「小泉花音は自重しない 美少女助手の甘デレ事情と現代異能事件録 (GA文庫)」高町 京

★★★★☆

あらすじ

私のチカラでメロメロにしちゃうからね、れー君!
突然変異によって生物に異能力が発現するようになって40年。俺は幼馴染の小泉花音とコンビを組んで、異能犯罪を取り締まるフリーランスの捜査官をしている、のだが……
「さあれー君、一緒にお風呂しよう。大丈夫、なんにもしないから!」
俺はなんでこんな変態とコンビ組んじゃったんだろうなぁ……
発電能力を操る花音は当代随一の能力者。俺たちの元には面倒な事件が次々やってくる。街の平和のため、そして因縁深いとある能力者を捜すため、俺たちは今日も街を駆ける!
「だってれー君、一人じゃ何にもできないんだから!」
ウザヒロイン×異能の現代バディアクション開幕!

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自重しない年上幼なじみ戦闘美少女との現代異能バトルラブコメ

まず書いておくけど、この本は2019/07/14現在Kindle Unlimitedに含まれている。
これだけじゃなく、GA文庫の新人賞受賞作4作全部。これって個人的にはめちゃくちゃすごいと思う。
KU入ってる人は試し読みの延長線ぐらいの気分で全部読んじゃっても良いんじゃないのかな。めっちゃ面白かった。

要素もりもり! 超盛りだくさん! ラブコメだけでも楽しいのに、ヒロインは押せ押せだし、幼なじみだし、バトルはあるし、バディだし、事件は血なまぐさいし、ラブコメだし、一緒にお風呂入っちゃうし、しかも○だし超最高盛りだくさん!
ここまで要素がたくさんだともうどこから読んでも楽しいな……。とにかく楽しかった。

タイトルに含まれている要素は全部みっちり入ってる。この中のどれか一つでも刺さる人は絶対読んだほうがいい。すごく楽しかった。

以下ネタバレあり。

もーヒロインの花音がめっちゃくちゃ可愛い!!
幼なじみヒロインはもともと大好きなんだけど、その部分の贔屓目含めても超可愛い。
主人公のこと好き好き大好き!と好意を一切隠さず一直線。ちょっと冷たくされたって全然気にしない。頭撫でたりパスタあーんしたり一緒にお風呂入ろうって誘ってきたりもーーーー可愛いかよ!!!!
タイトルにある通りの甘デレ、ごちそうさまでした。

それに対して主人公のれー君が若干どころじゃなく塩。ツンデレ少年と押せ押せ少女の組み合わせは最高。しかも幼なじみ。ごちそうさまです。

などと考えてたら、途中で動物が暴れる事件ではなく人間が動物になったということがわかり、ああこれはれー君もそういうことだな? と納得。
そりゃあ犬か猫かわからないけれども動物だったら据え膳食わねばも何も出来ないし、花音の一緒にお風呂入ろう宣言も理解。犬猫は動物嫌がるよね……。ということは、あんなシーンやこんなシーンは犬か猫の頭を撫でたり撫でくりまわしたりしているシーンなわけで。
それまで少年少女のイチャイチャで想像していたものが、一瞬で猫と少女のじゃれ合いイチャイチャ下僕風景になり、そりゃあ「れー君と愉快な仲間たち」も下僕の発言とすれば理解されるな……と妙に納得してしまったり。

終盤まで読んで、予想はしていたけれどもれー君人間態にテンション上がってしまった。
しかしそこで走れメロス状態(服を着てくれ、あのお嬢さんが困ってるじゃないか)が来るとは笑った。いや、ここめちゃくちゃ良いシーンでは!? 笑わせないで!? 全力でコメディにしないで!?

相手が少年ならアウトーーーーー! と言いたくなるようなシーンも、それが外見猫ならセーフってすごいよね。
いやちょっと待て、でも花音ってれー君のことを唯一ちゃんと人間として扱っていたから精神が崩壊せずに済んだとか言ってなかったか。つまり人間のときも二人してアレやってた可能性があるのか。大問題だった。

れー君が花音の好意をあんまりガチで取っていないと言うか、ラストに澪ちゃんに告られてときめいてたり、ちょくちょく琥珀さんに目移りしてたりしてたの、あれって花音からの告白をガチで受け取ってないからなのかな。だとしたらひでえ男だ。

全然続きも作れるような話で本当に面白かった。続刊にちょう期待。花音は頑張ってれーくんを完落ちさせてほしい。

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