異世界からJK転生した元妹が、超グイグイくる。 1 (HJ文庫) はむばね

★★★☆☆

あらすじ

平野庸一は、異世界からの転生者である。
だが彼は、前世の冒険者生活のことは黒歴史として封印し、現代でごく普通の学生生活を送っていた。

そんなある日、彼の前に転入生の美少女JK・環(たまき)が現れる。
なんと彼女は、天才魔術師にして「お兄様大好き!」な、前世での「妹」が転生した姿だった!
 
「現世では、兄様との血の繋がりは消滅! もはや『血縁負けフラグ』はあり得ません!」
「……いや、しょせんお前は妹だし」

超ブラコンな元妹がグイグイ迫る、超ハイテンション・ラブコメ!

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前世で妹だろうと現世は血縁がないからくっついてもいいじゃない!という妹

で考えてたんだけど、兄妹で恋愛することに対する拒否感情ってどこからくるのだろうか。
血縁関係があって問題があるのって子供の遺伝子関連ぐらいのことで、なら避妊の上での性行為のみするならば問題ないはず。
幼い頃から一緒にいた相手と恋愛が出来ないというのならば、幼馴染との恋愛だってNGだろう。
じゃあ兄妹で恋愛するのは何が悪いのか。

結局のところ私には「なんとなく悪い」「うまくいえないけど血縁だから」としか言いようがないんだけどどうしたらいいんだろうね。

閑話休題。
この物語は、前世で兄と妹だった関係の二人がメインの組み合わせ。
妹は勇者とともに魔王を倒す旅をしていた。魔王を倒す際に兄も死んだために転生魔法を使い、転生したのが現代日本。
現在では魔王・勇者と楽しく暮らしていた兄を偶然妹が発見し、前世から引き続きのブラコンを発揮させ、兄様結婚しましょう兄様好き好き好き好きとアタックし始める――という物語。

で、前世では兄妹だった二人が恋愛するにおいての問題って、やっぱり『前世で兄と妹だった』の一点に尽きる。
前世で兄妹だったから恋愛してもらえない――と思っているのは妹だけ。
兄としては妹に持っている感情は家族愛だったから恋愛にはならなかった。
現世でも兄は前世妹を妹として見ているので恋愛感情にはなりようがないんじゃないのかな。
いくら妹が「楽園へ行きましょう! エデン! ラブホテル・エデンへ!」と迫っていても、前世妹である以上それらをすべてスルーしてしまうのではないか。だって彼女は「」だから。

などと思っていたので、主人公が終盤妹に対して恋愛感情を持ち始めてものすごくびっくりした。
いやいやいやいやお前今まで妹と思ってたじゃん!? 妹と思ってたじゃん!? 妹に恋愛感情抱けるの!? 今は血がつながってないから!? 血の繋がりってそんなでかいの!? 血の繋がりがあるだけで恋愛感情を持てなくなるの!? むしろ血の繋がりが今は無いとさえ思えれば、今まで妹としか思えなかった相手に性的欲求を抱けるの!?

ひたすらめちゃくちゃびっくりしてしまった。
兄妹ってなんなんだろう。何故兄妹だと恋愛できないんだろう。何が原因なんだろうな。
しかも恋愛感情を抱くためのタイミングがあまりにふわっとしていて、実際に恋に落ちるなんてたいていこういうタイミングでは有るけれど、だけどもうちょっと! なんか! あるじゃん! と思ってしまった。
今まで妹だと思っていた相手の印象が変わるタイミングがこんなん!?!?!?!?!?

異世界転生としてのギミックが面白い

異世界転生(日本へ転生)モノとしては面白かった。
特に魔王のギミックが効いてる。ここ好き。ここだけ先が見たい。

魔王・勇者・勇者のパーティ仲間と揃っている現状ながらも、現代日本では全員花の女子高生。
仲良くキャッキャキャッキャとしているのが可愛い。

というかねーーーーーーー!!!! みんな主人公が好きなのはいいんだけど、そこはおいといて、主人公が妹に対して恋愛感情をじわじわ持ち始めている現状で、自分の恋が破れるかも知れなくてもそれでも友人である妹と好きな相手である主人公に幸せになってほしいからと背中を押す勇者と魔王が! 可愛くて!
こういう敵に塩送っちゃうタイプのキャラ大好き。恋敵だけど友人でもあるというポジションが超好き。最高に良かった。

この作者さんの本を読むのは多分処女作以来かもしんない。

なんだっけ、確かイラスト一枚から物語を連想して書くやつ。
藤原ここあさんの絵があったのは覚えてる。懐かしいな。
良くも悪くも物語の方向性というか雰囲気が代わってないなーと思った。

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