「白銀王の日帰り王妃 (角川ビーンズ文庫)」 守野 伊音

「白銀王の日帰り王妃 (角川ビーンズ文庫)」 	 守野 伊音★★★☆☆

あらすじ

幼馴染みが異世界の王様なので、色々あって王妃バイト始めました

普通の高校生・春野月子は、ひとつだけ普通じゃないことがある。
それは幼なじみ・ルスランが異世界の王様だということ。
行き来できないハズだったレミアム王国に飛ばされた日、ノリと勢いと縁談よけのために、ルスランの王妃バイトを日帰りで始めることに。

彼に片想い中の月子は、自分の恋心をこじらせちゃったりするのだが、そんな中、レミアムを揺るがす陰謀が動き出し!?
WEB発・日帰り異世界トリップ・ラブ!

主人公ののんびり具合にほのぼの読める

主人公のゆるさがすっごく良いー。読んでいてひたすらほのぼのしてしまった。
でもこれ、幼馴染っていうのはちょっと違くない? 幼馴染ってもうちょっと物理的に近い位置にいたもんじゃないかというか、異世界にいつつ鏡で毎日会ってたから幼馴染っていうのは……いや……幼馴染ってなんなんだろう……。

幼い頃から仲が良い人、あるいは物心ついたときからの顔馴染みなどを意味する表現。

とWeibo辞書に載っている以上、物心ついたときから顔は馴染んでいるだろうから幼馴染だろうが……うーん……どこか納得できないぞ……。

となりつつ、おそらくは幼馴染モノのお話。
仮花嫁モノではあるものの、主人公の月子は元々ルスランが大好きなので事情があるとはいえお妃様をするのはオッケー!だし、今まで来れなかった彼の国を来て眺めて遊べるのは楽しいのでハッピー!なので、読んでいて全然悲壮感もなければ不幸せ感もなく、ほのぼのしていてすごく楽しかった。

相手のルスランも、月子を恋愛相手として見ているわけではないが世界で一番大切な家族扱いなので、たしかに恋愛結婚じゃなくて愛結婚恋だよねー! でもそんなんでも幸せだったらいいんじゃないのかな。
ルスラン、最終的にあんまり月子を恋愛相手として見ていないのかな? と思わせておきながらほっぺちゅーなどしているので、これは……? これは? 恋愛相手だと思ったら一気にぐいぐい来るやつか? それとも月子に好きと言われたからそれに応じなきゃならないとおもって……いやそんなやつではないな……と、読んでいてちょっとびっくりした。

終盤の長台詞はついていけないけれども

恋愛ものという面ではかなりふわっとしていて可愛かったものの、終盤に突然月子の特殊設定が判明するだの長台詞を延々と話し続けるだののあたりは乗り切れなかった。
これが前半のゆるふわは後半突き落とすための準備でしたー!とかいうんならわかるんだけど、そうじゃなくて物語をたたむための急降下かな?という雰囲気だったので。後半突き落とすための準備といえば「あんたなんかと付き合えるわけないじゃん!ムリ!ムリ!大好き!」なんだけど、ああいう感じでもなかったし。

http://asai.wew.jp/wordpress/entry/2019/05/08/221335

あと、突然の長台詞は、舞台なんかでもこっちをうまく乗せてくれないと覚めるよな……。ああなんかめっちゃ喋ってて熱く見せたいんだね……という気分になってしまう。あんまりうまくまとめられないタイプの舞台でよくあるんだけど、この話のラストはまんまそれだった。残念。

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