
【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう: けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!? (4) (ガガガ文庫) 赤城 大空
AmazonBookWalkerあらすじ
自作自演の疑惑を払拭するため、深層ソロ攻略にのりだしたカリン。
選んだのは、ブラックタイガーが苦戦中の奥多摩渓谷ダンジョンだった。
(当てつけではなく自宅からの近さが理由と説明するカリン氏、思いっきり真冬のカンペで言わされているのだった……)。
どんな実力者も命を落とす数々の“初見殺し”に、カリンはいかに対応するのか。
友も敵もファンも野次馬も、数百万人が固唾を呑んで見守るなか。
人類未踏破の魔境への挑戦が幕を開ける!
いざ、潔白なる「お優雅」へ――
大人気ダンジョン無双バズ、第4弾!
圧倒的おハーブすぎますわっっっ!?!?!
ここまで面白いとひたすらおもしれえ……おもしれえ……しか言えなくなるのよ。
前巻でブラックタイガーたちのせいで、市民から謂れなき疑いを向けられるように仕向けられたカリンお嬢様……。そんなカリンお嬢様へ真冬お嬢様が入れ知恵したのは、渋谷ダンジョン破壊からの人助けなんて自作自演しなくとも、十分カリンお嬢様はフォロワー数を増やせるのだとわからせるための戦法。つまりは16歳にて初の深層ダンジョン攻略で!?
というあらすじから始まり、実際1冊まるまる延々とカリンお嬢様が深層ダンジョンのモンスターたちをぶち抜いていき、視聴者たちは「なんですのこの化物お嬢様!」と唖然とし続け、自分らが情報を持っているダンジョンを全世界配信で攻略されていき情報価値を暴落されていくブラックタイガーたちがひたすら絶叫し続けるだけの巻。
言ってしまえば本当にそれだけの巻なんだけれども、お優雅に紅茶を飲みながらクソヤバダンジョンを潜りはじめるカリンお嬢様というギャグから始まって、あまりの強さと手数の多さと異常な身体能力すぎておハーブプラント工場しているうちに終わってしまった……。いやほんとおハーブですわ……。意味がわかんねーんですわ……。
わたしは結構比較的、主人公最強とかチートとかで全部をぶちのめしていくだけの話ってそんな好きじゃあないんですが、ここまで来るとなんか……なんかもう面白いんだよな……。物語にメリハリがあるからかもしれないんだけど、ここまで来るとそういう様式美みたいな感じまで出てきてしまう。
いっそブラックタイガーが哀れに思えて若干応援したくなるところまで含めて面白かったし、なんか……頑張れ!
そして4巻自体、かなり良いところで終了しているので5巻が楽しみ。
あとがきいわく4巻5巻で続きものみたいな形らしい。1巻2巻もそうだと書かれているが実際読んだときはあまりそんな印象がなかったため、完全にわかりやすく続き物なのを出せるだけの安定した人気になったんだなと嬉しくなった。
このひとつ前に読んでたのがバズれアリスだったため、ダンジョン配信者たちが配信映えを意識する状況に慣れてしまう……。

【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう: けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!? (4) (ガガガ文庫) 赤城 大空
AmazonBookWalker