リモート授業 僕らの図書室 見ながら書いてた感想メモ

舞台

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る・ひまわりの僕らの図書室という朗読劇がある。

朗読劇だ。読み上げる劇だ。
しかしなぜか衣装はゴリゴリにきっちり着ており、読み上げるだけのはずが何人かは歌うし踊る。そういう劇だ。

役者だからこそ「読める」物語。新感覚リーディング公演”ぼくとしょ”ここに開幕! | スマートボーイズ

リアルタイムで生で見たのはぼく図書2のメロス・智恵子抄・沖田総司。確か特撮展か何かの前に見たんだっけ。懐かしい。
その時に1の円盤も買って帰宅後に見た。面白かった。朗読劇というから読み上げだけかと思っていたのだが、全く違った。声だけなのに確実にそこで演技があった。
ついでにいえば、走れメロスからだったので、衣装……服装……お前……その格好……僕はメロスナイスガイ……と頭の中で回っていた。

それから3以降はなんだかんだで見れずにいたまま数年後。

リモート授業の発表があった。
奇しくも、というよりも、間違いなく狙ったのだろう、その日は滝口幸広の誕生日だった。
発表された過去映像を流す演目も、走れメロス、マッチ売りの少女、星の王子さまと、どれも滝口の出演作だった。そして、先生たち全員でのリモート智恵子抄も演目に入っている。
誕生日に明治座座長公演をプレゼントされたりとるひまに愛されていた滝口だった。この状況でも愛が伝わってきていた。

しんみりした空気はここまでとして、以下感想。
ほぼリアルタイムで見ながら打ち込んでる。

走れメロス

生で見たときは表情とか全然わかんなかったんだけど最高に最高。
毛利脚本は個人的に当たり外れがとてもとても大きいんだけど本当にめっちゃ面白いな……!!!

大山真志の歌唱力をゴリゴリに使い、時折挟まれる歌がどれも最強。走れメロスナイスガイが頭の中で延々と流れていく。恐ろしい。
途中で入るランナー、ギアスポーズ(多分何か別の元ネタがありそう)などなど、本当にるひまのやべえやつ総決算という状況で最高に最高におもろかった。

滝口の悪役、やっぱり最高なんだよなー。王様している滝口最高。これもだけどかちデレラのでも最高なんだよな。低く冷たい声音するの好き。
井深妹の舌っ足らずっぷりの可愛さも最高。本当にこういうしょうもねえひでえのがうまいんだよ……最高に面白かった。

メロスがアホ気味なのが最高に強いんだよな。

マッチ売りの少女

休み時間の原田先生による「マチ子38歳」発言のせいで全てが死んだ。

マッチ売りの少女初見。歌うのは完全に予想外だった。そうだな冷静に考えれば原田優一いるんだから歌わせないともったいないよな、大山真志を歌わせないぐらいもったいないよな。るひま見ているとやべえやつイメージがつくが、この人レミゼ出ているな……。

マチ子、まさかのマッチ売りの少女○○年後モノで爆笑した。そうだった。るひまだった。
画面上、龍さんがどう見ても着物で、いやいやいやいや?なんでマッチ売りの少女に着物のお侍さんが?すぎる。
ピアノ相変わらずすごい。歌めっちゃうまいなマチ子。
龍さんと滝口の声が重なると龍さんの声のトーンの高さが相まってめっちゃ最高な気分になれる(龍さんの声が好き)。

「雪VS炎の戦いは圧倒的に明らかで」めちゃくちゃ笑った。負けた。

「おばあちゃんと一緒に天国に行くのよ」「おばあちゃんってそんなにガチムチだったかしら」本当にな。
本当に、どこもマッチ売りの少女の原作が残っていない。破片ぐらいは残ってるんだけど破片しか残っていない。
「声が出かければ」に死ぬほど笑った。はい。いつものやつじゃん。

おじさんに出会ってからの急展開が急展開すぎて待って待ってついてけない。
厳しい修行を3年続けないでほしい。清らかな少女からの脱却ってケッチャップぶっかけるとかじゃないとおもうの。
いやそこから今度おじさんの奥様帰ってくるのおかしいでしょもうマッチ売りの少女どこにもいない。
ビッグラブすぎるよ待って。

マッチ中毒って何 このあたりはまだギリギリ理解できなくもない気がしなくもないんだけどこの男なに 何?
マッチ中毒って何?(正気になった)

「このマッチ、回るの早くね?」って発言からして、これ『マッチ』ではないんだよな。『マッチをすってる』(吸ってる/擦ってる)んだこれ。うわーーーー……

見えているあれこれは全て薬の幻覚、マチ子の視点だから行われるどれが現実でどれが幻覚でどれが嘘かわからない出来事だ。

急展開に急展開を重ねて更に急展開しないで!?

