「幼馴染で婚約者なふたりが恋人をめざす話 1」設定は好きだけど文体が合わねえ

★★☆☆☆,HJ文庫両思い,付き合ってる,幼馴染,恋愛,現代

あらすじ

やや苦労性な御曹司の鳥羽悠也と、外面は完璧お嬢様だが中身はノリの良い親友タイプなご令嬢・伏見美月。
幼馴染で婚約関係な2人は高校入学から半同棲しており、周囲からはよく“熟年夫婦”と言われるほど仲が良いのだが……互いを知り過ぎて、恋愛を意識すると恥ずかしくて手も繋げなかった!?  
「「“夫婦以上”はともかく、“恋人未満”は、なんかヤだ!」」
と火が付いた2人は、恋人っぽい体験を積み重ねていくことに!
これは、自覚なしバカップルの、恋仲“もっと”進展物語。

うーん、ノリきれなかった。

幼い頃から婚約者だったので一緒にいるのが通常で常日頃からべたべたしている二人が、今までのイチャつきはあまり異性として意識しているものではなかったのでちゃんと意識してイチャイチャしよう! と決めて頑張るお話。
っていう話のあらすじや雰囲気、やってること自体はかなり好きなんだけど、文体がどうにも合わなかった。文体が合わないだけでこんなに読むの時間かかるんだなってぐらい合わなかった。

具体的に言うと、台詞にちょこちょこついてくる♪、複数人が喋る時に「「「(台詞)」」」で行われる会話、多い空行、地の文の『~~で。~~たり。て』みたいなのの繰り返し。
ひとつひとつは些細なものなのだけれども、読んでるうちに古いなあというかなんというか、いずい……。

 そう俺と美月が返すと、大河も引きつった笑みになり――
 
「「……その体勢が?」」
「「そうだけど?」」
 
 揃って訊いてきた幼馴染2人に、俺と美月も揃って応え。
 ……何故か諦めたような顔になった2人に議論の余地は感じたが――とりあえず目先の取引に集中しようと話を切り上げ。

こんなかんじに文章が変なところでぶちっぶちっとちぎられるのが気になって集中できなかった。空行の異様な多さもかさ増しか? とすら思った。ほんとに冗談みたいに多い。
ここまで空行連打して♪も使って「「(台詞)」」する意味あるの?
なんというか、何年も前の同人小説ってこんなんだったなあとちょっと懐かしくなるかんじ。私が最近出会ってないだけかもしれないけど。

この文体、なんとなく見覚えがあるな? 魔王と勇者のバトルはリビングでもこんなかんじだったな? と思って見てみたら同じ作者さんだった。
あの頃とおんなじ文体貫いてるのか。それはまたすごいというかなんというか。

話の内容としてはタイトル通りで、特に大きな山場もなく、二人がひたすらイチャイチャイチャイチャしているだけで、関係性も名目上や相手にさらしている情報は変わったけれども結局大きな変化はない。
気力がないときにただイチャダラしているだけのを読みたいときに良いのかも。ただ個人的には大きな変化がある作品が好きなので、設定は面白いが中身自体は面白いとは思わなかった。

状況設定はものすごく好きなのに文体とキャラ設定がどうしても合わなくて全然読めないし読んでも続きが気にならないし読むの自体が辛いってあるんだな。びっくりした。

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