生、未だに受賞時のペロペロのお名前のほうを思い出してしまうんだなぁ。 なん…

「かなりや異類婚姻譚 蛇神さまの花嫁御寮」未来視で視た未来を回避するため頑張るおもしれー女

夕鷺さんの小説(少女小説側)。少女小説側だと本当に可愛いんだよなあ! 一般小説だとあんなブラックなのに……。これは自分で制御出来ないタイプの未来視能力を持った少女が、視えたものを口にしては行けないというルールを守りながらどうにか回避しようとするお話。 バタフライエフェクトが起きる逆行モノ 未来視で視えたものは必ずそうなるとは限らない、また本人はどのタイミングで未来視が発生するかわからないので、未…

「バズれアリス 2 【追放聖女】応援(いいね)や祈り(スパチャ)が力になるので動画配信やってみます!【異世界⇒日本】」お前バ美肉の才能ありすぎるよ

女子キャラが増え……増えたかなあ?!な2巻が面白すぎた。増えたというか、1人はバ美肉した男(ガチ恋めっちゃつけている)なの面白すぎる。 バ美肉誠、強すぎるんだよ 今回は、以前アリスとともに聖女をしていた大地の聖女セリーヌが登場し、彼女とダンジョン攻略で戦うために誠がバ美肉をすることになる物語。いや一応ダンジョン攻略バトルがメインではあるんだけれども誠のバ美肉があまりに印象が強すぎる。 もともと男…