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極道モノ連作短編
現代、お仕事、詐欺、何でも屋、任侠。
極道の実家に育った主人公が、強制的に何でも屋じみたことに首を突っ込んで義理と人情と任侠パワーとメイクの凄さを思い知らされる話。
お話3本の連作短編っぽいかんじ。
勧善懲悪っぽい感じかな? 勧善懲悪に極道を足して、他人から奪ったお金を取り返した上で自分の家の取り分も更に取り上げるような、そういう感じの話が多かった。そりゃそういうタイプの話だけれども。あんまり重い話ではないのでさらっと読める。
普段はごく普通のOLっぽい主人公が、メイクの力で極妻風に大変身! そして家のものや自分の迫力を利用し、悪いやつからお金を取り上げる! っていう、ある意味決まった中身なのだけれど、流れが面白いので楽しんで読めた。
とりあえず最強はオカンネットワークということでよろしいか。
恋愛要素はうっすら一応。個人的には堺さんや菅井さんよりも、主人公を気にかけている三塚を応援したいところ。続きもあるようなので楽しみ。