ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)」北川恵海
仕事って、そんなしがみつくものじゃないじゃん って気軽に言えたら良かったんだけどなーーーーーーーーーー!!!!!!!! もう読んでて隆がしんどいんだよな……。ブラック企業なのも薄々気付いている、でもお世話になった先輩がいるからやめられない。わかる、わかるよ……。私の会社は全然そこまでしんどくないからわかるといっちゃダメだと思うんだけど、ずるずるとその場に居続けてやめられない感覚はなんとなく理解で…
仕事って、そんなしがみつくものじゃないじゃん って気軽に言えたら良かったんだけどなーーーーーーーーーー!!!!!!!! もう読んでて隆がしんどいんだよな……。ブラック企業なのも薄々気付いている、でもお世話になった先輩がいるからやめられない。わかる、わかるよ……。私の会社は全然そこまでしんどくないからわかるといっちゃダメだと思うんだけど、ずるずるとその場に居続けてやめられない感覚はなんとなく理解で…
タイトルに反してドス重い、vsエセ科学長編 あらすじ軽めになってるけど全然軽くねえぞ! むしろクソドス重だぞ!!!!よくあるエセ科学を片っ端からぶった切るぜ連作短編とかじゃないぞ! パワーストーン、エセ科学、母乳育児、論文捏造、科学者の金策など数多の地獄みたいなものを片っ端から並べ立てて組み立ててる地獄みたいな本だぞ! 終盤での譲への貯金通帳まるごと渡すシーン、最初は男男の超巨大感情!となってし…
舞台が地元だったから読んでみたものの、主人公が性格幼すぎて読んでいてきつい。 現在30歳、派遣で雇い止めを食らったものの特段その後の就活はなし、派遣会社にてなにかする様子もなし、偶然雇ってもらったバイト先(給与も休みも聞かずに「やります!」で勢いで雇ってもらう)は2ヶ月の期限付きながらその期限内に次の働き口を探す様子もなくだからといってしばらく休むと決めているわけでもない。なんというか、主人公大…
課長は徐々に外堀を埋めていき、結婚プランナーとしての香澄の経験値も更に上がっていく4巻。今回は家と家の繋がりの話が多かったなー、というか話同士の組み合わせがめちゃくちゃにうまいなこのシリーズ。 小姑さんがうるさいお家のお話も、父親が結婚相手を気に入らなく思っているお話も、どちらも物語の根っこのとこは同じで「この人と結婚して家族になったら、この人の家族も自分の家族になるのだ」というポイント。彼氏の…
主人公のゆるさがすっごく良いー。読んでいてひたすらほのぼのしてしまった。でもこれ、幼馴染っていうのはちょっと違くない? 幼馴染ってもうちょっと物理的に近い位置にいたもんじゃないかというか、異世界にいつつ鏡で毎日会ってたから幼馴染っていうのは……いや……幼馴染ってなんなんだろう……。 幼い頃から仲が良い人、あるいは物心ついたときからの顔馴染みなどを意味する表現。 とWeibo辞書に載っている以上、…
外見ブスと言われまくりながらも内面が超まともでいい人の香澄の前に現れるは、今度は外見ブスで内面もブスなフラワーコーディネーター、城ノ宮さん。リア充嫌いだし明るいキラキラしたこれから結婚しまーすな二人組みも嫌。持てる女も嫌いだし美人も嫌いと、この上なく結婚式場のフラワーコーディネーターに合わないタイプの人間だな……という彼女。会社側ももうちょい人選なんとかしろよ! と思ってしまった巻。 前の巻の財…
THE 暴力 うわーーーーーーーーーーめっっっっっっちゃ好き……。すごい好き。こういうタイプすごい好き。戦闘とかアクションとかじゃなく、暴力として描かれる暴力がすごく好きなので、とても好みだった。具体的に言うと、冒頭で主人公が気に入らない先輩ヤクザの頭をシャベルで叩き潰すあたりです(最悪)。 江波光則が好きな人は好きそう、と超雑なことを思った。私が江波光則が好きでこれも好きなだけなんだけど。 現…
恋愛部分はノリきれないけれどもお仕事部分はアツいお仕事小説、Bの戦場2巻。 前の巻で主人公が仲を取り持った朝子さんらカップルの結婚式に、主人公が招待客として誘われるところから始まる今回の巻。とはいえ、結婚式にハプニングはつきもの。当然無問題でとは行かない。大ハプニングは発生してしまったけれど、それでも朝子さんのウェディングドレス姿や下河辺さんの優しさは本当に良かった……。1巻で自分なんてと言って…
「……じゃあ、その……久世、課長、は、わ……わたしのこと、か、か……っ、かわいいってっ、思っ、て、くれてるんです、か……」 こんなわたしの顔でも。可愛いと言ってくれる、あなたが運命の人ですか? 恥ずかしさにギュッと目を瞑る。頬が熱い。リンゴみたいに真っ赤になっているはずだ。 恐る恐る瞼を開け、上目遣いで課長を窺うと、彼はちょっぴり困ったようにはにかんで、そして言った。 「何言ってるんですか? 香…
軽くサクッと読める(けど事件は軽くない)ミステリー2巻 http://asai.wew.jp/wordpress/entry/2019/11/09/144913 これの続き、さくらちゃんシリーズ。あいかわらずサクサク読める(事件は気軽じゃないけど)気軽なミステリー。今回の題材は警視庁内嫌がらせに殺人犯の侵入問題などまたしても様々。 昨日の感想にも書いた通り、さくらちゃんの主に腹黒に使われる洞察力…
(事件は軽くないけど)軽く読める警察ミステリー 1本が文庫本で30p前後のかるーい時間で読める警察ミステリー小説。ちょっとした時間があるときにぴったりな分量ですごく良かった。読書メーターで見た感じ、元々ウェブ連載か何かだったみたい? だとすればこの分量も納得。ウェブで読むならこのぐらいの分量だと読みやすいよなあ。かるーくさくさく読める(中身は殺人事件に爆破予告に殺人事件と生臭いが)ミステリーです…
主人公の変化についていけない あらすじに『店に通い常連客たちと触れ合ううちに、次第にお茶の魅力にハマっていく藤堂だが』とあるけれど、いやいやそんな描写あった? と首を傾げてしまう。 冒頭でお茶について知ったかぶりをした主人公(このシーンで共感性羞恥がある人はそこそこきついかもしれない)は、ちょっとした失敗のあと、頭をさげて緑茶専門店へと教えを請いに行く。そうして教えてもらってからはあとはもう、ど…