「やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中4」ジルのご一家vsハディスご一家大乱闘

★★★★☆,ビーンズ文庫バトル,ファンタジー,両思い,付き合ってる,兄弟,家族,恋愛,戦闘

やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中4

やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中4

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あらすじ

6年前に時が戻ったジルは、ラーヴェ帝国皇帝ハディスと、結婚の許しを得にクレイトス王国へ向かう。だが真の目的は――未来の開戦を避ける和平交渉!
そんな王国で待ち構えていたのは、前世の首謀者で元婚約者のジェラルド王子。意外にも和平に乗り気で喜ぶジルに、納得しないハディスは婚約破棄を突きつけて!?
 「もう君は竜妃じゃない」「いい度胸だ、あの馬鹿夫!」
今世の恋は絶対諦めないから――最強令嬢、人生やり直し!

シリーズ: やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中

ジルの実家に結婚について伝えにいくお話――のはずだったのだけれども、途中から全力でジルのご実家vsハディスのご実家大乱闘が始まって笑っちゃった。とうとう出てきたジルの家族たちみんなキャラが濃すぎる。

必ず最後に愛は勝つ

うわーーー今回も盛り沢山だった。ジルのご家族の様子ってもともと少しだけれどもジルの台詞からわかっていて、なんとなく脳筋ヤバ盛りだくさん一家だろうというのは想像ついてはいたのだけれども、こちらの予想を余裕で越えてきたな……。領地の皆さんまで戦闘大好き!バトル大好き!な人々なの面白すぎる。戦闘民族しかここには住めないのか?と思ったが、実際戦闘民族以外は他のところに越していくし戦闘民族は噂を聞きつけてやってくるので戦闘民族しか残れない地域なんだろうな。防衛の最前線でも有るし。

ジルのご実家への挨拶やジェラルド・ルーファスの思惑が絡んだ今回の巻。前々から個々人の思考がかなりめぐらされているとは思っていたけれども今回も相変わらずそうだった。ジルの両親や兄弟たちがジルへハディスへの不信感を植え付けた上で、ルーファスが現れて波乱を巻き起こす。仲が悪そうなジェラルドとルーファスの父子は実際は自国のために一致団結して動いている。ハディスが竜帝という立場でジルが敵対国の人間という立場故に、結婚を認めてもらうといっても一筋縄じゃいかない状態すぎて、本当にこの二人の恋愛波乱万丈だな。ただでさえ竜帝と竜妃という立場もあり、更には女神まで関わってきているというのに。

ジルがハディスの愛を疑っちゃったために拗ねて(もっと言い方あるでしょ!!)ジルを竜妃ではないとして置いていくハディス。竜妃の力も神器も失ってしまってただの少女(※めちゃくちゃ強い)になってしまったジル。どうなるのかと不安だったけれども結局拳で大勝利! 必ず最後に愛は勝つ!! で終わったの良すぎたよ。そして大乱闘状態をまとめるためのジルのやり方も、軍神令嬢として第一線を駆け抜けてきたからこそ思いつくことができる丸く納めるための方法で納得。

一家総出の大バトル

今回って中盤からジル一家vsハディス一家(兄弟?)の大バトルになったの面白すぎる。「娘さんを僕にください!」拳ドゴォンは面白すぎるし、敵対国な理由もありご家族巻き込んでの一大バトルになるのも無茶苦茶すぎる。それもこれもジルのご実家が戦闘民族なのが主な理由なんだけど! 戦闘能力ではハディスにはギリギリ劣るも相当強いエリンツィアと対等に渡り合うジルの兄貴が化け物過ぎて笑ってしまった。しかもエリンツィア煽りよるし。怖いもの知らずにも程がある。
そして戦闘能力が無いにも関わらずメンタルもフィジカルもめちゃくちゃ強いルーファスと渡り合ったナターリエが強い。前の巻でも出ていたけれども、彼女もともと精神性がかなり強いよね。自分にはなにもないと言っていたけれどもそんなことない、めちゃくちゃ強い。

晴れて結婚の許可を得てついでに戦利品としてジェラルドをお持ち帰りすることになったジルとハディス、次巻がどうなるかすごく楽しみ。

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