「マンガ 自営業の老後 上田 惣子」

★★★★☆,実用書お金

あらすじ

「こわい! でも読んでよかった」と大好評! 7刷決定しました

ライター、イラストレーター、カメラマン、デザイナー、プランナー、ITエンジニア、ミュージシャン、カフェオーナー、ネイリスト、コンサルタントなどの
個人事業主必読! !

フリーランスが、死ぬまで幸せに生きるために、
いま、できることのすべて

みんなが苦手な年金や税金の話を
超絶わかりやすく体感できる実用コミックエッセイ。
老後貧困に陥らないために、そして、死ぬまで黒字でいるために何をすればいいのか。
53歳 超ずぼらイラストレーターが、専門家と先輩の力を借りて、
ギリギリセーフで老後の備えを始めます。

会いに行った人→
・老後に備えまくっている30代のデザイナー加藤さん
(確定拠出年金、小規模共済)
・不動産コンサルタント長谷川高先生(大家さんは甘くない)
・年金と保険のスペシャリスト田中章二先生(年金未納者、何歳まで間に合うの?)
・65歳のフリーライター佐竹さん(国民年金暮らしと家計を大公開)
・現役サービス業 80歳もつ焼き屋の山本さん(80代で働ける幸せ)
・管理会計のプロ! 65歳売れっ子公認会計士 林總先生
(自営業の会計、キャッシュフローについて)

そのほか、「自営業者が家を買うまで」「生涯収支を出してみる」
など胸に迫る内容!

とりあえず年金払うのは超大事

購読しているブログの人で読んでいる人がいて、わかりやすそうだったので読んでみた。
自営業じゃなくても、将来的に自分は生きていけるのかな?と思うような人にぴったりの本だった。

本書で言われているのは、とにかく「年金は払っとけ」。
障害者年金については全然知らなかったので勉強になった。ネットだのだと割と「俺たちの年代は年金がもらえないかもしれないから払わなくてもいいんじゃ?」みたいな論説を見るけれども、これがあるなら払っておいたほうが良いなと思えた。

 それだけではありません。
 国民年金は支給年齢に到達したらもらえる「老齢基礎年金」のほか、障害を負ったときに支給される「障害基礎年金」と、死亡した時残された家族に支給される「遺族基礎年金」という、2大ビッグ保証までついています。民間の保険に、これほど手厚いものはありません。絶対に。

払っておいたほうが後々もらえる額が増える(いつからもらえるかは置いといて)。なのでもし支払っていなくとも後納はしておけ!というのが勉強になった。
おまけに今は10年払えば年金がもらえるって、今まで払っていなかった人にとってはかなりありがたいな。とはいえ、漫画の表にあったとおり》学はかなり少なくなるようだけれども。

とはいえ、一切払っていなかった著者、かなりやべえな……。

保険についても詳しく書かれていて、どういった保険に入ったら良いか、どういうものは解約して良いかなどが色々書かれていた。
この本的に特に大事なのはまずは公的制度の備えを優先ってことじゃないのかな。

とはいえ、私は保険は抜けられないんだよな……。
過去に保険に入って、保険料が出るちょうどそのタイミングで入院クラスの病気になって手術して、その金額がほぼ全額保険で帰ってきたことがあり、多分将来的にもまた似たようなことがありそうで保険は抜けられない。
でもほけんの窓口ぐらいは言ってみようかと思った。近所のコープにあるしね。

気になっていたものの、今後無職になったときにも支払えるかわからずためらっていた確定拠出年金についても勉強できて良かった。

①掛け金は全額所得控除
②運用益は非課税

うーんこれはでかいよなー……。所得控除になるのが一番でかい。
出るか出ないかわからない運用益はもう忘れて元金だけ残ればいいと思うぐらいでやってみたほうがいいのかな。つみたてNISAはやってるもののiDecoはしてないので迷う。

 確定拠出年金の運用方法は、自分で選びます。安全性を重視するなら預貯金や保険商品、ある程度のリターンを狙うなら、多少のリスクはありますが、投資信託がおすすめです。

投資信託にしたいけれども不安は残るよね。
とりあえず年金に入っているから最悪の場合は防げる状態ではあるんだけれども、年金もらっても最悪が来る場合もあるしな……。

とにかく勉強になる箇所が多くて面白かった。
ただ著者、現状年金支払っておらず(漫画の途中で支払いに行ったとはいえ)、それでいて家買って大家の家賃で生きたいって割とすげえこと言ってんな。
自営業で家を買おうというのもかなりすごいと思ったし、なんというか、全体的にすごいな……(すごい)。

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