「BAT 吸血鬼探偵オリバー・サンシャイン」二人が保護者と被保護者になっていく、海外ジュブナイル風物語
おもしろ! 前にバディものとしてめっちゃおもしろいなと思ったEATの作者さんの小説で、微妙にキャラクターも一部共通。とはいってもよくスピンオフにある「あーこのキャラ別作品にもいそう」くらいのものなので、前作を知らなくとも覚えて無くとも読みや ...
「お兄様は、怪物を愛せる探偵ですか?」因習村ミステリー!!!!
ま、まっとうにミステリーとしておもしれーーー!時勢的に流行している因習村で起きた焼死体事件を解決するためのミステリー。 冒頭の事件が『最近起きているかまいたち事件を紐解いて人間の仕業と断定する、しかし犯人が人外となったので人外っぽい妹が倒す ...
「両親が離婚したら、女社長になった幼馴染お姉ちゃんとの同棲が始まりました」ヒロインが金遣い荒いやべえ女にしか思えなかった
ヒロインが好みじゃないラブコメは面白くないんだよなーというのを改めて感じた。というか全体的に平成のテンプレかな?っていう部分が多くて発行が2010年以前かと思ったら2022年だったことに一番驚いたかもしれない。 話の流れとしては幼い頃遊んだ ...
「アラフィフ転生~少女漫画の世界で「オモシレー女だな」と言われ求婚されまくりました。」繰り広げられる80年代少女漫画あるある
笑った。転生じゃなくて精神入り込み成り代わり系じゃねえかとか、しかもちょいちょい現実に戻ってきてるだろとか、アラフィフというけど48でたしかにアラフィフではあるだろ!とか、表紙の絵柄どぎついけど中身は(少女漫画部分はもろにあの頃少女漫画風だ ...
「君が、仲間を殺した数 -魔塔に挑む者たちの咎-」主人公のメンタルがざくざく傷つけられまくるダークファンタジー
えっっっぐ!!!そして良良良良~~~~~~~~!! めちゃくちゃ好みのお話だった。 カテゴリ的にはダークラノベ、ダークファンタジーに入るのかな。ただしエロとかグロの方面じゃなくて精神を削っていくタイプのダーク。とにかく主人公の精神がガツガツ ...
「おでん屋春子婆さんの偏屈異世界珍道中 1」現代日本おでんを食べた異世界人たちの群像劇
ウェブ書籍化作品。1話1話が気軽に読める短さで良かった。電車かなんかに乗ってるときにふらっと読みやすそう。物語の内容としては、現代日本が舞台でも全然いけそう。珍しいところに出没するおでん屋でおでんを食べてなんとなくいい感じになるサラリーマン ...
「元勇者、印税生活はじめました。~担当編集はかつての宿敵~」魔王と勇者というより業界モノ部分に比重多めのラノベ
戦闘強かろうと締め切りには勝てない 戦闘能力は最強だけれども、戦闘以外のなにかで全力を尽くさなきゃならない話って面白いよね。 まあ、いくら戦闘能力が高くとも、今までやったことを書いてきたラノベなのにそのやったこと自体が尽きたら続きが書けなく ...
「飛び降りようとしている女子高生を助けたらどうなるのか?」最後に訪れる怒涛の雑を見よ
最初の想定よりは面白かった。 でもツッコミどころは多数ありまくったし、そのツッコミどころを押しのけてやってくる怒涛の雑とツッコミどころがラストにご用意されていて笑ってしまった。こんな雑なことある!? 徐々に近づく初々しさと、サブカプの面白さ ...
「毒の王 1 最強の力に覚醒した俺は美姫たちを従え、発情ハーレムの主となる」主人公は魅力的、ヒロインは……
すっごい微妙な本だった。主人公が好みなのに、ハーレム要員の女キャラが全く好みじゃないときって困るな。 主人公、山賊に攫われたのが男でも女でも等しく助けてくれたんだろうなって思えるあたりや、獣人だったら男だろうと女だろうと庇おうとしてくれるだ ...
「学園最強の異能ハッカー、異世界魔術をも支配する」現代異能vs異世界魔術バトル
読み始めてから過去に読んだ作品が面白くなかった作者さんだと気づいたものの、一気読みするぐらいに面白かった。現代異能バトルは最高! 機械技術異能力vs異世界魔法 あとがきであった「異世界のステータス画面が開くタイプの異能力をハッキングできたら ...
「境界線」地元民、めっちゃ楽しく読む
映画化もした護られなかったものたちへの続編。護られなかったものたちへが東日本大震災を下敷きにしつつそこまでメインでは持ってきていなかったのが、今度の話ではかなり核の部分に持ってこられている。 物語としてはすごく面白かった。津波によって行方不 ...
「棘の家」転がり転げて地獄へ一直線
面白かった。 中山七里の小説ってラストのどんでん返しがデカく襲いかかるタイプの物語なのかなと思っていたし、実際この小説も『どんでん返しの帝王が~』という文章がアマゾンの紹介にあったからそういった類の物語なのかなと想像していたら全然違った。む ...