「継母の連れ子が元カノだった 昔の恋が終わってくれない」甘酸っぱさとどうしようもなさと距離感のバグで悶える

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こんな人におすすめ
  • 別れたカップルの微妙な距離感が好きな人
  • 絶妙な甘酸っぱさが見たい人
  • ひとつ屋根の下的シチュエーションが好きな人

甘酸っぱさとどうしようもない距離感

バグる。脳がバグる。

基本的にはタイトル通りの物語。
数ヶ月前に別れた元カノが、義母/義父の連れ子として目の前に現れたという物語。

あーーーーーーもう、甘酸っぱい、甘酸っぱい甘酸っぱい甘酸っぱい。

読んでいる限り、おそらく二人はまだ互いに完全に嫌っているわけじゃないんだな、ことあるごとに可愛いとか格好いいとか思っているあたり、完全に嫌いになったわけじゃないんだなという距離感。
その状況でひとつ屋根の下。親たちはイチャイチャしている。
ひとつ屋根の下だから当然隣の部屋にいる。何かあったら音が聞こえる。使う風呂は一緒。おんなじ家にいる。

あーーーーもう、甘酸っぱい。ひたすら甘酸っぱい。

明確に相手に好きと言えるわけがないし、最後は不仲で別れた二人。
現在では顔を合わせれば言い合いをするぐらい不仲っぷり(親の前では隠してるけど)。

「どうして私が、あなたなんかによろしくされないといけないわけ?」
「知るか。僕だって君なんかよろしくしたくない」
「そういう受動的なところが嫌いだったのよ、クソオタク」
「そういう自分勝手なところが嫌いだったんだよ、クソマニア」

この距離感。でも相手に対して好意は残っていて、けれども明確にはしていないこの距離感!

最高。最高に甘酸っぱい。

しかもこれ、互いの視点から読める。
だから結局まだ互いに未練たらたらなとこが読める。最高。やばい。
相手の下着にまつわるあれこれがヤバすぎて笑ってしまった。それはあかんだろ。あかんけど、互いに腹を全部晒しているあたりが強すぎて笑ってしまった。ああもう可愛い。

『家族』の距離感

個人的にツボって仕方なかったのが、呼び方の箇所。

「もう、これ以上、耐えられない――私はいつまで、あなたに『結女さん』だなんて、下の名前で気安く呼ばれ続けなきゃいけないわけ?」
 僕は眉をひそめる。こいつ相手に不快感を隠す必要はない。
「僕も呼ばれてるんだが? 『水斗くん』って」
「自分が呼ぶのはまだマシなの。あなたに下の名前で呼ばれることに耐えられない。付き合っ――中学生の頃ですら、許してなかったのに」

付き合っている頃すら名字でしか呼び合わなかった二人が、別れてから、『きょうだい』になってから名前で呼び合うの、もう悶絶するぐらいに可愛い。

そして、互いにきょうだいになってからのほうが遠慮なく物事言い合える感じで気安くなって、それがまた距離感を縮めるのに役立っているのがまた。
多分あの頃より今のほうが相手に対して近いよね。恋愛感情は無いと思っているけれども。

この作者さんの作品は、以前読んだウイッチハント・カーテンコールがめちゃくちゃ合わなくてもう無理かなーと思ってたんだけど、TLの評判に乗っかって読んでみて良かった。めっちゃいいラブコメだった。

これもめっっっっちゃくちゃ甘酸っぱかった!!!!!
学生同士の絶妙な甘酸っぱさは最高。

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