歌めちゃめちゃにうまいすごいめちゃめちゃにうまい。半端ない。すごい。すごいけど、これマッチ売りの少女かなあ!?

星の王子さま

実は星の王子さま知らないのでこれが初星の王子さまで良いのか若干どころではない不安がある。

羊で一体どれだけ時間を食うつもりだというか、フリーダムだな……自由だな……すごく謎の安心感があるぞ。

バオバブが出てくるのはなんとなく聞いたことがあるからここはおそらく本編通りだろう。なにその朗読劇。
大暴投なアドリブ物語から本筋にいきなり戻るので、一瞬どこkがどこだかわからなくなる。
三上真史の演じる植物、強い(わかる)。このバラが喋るのはアドリブのぶっ飛びテンションではないから多分本編の筋なんだろう。

キノの旅みたいなやつなんか? 星の王子さま。

すごくすとんと、冒頭の大暴投以外はかなりすとんと終わった……びっくりした。

ユキヒロの智恵子抄

しっかりと、冒頭に『ユキヒロの』と継いていたので、ああ、となった。

智恵子抄、滝口のためのリモートなんだなというのが聞いていて刺さった。
たぶんるひまによる滝口の誕生日プレゼントというか、弔い方というか、なんだ……そういうのなんだろうな……

というのはとりあえずおいといて、これが一番国語っぽさがあった。
ほら、小学校で国語の朗読ってこんなんじゃない? 段落ごととかページごとで区切って人を変えての音読じゃない? すごい国語だなーと思った。うん。

実は今までほとんど朗読劇を見たことがなくて、ほとんどぼくとしょしか見たことがないと言っても過言ではない。だからこそ、たぶんこれが普通の朗読劇(読み上げるだけ、服装はごくごく普通、おもしろおかしいギャグパートが入らない)なんだろうな。

ら、最後の最後にたきぐちが いて、びっくりした。びっくりしたとしか言いようがなくてびっくりした。滝口がいた。滝口が読み上げてた。滝口がそこにいた。
物語の中に入り込んで、読み上げるのではなくそこにいる滝口がここにいた。
滝口がいた。滝口がここにいた。智恵子抄読んでた。滝口がいた。滝口が!

出てきた瞬間にぶわーーーーーーーーーーーって色々思い出して、すごく冷静に狂っていった再演の智恵子抄とか、ああいうのを一気に思い出してなんかもう一気に引きずられて泣いた。

いや、これ、滝口で、滝口で終わらせるの、ずるいじゃん……こんなん泣くしかないというか、海外出張中なんだっていうか、あーーーーーー……もう……。

ラスト

ラストの三上先生から始まる一連の流れが、完全に、ああやっぱりこれ滝口のためのものだったんだなっていう、ずるいなと思った。愛されてたんだなあの人。
海外出張中ということでたっきー先生に向けて各先生たちがコメント言ってくの、なんかもう辛いし泣くしずるいしなんだこれ、ずるいでしょ。滝口のための公演だった。アワレン流れるところ含めて、滝口のものだったんだな。

思えば滝口炎上での明治座座長公演プレゼントといい、滝口はるひまに愛されてた。
でもるひまにだけ愛されてたわけじゃなく、訃報のときにたくさんの人がツイッターでコメントをしていたように、本当に色んな人達から愛されていたんだよなこの人は。
あー……ぼくとしょ、なんか、なんかもう。滝口に対しての愛を伝えるというか、なんだ……なんだこれ……。

リモート智恵子抄で背景がいつもの教室だったのも、最後にたっきー先生がいつもの教室に現れるからだったんだな。そう考えると当然だ。個々以外の場所なんてありえない。

最後の先生たちからのコメントの際にBGMがアワレンで、スタッフロールにもきっちり『滝口幸広』の名前が入ってて。
これは最初から最後まで、滝口の誕生日に発表されたこともふくめて、滝口のためのものだった。
途中からもうずっと号泣してたしずるいしなにこれ……感情をどこに持っていったらいいかわからない。これ劇場で見てたら立ち上がれなかっただろうな。椅子で崩れたままずっと泣いてて立てない人がそこらじゅうにいただろう。

ありがとうございました。

すごく今更なんだけど、やっぱり滝口、もういないんだな。
メロスあたり見ているときはほぼ完全に忘れてられたんだけど、やっぱりもうここにはいないんだな。海外出張いっちゃって戻ってこないんだな。
最後にその現実を見てしまって、なんだかそれがすごく悲しくなった。

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