当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

「美少女にTS転生したから大女優を目指す! 1」姉が可哀想

★★☆☆☆

うーん、すごく全体的に微妙な部分が多い本だった。読んでいてそれでいいんかい部分がちらほら見られるというか。 毒親の影響でろくに惜しまれもせずに死んだ主人公が、目が醒めたら自分がほぼ生まれた頃まで時間が戻っており、しかも性別が女になっていた――という物語。転生というよりも、ただしくは逆行かな。記憶も精神もほぼそのまんま残したままの逆行なので、主人公の現在年齢は享年39+逆行してからの年齢となる。 …

「ガリ勉くんと裏アカさん 1 散々お世話になっているエロ系裏垢女子の正体がクラスのアイドルだった件」イキり中二病主人公を面白がれるかどうか

★★☆☆☆

私は全く面白がれなかった!!! 割とというかもはやテンプレとしてよくある『カースト上位のヒロインの本当の顔や秘密を俺だけが知っていてそれによって仲良くなるぜ』モノ。秘密の部分が彼女がエロ系(とはいえ下着姿までで中身と顔は見せていない)裏垢女子だったという内容。ちょっとした流れから主人公が彼女の秘密を知ったり、彼女を助けたりして、徐々に距離が近づいていく物語。というかラブコメのつもりだったんだ? …

「金星特急 1」壮大なプロローグ巻なのに不思議と面白い

★★★★☆

基本的に、そこそこ有名作家のシリーズ2作目以降に発生しがちな壮大なプロローグ巻もとい『どうせ2巻目も確約されてるんだからいい感じに謎ばらまいてキャラ設定だけ散りばめておこう、どうせ2巻も確定してるんだしこの1巻がそこまで売れなくても大丈夫』みたいなのが透けて見える本って好きじゃないんだよね。その1冊で面白くないので。という人間が「いやこれ完全にプロローグ巻でしかないしキャラ設定とシステム設定をし…

2022年買ってよかったもの

買ったもの

もう2022年終わって2013年始まった?そんなンいいんだよ。 大きめの机 リンク 今まで75×75のこたつの足を伸ばして無理矢理デスクの状態にして使っていたものの、そろそろ10年使用でガタが出てきていたこと、文字を書くと物理的にガタつくことなどが気になり新しいデスクを購入。幅100cmなので実質25cm横幅が増えただけとも言えるが、もう絶対前の机には戻れないですね……という状況。キーボードの横…

「警視庁アウトサイダー3」見事大団円の完結

★★★★☆

シーズン1のクライマックスからの大団円。今まで続いていた蓮見の父親の冤罪事件がこの話で片がついた。 窃盗からの日本酒サークル事件にて、マル暴の捜査方法でどぶろくのやり取りをうまく見つけて証拠を得るまでの架川のやり口が見事。1巻からずっと所轄じゃやらないような思考や行動で証拠を見つけ、蓮見がそこから推理とひらめきで事件を解決するという流れが完全にテンプレート化しているものの、毎回やり方が変わるので…

「警視庁アウトサイダー2」キャラが少しずつ深掘りされていく2巻

★★★☆☆

前からちらっと出てたりする架川の娘さんが出てきたり、なんとなく日和見っぽさというか問題起きないでほしいのかなと思える課長・矢上の熱い部分が見えたり、蓮見が追いかける事件の発端である父親に架川が会いに行ったりする2巻。 個人的に読んでて面白かったのは、某何かの人気マンガを題材にしてるのだろうと思われる作品の偽アクキーの出どころ探しをしたりする1話目。自分が2.5も追いかけるタイプのオタクなので、天…

「警視庁アウトサイダー」マル暴に戻りたい刑事とワケあり刑事のバディもの

★★★★☆

今度実写化するからかな?BW読み放題とKindle Unlimited読み放題に入っていたので読んだ。 https://www.tv-asahi.co.jp/outsider/ 同作者の作品だとインディゴの夜の印象からミステリー物の印象はあったけど、そういえばさくらだもん!だとか、ここしばらくは警察物ミステリー多かったな。 バディものとしての王道の、最初は相反する二人が何らかの目的で共同で動いて…

「勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録」一芸に秀でた一癖も二癖もある者たちとの防衛戦

★★★★★

えーやばめちゃくちゃ面白かった!!! ファンタジーの世界で、皮肉げで素直じゃない主人公が《女神》という人格を持った兵器のような少女と契約してしまう。しかし主人公は過去に《女神》を死なせた罪で、死ねない刑罰たる勇者刑に処されていた――というダークファンタジー。 頼りになるようなならないような仲間たち 頼りになるようなならないような一芸に秀でつつも一癖も二癖もある仲間たちと、どう考えても絶望的な防衛…

「水の後宮」自白で吐かせる主人公と証拠を第一とする女性の対立が良い

★★★☆☆

姉の死の真相を求めて後宮に入り込んだ主人公が、とあるお偉いさんに好かれて事件解決に引っ張り回されるミステリー。面倒くさそうな雰囲気を出しつつも誰かが不幸になるならばと事件解決に動く主人公のスタンスが好み。もともとが商人だった故に人間心理方面から解決しようとするという事件解決方法も彼女の生い立ちや性格と合っていて、読んでいて面白かった。 主人公を事件に引っ張り込む狸才人は、たしかに誰かが不幸になる…

「御執事様の仰せのままに」

★★★☆☆

三度の飯より飯を作るのが好きだったんだ!?あらすじコピペしてて初めて知ったよ。親と暮らしている頃から作っているから作業として好きなんだろうなとは思えていたけれど、まさかそこまで好きとは思わなかったよ。 物語の出だしテンプレとしてはよくある、完全庶民派の主人公が実はさる富豪の血筋の人間で、突然上流階級に放り込まれたが主人公の庶民性は抜けないし、付き従う執事はそんな主人公の庶民性を歯がゆく思うという…

「江戸落語奇譚 寄席と死神」

★★★☆☆

江戸の落語に関する怪異のみ見える落語家と、少し気弱で怖がりで何かしらの特定条件のときのみ怪異がほんのりわかる大学生がコンビを組んで、発生する江戸落語絡みの事件を解決していくふんわりした物語。個人的にはあんまり刺さらなかったというか、全体的に刺そう刺そうとしている感が強すぎてそれで逆にうーん……?となった感覚があったかも。 まず気になった点として、主人公である大学生が怪異を見えるときの条件がよくわ…

「EAT 悪魔捜査顧問ティモシー・デイモン」そうだよこれだよバディの醍醐味

★★★★☆

そうだよこれだよバディの醍醐味。反発しあう二人が事件を通して次第に距離を縮めていき、相手への理解を深め、最終的には息が合った相棒となる。そうだよこれ。これだよバディの醍醐味は。そういう意味で100点満点、マジ最高の物語だった。 警察官であった主人公は、怪物じみたなにかに襲われて自分以外が全滅、自分も大怪我を負ってかろうじて回復した状況。そんな彼は当然、面倒を見ることを認めさせられたとは言え、人食…