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「おでん屋春子婆さんの偏屈異世界珍道中 1」現代日本おでんを食べた異世界人たちの群像劇

ウェブ書籍化作品。1話1話が気軽に読める短さで良かった。電車かなんかに乗ってるときにふらっと読みやすそう。物語の内容としては、現代日本が舞台でも全然いけそう。珍しいところに出没するおでん屋でおでんを食べてなんとなくいい感じになるサラリーマンや小学生の話とかでも全然行ける気がした。それがそういう現代日本じゃなくてファンタジーだからおもしろいっていう物語ではあるんだけどね。 お狐様の像にお供物をする…

「本物の聖女じゃないとバレたのに、王弟殿下に迫られています」聖女としての能力はないが、コールドリーディングでやってく強い主人公が格好良かった

タイトルから溺愛系かと思いきや、中盤までは対立している物語で良かった……と言おうとしたらいきなり惚れたのでびっくりした。どちらかというとわたしは対立している二人が理解し合って徐々に距離を詰めていくのが好きなので、いきなりばっと落ちるのはあまり刺さらないのでそのあたりが合わなかったかも。主人公が王弟殿下に惚れるのも、なんかすげーいきなりだったなという印象が強かったかも。王弟殿下が主人公を好きになる…

「陛下、心の声がだだ漏れです!」クーデターおこされたんなら3ヶ月もラブラブ新婚生活するな

あんまり合わなかったなという印象が強かった。 強制的に嫁がされた主人公が、旦那の心の声が聞こえてしまい、それのせいで彼が自分に(顔に出さないままに)ベタ惚れなのを知ってしまう、というお話。無表情、むしろ強面の旦那が内心自分を可愛い可愛い尊い状態で褒めまくっているのを聞いて、それで絆されて好きになっていくのは物語としては面白い。割と良くあるみんなの大好きシチュエーション、本人に知られているとは知ら…

「魅了魔法を暴発させたら破邪グッズをジャラジャラさせた王太子に救われました」ラブもコメディも満載で終始楽しく読めたラブコメ

とにかくキャラクターが魅力的。良い意味で悪役がいなくてみんないい人。まさにラブコメ!って感じの、ラブとコメディ満載で読んでて最高に楽しかった。 もはや魅了魔法のせいでろくな学生生活もできずことあるごとに片っ端から告白されまくる主人公が、ここまでくると完全に面白の域に達してる。婚約者持ちの男子生徒から告白されてそれを彼の婚約者に見られて修羅場かと思いきや、男女問わず作用する魅了魔法によって婚約者(…

「嘘と詐欺と異能学園2」詐欺とハッタリで乗り切る話、面白くないわけがない

前の巻以上に面白くしてくんのなに!?めっちゃ面白かったヤバかった。 エマに完全に引っかかった 前の巻のラストで口に棒付きキャンディ咥えた女というあたりでエマか? でもこの作者そんなストレートにやってくるか? と思わせて、2巻冒頭で完全にエマであると確信させてくるのうわー面白すぎる。天真爛漫、騙されやすくて可愛くて素直で誰もに真っ直ぐなエマが、学園長の手下たる学園の犬か? でもそんなことある? と…

「嘘と詐欺と異能学園」無能力者による口八丁手八丁のジャイアントキリング

あーーー好き、こんなんめちゃくちゃ好き、大好き。超面白かった。 能力のない人が能力のある人に勝つ物語は絶対に面白い 戦闘能力的に最下位というかそもそも戦闘能力自体がない主人公が、それを隠して異能を持った人間たちを片っ端から倒していくという展開が面白くないわけがない。無能なナナとかそっち系のカテゴリの物語。 主人公が息を吐くように嘘をつくので日常のシーンからも詐術のうまさやこいつの言葉は信じてはい…

「種付けおじさんの異世界プレス漫遊記」時間停止スキルは犬は何故か止まれない

エロいとはいえ下ネタメインなのでほぼギャグ ゲンジのスキルがほぼ全部AVや下ネタが由来のものばかりで笑ってしまう。一番ツボったのは時間停止スキルだよ。犬だけは動けるの注釈がある時点で絶対笑うでしょうこんなん。 「――《時間停止》」 その瞬間、俺はレベルが爆上がりしたことで覚えた新たなスキルを発動させた。 数秒ではあるが犬以外の時を完全に止めることのできる範囲結界スキルである。 何故犬だけ止めるこ…

「勇者パーティーを追放された精霊術士1 最強級に覚醒した不遇職、真の仲間と五大ダンジョンを制覇する」自分が追放モノ合わないと再認識させてくれた

ただざまぁされるためだけの存在の雑さ ここまでただの徹頭徹尾同情もできなければ感情移入も出来ない憎まれ役のクズキャラとして描かれる追放パーティ組と、他者からの評価がマジでなんにも一定して無くてシーンごとに変化する主人公ってなんなんだ。これ面白いの? 私が追放モノをほとんど読んでないので面白さが理解できないだけなのかな。 舞台装置レベルのキャラクター性しかない追放パーティメンバーへのざまぁがここま…

「毒の王 1 最強の力に覚醒した俺は美姫たちを従え、発情ハーレムの主となる」主人公は魅力的、ヒロインは……

すっごい微妙な本だった。主人公が好みなのに、ハーレム要員の女キャラが全く好みじゃないときって困るな。 主人公、山賊に攫われたのが男でも女でも等しく助けてくれたんだろうなって思えるあたりや、獣人だったら男だろうと女だろうと庇おうとしてくれるだろうなってあたりがすごく好き。ただ女キャラ3人いて全員好みになれねえ~~~くっ殺ドMスパンキング要員女騎士、お前別作品にもいそうと思ってしまった。 人として良…

「嘘つき皇后様は波乱の始まり」キャラがみんなその立場の理由と行動があって筋通ってて面白い

キャラクターの立場がそれぞれあるのが面白い 政権争い部分は上皇が言えばなんとかなる的なふわっと感はありつつも、話として緊迫感はあるし、この人はこの立場、この人はこの立場とわかりやすいながらも立場的にその人敵対しちゃうの~~~!?みたいなのもガンガン出てきて面白かった。 特に女装皇后の双子の姉。わたしも読んでる最中はてっきり彼は双子の姉を敵対国に嫁がせたくなく守るために自分が嫁いだのかなとも思って…

「全肯定奴隷少女:1回10分1000リン」愚痴を吐くのは悪いことじゃないって肯定してくれる

面白かったー! 表紙とタイトルからして女の子に全部肯定されてちやほやされる物語なのかな?と思いきや、愚痴吐きにも方法が必要だったり、時と場合によっては否定もするというスタイルで、最後はじんわりと感動したお話だった。 愚痴を吐くのは悪いことじゃない 全肯定奴隷少女ちゃんは愚痴を吐くのも良いことなの!と肯定するの!じゃないけれど。 教会のお姉さんがわかりやすいんだけど、愚痴を吐くこと自体は悪いことじ…

「聖女ヴィクトリアの考察 アウレスタ神殿物語」ファンタジーと思わせ正統派に推理の物語

めちゃくちゃおもしろかった!!冒頭から霊が視えるという能力持ち主人公の追放モノと思わせて、かなり正統派に証拠を揃えての推理ものになっていくのがもうめっちゃ面白かった。ファンタジー部分も推理の要素の一部分でしか無く、物事を一気に解決する必殺技に使われるわけでもないのが面白かった。 『真実』を見抜く主人公 物見の聖女という名前を賜り、しかし霊を視ることぐらいしか出来ない、しかもたった今聖女の立場を奪…