転生王女と天才令嬢の魔法革命 (ファンタジア文庫) 鴉 ぴえろ

★★★☆☆

あらすじ

天真爛漫な転生王女×クール天才令嬢の王宮百合ファンタジー!

前世の知識で独自の魔法、“魔学”を生み出した王女・アニスフィア。ある時、精霊に愛された天才令嬢・ユフィリアと一緒に住みながら研究を始めることになって!? 二人の出会いが、国と二人の未来を変えていく!

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こんな人におすすめ

  • 友情が強いほんのり百合が読みたい人
  • 物語の中で徐々に仲良くなっていくタイプの女子同士の友情が読みたい人
  • キテレツトンチキ主人公が好きな人

キテレツ王女、悪役令嬢をゲットする

主人公の王女は前世の記憶があるいわゆる異世界転生の人間。
前世の頃憧れていた魔法がある世界に転生したことに気づき大喜びするも、自分は魔法の才能があまりにも無いことに気付いてしまう。
しかし彼女は諦めない。魔力はあるが魔法は使えない(=魔力を糧として魔法へ変化させる精霊に好まれていない)という自らの体質を利用し、魔法石を利用した、誰でも使える窓道具を作ることに専念している。

そしてもう一人の主人公である令嬢は、王子の婚約者として日々王妃教育にいそしんでいた。
だがある日、王子に面と向かって婚約破棄をされてしまう。しかも身に覚えのない、王子が好きな相手へ意地悪をしたという罪状つきで。
唖然とした令嬢。そのパーティ会場へ飛んできたのは魔道具の制御に失敗した転生王女。窓ガラスをぶち破って突っ込んできた彼女は、現状を聞きつけ、令嬢の魔法の能力もあるし自分に協力して欲しいなということでその場から彼女を連れ去り父親(王様)に現状を伝えて自らの助手にしてしまう。

キテレツ王女と呼ばれる王女と、婚約破棄されたご令嬢。二人が徐々に友情を築いていく物語。

百合というよりも友情のほうが強い

あらすじんとこに百合って書いてあったのでもっとモロかなーと思ってたけど全然、百合というより友情のほうが近いんじゃないかな? ぐらいの範囲だった。
明確に百合っぽさがったのが、序盤にあった王女が男より女のが好きかもとうっすら言っていた部分ぐらいかな? その程度で基本的には友情なんだよね。助けてくれた王女と助けられた令嬢の友情物語。

どちらかと言えばほぼ一方的に王女がご令嬢を助けている形。
一応名目上は魔法を使える令嬢が魔法を使えない王女を助けるという形になっているはずなんだけど、現状読んでいる限り令嬢はさほど王女の手助けになってない。
手助けと言える手助けは、王女の作るマジックアイテムのアイディア出しに1回貢献しているくらいか。
とはいえ彼女が足手まといとかそういう印象はないんだよね。キテレツ王女が周囲を振り回しているイメージのほうが大きいのが関係あるのかも。

ずっと未来の王妃になるために生きてきた少女へ、新しい生き方というか、好きに生きていいんだよ、と王女が伝えて、令嬢がそれを受け入れて少しずつ前へと進んでいく様が読んでいてとても良かった。
百合っていうより友情なんだよね。二人が徐々に友情を育んでいく。
令嬢はきっとしばらくは恋愛は不要だろうし、王女もまあ男か女かいったら女のが好きだなーぐらいでマジで性的にイチャイチャしたいまで行ってなさそうだし。

最後のドラゴンとの討伐戦闘がめちゃめちゃ格好良かった。
やっぱりバディものは連携戦闘が熱い。

王子、何か考えてそうなんだけど結局放置でおわっちゃった

ところで、ドラゴン討伐絡みで王子がまともになにか企んでそうだったんだけどあれなんだったんだろ。王女が全部片付けちゃったからあんまり出ずに終わっちゃったけどあれは2巻を読め!ってことなのかな。
王子関連がかなりすっ飛ばされていたので、彼関連が一体何が起きているのか気になる。多分何か隠している内容がありそうなんだけど。
実際は求婚している相手が悪役っぽい何かなのわかっていて一時的に保護するために婚約破棄……とかはないかなあ。そのあたり想像出来るぐらいに何も情報が開示されていないんだよね王子。

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