「種付けおじさんの異世界プレス漫遊記」時間停止スキルは犬は何故か止まれない

★★★★★,Mノベルスハーレム,バディ,ファンタジー,両思い,恋愛,男女バディ,異世界転生,異世界転移

あらすじ

孤独死してしまった男は女神ニケに「動けるバージョンの種付けおじさん」に転生させて欲しいと願い、自らにゲンジと名付けて転生した。
ニケは上司の女神にお目付け役としてひよこの「ぴのこ」にされてしまいゲンジと行動をともにすることに。転生したゲンジはギルドの受付女性シンディに告白するが、強い男が好きと断られてしまう。
そこでゲンジはシンディに種付けするため、ギルドで噂になっている最強の黒竜討伐へ向かうことに――。
弱きを助け、強きを挫き、好みの女性はものするという心優しきおじさんのエロコメファンタジー開幕!

エロいとはいえ下ネタメインなのでほぼギャグ

ゲンジのスキルがほぼ全部AVや下ネタが由来のものばかりで笑ってしまう。一番ツボったのは時間停止スキルだよ。犬だけは動けるの注釈がある時点で絶対笑うでしょうこんなん。

「――《時間停止》」
 その瞬間、俺はレベルが爆上がりしたことで覚えた新たなスキルを発動させた。
 数秒ではあるが犬以外の時を完全に止めることのできる範囲結界スキルである。
 何故犬だけ止めることができないのかは世の不思議だ。

そして下ネタがガンガン繰り出されるけれども、それに対してゲンジを召喚した女神ニケがいちいち全部ツッコミを入れてくれるからこそ面白い。こういうの、ボケ倒したりヒロインが全肯定してたら多分面白くなくて、ボケとツッコミのテンポの良さや面白さが大勝利してる。

「だから俺は次の生でとにかく多くの人々に囲まれたいと思った。俺を慕ってくれる優しい人たちに囲まれたいと」
「……それが〝種付けおじさん〟ですか?」
「ああ、そうだ。ゆえに俺はこれからゆく剣と魔法の世界とやらで、かの大奥が如く三千以上の女性を囲い、それぞれと子を生すことを決めた。もちろん人間だけでなく、エルフに獣人、魔族などとも子を生すつもりだ。ゴブリンに孕まされる女騎士はいるが、ゴブリンを孕ませる種付けおじさんはいまい。そんなおじさんに、私はなりたい」「いや、なんかちょっと最後文学っぽく締めてますけど、普通に言ってること最低ですからね? というか、ゴブリンもイケるってどういうことですか……」
「まあ〝種付けおじさん〟だからな」
「いや、だからなんなんですかそのおじさんは……」

転生付近のこの会話のテンポですでにやられた。

種付けおじさんでありたいからこそ小太りの小汚いビジュアルのままで、でも身体能力と精力と下半身の武器の性能向上拡大化、そしてケツ毛の処理と肌のもちもち感を望んでくる主人公、こんなん女神も初めて出会っただろ。というかそうそうこんな生き物出会わねえよ。

主人公が好感度高い

種付けおじさんことゲンジが無駄に強く真っ直ぐ(曲がり切って逆に180度回転したのかもしれない)な信念を持って種付け行為をしようとしてて、なんかそこまで来ると笑っちゃう。自称光の種付けおじさんなので絶対に相手の子が合意を得なければやらないし、相手の子を気持ちよくさせるという強い信念がある。信念の向かう先性欲だけど。そういう無駄な真っ直ぐさがギャグになっててひたすら笑えてしまった。

個人的にはハーレムでも受け身でハーレムが何故か形成されている物語よりも、自主的にハーレムになってくれ!俺を好きになってくれ!俺はお前が好きだ!と突っ込んでいくキャラのほうが好きなんだよね。その点でもゲンジは己から「ママになってくれ!」とグイグイ行くし、相手に好かれるために突っ込んでいくし、好きになってもらうために行動をするタイプの主人公でツボだった。
自らぐいぐい挑んでいき好きになってもらおうとする主人公、まあめっちゃ好きなんだよ。そういうキャラが出るとどうしても好感度が上がってしまうし本自体の評価も馬鹿上がりしてしまう。

でも作中のエロシーン、一応物語としては大事だろうしゲンジの転生理由であり願いでもあるんだけれど、それ以外の部分のほうが面白すぎてエロパズルゲーのクリア後CGエロみたいな感じがある(わかりづらいたとえ)。ここまで頑張ってきたのはこのご褒美エロのためではある、ためではあるんだけれどもそれ以外のほうが面白くなっちゃってんだよ……という。steamでMirrorをプレイしたことある人ならわかると思うんですけど……。

ヒロインはぴのこ、おまえだ

出てくるハーレムに入る女子キャラは全員さほど魅力が無く、紹介にあるようにエルフの里のハイエルフ(尻が弱いドM)、サキュバスクイーン、性欲強い絞り取り系オークなど属性の付いた肉って感じが強かった。特段この子が可愛いとかこの子がお気に入りとかこの子のこの先がみたいとか生まれるようなものはなく、お使いゲーでお使いを出してくる人ぐらいの思い入れしかできなかった。

その分女神ニケことぴのこがめちゃくちゃかわいい。外見ひよこぬいぐるみっぽいのでエロいことはできないし、ぴのこ自身が拒否っているのでゲンジもじゃれ合い以上では手を出したりはしないけれど、でも互いに一緒にいるうちにボケとツッコミ以上の何かしらの絆ができてきて大事な仲間になっている。
ゲンジとぴのこ、すごく良い男女バディだった。ぴのこが時々ゲンジにときめいたりトゥンクしたりしつつも「いや!?ないけど!?」とか「なんでときめいちゃってるの!?」って自己ツッコミしてありえねー!ってなってる部分含めてもう最高に面白かった。

終盤、ぴのこに危機が訪れて戦うゲンジ、良かった。ぴのこ、お前がヒロイン(相棒)だ。

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