「かなりや異類婚姻譚 蛇神さまの花嫁御寮」未来視で視た未来を回避するため頑張るおもしれー女
夕鷺さんの小説(少女小説側)。少女小説側だと本当に可愛いんだよなあ! 一般小説だとあんなブラックなのに……。これは自分で制御出来ないタイプの未来視能力を持った少女が、視えたものを口にしては行けないというルールを守りながらどうにか回避しようとするお話。 バタフライエフェクトが起きる逆行モノ 未来視で視えたものは必ずそうなるとは限らない、また本人はどのタイミングで未来視が発生するかわからないので、未…
夕鷺さんの小説(少女小説側)。少女小説側だと本当に可愛いんだよなあ! 一般小説だとあんなブラックなのに……。これは自分で制御出来ないタイプの未来視能力を持った少女が、視えたものを口にしては行けないというルールを守りながらどうにか回避しようとするお話。 バタフライエフェクトが起きる逆行モノ 未来視で視えたものは必ずそうなるとは限らない、また本人はどのタイミングで未来視が発生するかわからないので、未…
可愛かった。子供っぽいツンデレおてんばヒロインと、子供っぽい従兄のお兄様(自称素人探偵)のミステリー少女小説。オレンジ文庫だけれどももともとはコバルト文庫だったようで恋愛色がものすごく強め。舞台設定が大正時代なのもあってラブコメというよりも少女小説というほうが雰囲気あってるのかな。どっちも子供っぽいから、ときめきとかそういう方向よりも可愛いなあというほうが強かった。 子供っぽい二人の恋愛もようが…
夕鷺さんの一般文芸。少女小説のかわいいお話が頭にある上で読むのやっぱりビビるな。前に読んだ一般文芸の死にたいあなたに男子大学生がお肉をごちそうしてくれるだけのお話も相当うわーーー怖!?なんで!?いやいやいや!?となったんだけれども、これもかなりびっくりした。パワハラ上司が酷い目に遭うザマァ系ホラー。あらすじにある『ちょっとブラックなお仕事小説!』は詐欺だよ!!!ドブラックだよ、会社も中身も!! …
結婚は二人のためにするものだけど、結婚式って誰のためにするものなんだろう。 3章のコンセプトブライダルの話が面白かった。結婚式自体は新婦のためのイベントだという認識があると思う。というか、前の巻でも新婦のために行うイベントなので家族が首を突っ込みすぎるなみたいな話がいくつかあった。けど、それだけじゃないんだよな。 新婦のやりたい森ガール的な(この表現古いな……)ブライダルは、新婦的にはすごく楽し…
課長は徐々に外堀を埋めていき、結婚プランナーとしての香澄の経験値も更に上がっていく4巻。今回は家と家の繋がりの話が多かったなー、というか話同士の組み合わせがめちゃくちゃにうまいなこのシリーズ。 小姑さんがうるさいお家のお話も、父親が結婚相手を気に入らなく思っているお話も、どちらも物語の根っこのとこは同じで「この人と結婚して家族になったら、この人の家族も自分の家族になるのだ」というポイント。彼氏の…
外見ブスと言われまくりながらも内面が超まともでいい人の香澄の前に現れるは、今度は外見ブスで内面もブスなフラワーコーディネーター、城ノ宮さん。リア充嫌いだし明るいキラキラしたこれから結婚しまーすな二人組みも嫌。持てる女も嫌いだし美人も嫌いと、この上なく結婚式場のフラワーコーディネーターに合わないタイプの人間だな……という彼女。会社側ももうちょい人選なんとかしろよ! と思ってしまった巻。 前の巻の財…
恋愛部分はノリきれないけれどもお仕事部分はアツいお仕事小説、Bの戦場2巻。 前の巻で主人公が仲を取り持った朝子さんらカップルの結婚式に、主人公が招待客として誘われるところから始まる今回の巻。とはいえ、結婚式にハプニングはつきもの。当然無問題でとは行かない。大ハプニングは発生してしまったけれど、それでも朝子さんのウェディングドレス姿や下河辺さんの優しさは本当に良かった……。1巻で自分なんてと言って…
「……じゃあ、その……久世、課長、は、わ……わたしのこと、か、か……っ、かわいいってっ、思っ、て、くれてるんです、か……」 こんなわたしの顔でも。可愛いと言ってくれる、あなたが運命の人ですか? 恥ずかしさにギュッと目を瞑る。頬が熱い。リンゴみたいに真っ赤になっているはずだ。 恐る恐る瞼を開け、上目遣いで課長を窺うと、彼はちょっぴり困ったようにはにかんで、そして言った。 「何言ってるんですか? 香…
極道モノ連作短編 現代、お仕事、詐欺、何でも屋、任侠。極道の実家に育った主人公が、強制的に何でも屋じみたことに首を突っ込んで義理と人情と任侠パワーとメイクの凄さを思い知らされる話。 お話3本の連作短編っぽいかんじ。勧善懲悪っぽい感じかな? 勧善懲悪に極道を足して、他人から奪ったお金を取り返した上で自分の家の取り分も更に取り上げるような、そういう感じの話が多かった。そりゃそういうタイプの話だけれど…