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「放課後、ファミレスで、クラスのあの子と。 (電撃文庫)左リュウ」大掛かりな事件が起きるわけでもないのに気付いたら読んでしまう物語

面白かったー!どこが面白かったとかこのシーンが良かったみたいなのはまるで出てこないし起伏も少ないのに、でも読み終わって出てくるのが「面白い話だったなー」というすごい不思議な小説だった。 家に帰りたくない者同士、ファミレスで駄弁る 母親が再婚して新しく1個下の義妹と父親が出来て家に帰りたくない主人公・成海と、芸能人をしていて何でも出来る完璧な姉と比較されるのが嫌で帰りたくないヒロイン・加瀬宮が、帰…

「週末同じテント、先輩が近すぎて今夜も寝れない。 (GA文庫)蒼機純」知的好奇心旺盛系インドア男子、興味を持ったことは調べずにはいられない

面白かった! インドアだけれども興味の持ったことは知りたくなるタイプの主人公・黒山が、わかるわかるそういうやついるよねと思えて好感度高かった。「キャンプは面白い」と言われて興味を持った黒山が、インドアなのに徐々にキャンプにのめり込んでいく様が「わかる~!」となって面白かった。先輩との恋愛面も可愛いし、けれども先輩への恋でキャンプにハマっているわけではなくそこへの魅力はまた別で、その加減が読んでい…

「孤独な深窓の令嬢はギャルの夢を見るか (電撃文庫)九曜」穏やかな恋愛最高すぎる

面白かった! クラスで人気のあの子の秘密を俺だけ知ってしまった系ではあるんだけれども、主人公の取るヒロインへの距離感が絶妙で、読んでいてあーーーこれは好きになりますわ……と何度も思ってしまった。この先の二人がどうなるか楽しみすぎる。 クラスの可愛いあの子と秘密を俺だけが知っている クラスで浮いている主人公・赤沢が夜にコンビニに行って偶然見かけたのは、深窓の令嬢的クラスメイト・野添。普段の学校での…

「すまん! クラスで人気の文学少女がスカートを短くしたのはオレのせいだ (ファンタジア文庫)ヰ森 奇恋」パブリックイメージからの脱却の物語

文学少女のパブリックイメージを押しつけられていた少女が自身のパブリックイメージから抜け出すための話であり、女殴ってそうという印象を持たれていた主人公がそれを抜け出す話でもある。他者から向けられた印象から脱出する話としては面白かったんだけど、ラブコメとして見るとヒロインがアホの子かつ都合の良い子すぎてなんだかなーと思ってしまった。でも本当にパブリックイメージからの脱出の物語としては面白かった。 押…

「君と笑顔が見たいだけ (ファンタジア文庫)新田 漣」好きな子に笑ってもらいたい!その一心から漫才始める物語

好きな子のために頑張る主人公は最高!……と素直に言うには途中で物語の流れが変わるものの、それでも変わった先含めて面白い話だった。ただ、漫才自体は小説の題材とするには難しいのかもとも。このあたり他にも漫才ネタ小説読んでみたいな。 普段はツッコミ気味少年、恋愛でだけ全力でボケ 面白いものが好きっぽいんだけど全然笑ってくれない瀬音に笑ってもらうためにバカやってる市井。そんな市井が漫才大好きだけど変人で…

「青春マッチングアプリ 1 (HJ文庫)江ノ島アビス」二人っきりで秘密のミッションこなしてりゃ距離も縮まるし恋も生まれるよ最高か

ネットに転がっている野良アンケに答えたところ、スマホに勝手に青春マッチングアプリなるものがインスコされて、クラスの美少女とともにクリアしていくうちに距離が縮まるストーリー。へんてこアプリの出すヘンテコミッションをクリアしていくうちに相手を知って徐々に本心から好きになっていく二人の変化がとにかく読んでて愛おしい。こんなん最高。 へんてこミッションをこなしていくうちに距離が縮まっていくラブコメ こん…

「嘘つきリップは恋で崩れる (GA文庫)織島かのこ」コンプレックスや問題解決をしていく、静かな恋愛小説

あらすじ通りの内容なのに、読後の感覚が全く違う あらすじを読む限り、距離なしでぐいぐい来るヒロインとやれやれ言いながら付き合う主人公が一緒にいるうちに恋仲になっていく物語だし、実際中身自体もかなりそう。なのに想定されるテンプレ内容とはかなり違って感じるのはなんでなんだろうな。 ヒロインである晴子は、お一人様でありたい主人公・相楽にグイグイ来る。互いに記憶にはほとんどないが同じ高校の者同士。晴子の…

「理系彼女と文系彼氏、先に告った方が負け2」綺麗に終わってるけれども

理系彼女と文系彼氏の偽装カップルが両片思いしつつなかなか素直になれないまま「告白してくれてもいいんだぞ」「告白してくれてもいいんだけど?」と内心やりまくっている話の2巻。物語としては綺麗におわっているけれども、続けようと思えばいくらでも続けられる題材故に打ち切りかな?とちょっと思っちゃった。 二人の初対面から仲が深まっていくまでが描かれる うーん、丁々発止のケンカップルが口ではああだこうだ言いつ…

「俺の前では乙女で可愛い姫宮さん」人間性ヤバヒロインだけど結局は割れ鍋に綴じ蓋

乙女ってなんだろうな……と思いながら読んだ。 主人公に勝手に理想を押し付けて落とすためなら痴女行為も厭わないやべーヒロインすぎて、読んでてこいつやべーわ(笑)しか言えなかったけど、最終的に主人公もかなりツッコミどころが多くて割れ鍋に綴じ蓋と思えたのでまあ良かった。 このヒロイン、やばい 学校では王子様みたいなイメージで通っているヒロイン・姫宮さんが実は甘いもの大好きで、ナンパにあっているところを…

「理系彼女と文系彼氏、先に告った方が負け」もう面倒くせえ!お前らはやくくっつけ!!

捻くれ者ながら頭の良い文系トップの少年と理系トップの少女が、周囲の勘違いから世間体を保つために台本に沿って偽装カップルをする話。双方相手を憎からず思っているのが()多様のおかげで伝わってきまくって、もう面倒くせえ!お前らさっさとくっつけ!!ってニヤニヤする可愛いラブコメだった! 素直じゃない二人のやりとりがてぇてぇ…… こういうのどうしてもかぐや様は告らせたいを連想してしまうし実際素直になれない…

「白百合さんかく語りき。」カプ厨少女二人のナマモノ幻覚カプ語りから突然忍者が出てくる。何だこの話は(困惑)

女子高生二人が、男女も百合も問わずカプ語りするお話であり、同時に片方の女子がもう片方の子に片思いしている百合小説でもある。とはいえ、なんか途中からすげー変な話になったな……? 前半と後半でまるで違う話が展開 前半は女子高生の永遠とリリがカプ厨として他人を眺める物語。周囲にいる人の関係性や仲良している男女、女女を勝手にカップリング妄想して設定を付け加えて語り合う。第三者視点から他人の恋愛模様を見る…

「二番目な僕と一番の彼女」前半のイベントスキップしないで

中盤~終盤の展開は好きなんだけど、前半の展開が好みじゃなくてどうにもうーん……となってしまっ3た。 イベントが華麗にスキップされる前半と、イベントが描かれる中盤~終盤 しゃがみこんでいるクラスメイトの千夏に声をかけたところ、彼女は捨てられた子猫を見つけてどうしようか困っている最中だった。子猫を連れて行く病院を手配し子猫を自宅で保護すると決めて、自宅へ猫を連れ帰り、ついでについてきた千夏に「自分を…