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「お兄様は、怪物を愛せる探偵ですか?」因習村ミステリー!!!!

ま、まっとうにミステリーとしておもしれーーー!時勢的に流行している因習村で起きた焼死体事件を解決するためのミステリー。 冒頭の事件が『最近起きているかまいたち事件を紐解いて人間の仕業と断定する、しかし犯人が人外となったので人外っぽい妹が倒す』という流れだったのでてっきり警視庁あやかし課的な雰囲気の物語かと思ったら、ファンタジー要素よりもミステリー要素のほうが圧倒的に強い物語だった。しかもオカルト…

「恋人以上のことを、彼女じゃない君と。」疲れた社会人同士のヒューマンドラマ

すげー面白かったし雰囲気が好き。古い人間なのでライトノベルといえば中高生向けで少し現実から離れたぐらいの鮮やかなファンタジー物語と一瞬頭に浮かべてしまいがちなところがあるんだけれど、それとは真逆レベルに離れた、人生に疲れた社会人がそれでも寄り添い合って少しでも呼吸しやすくしよ!って感じの話だった。ライトノベルっていうよりヒューマンドラマとかそういう区分のほうが雰囲気合うかも。 仕事にお疲れ状態の…

「君が、仲間を殺した数 -魔塔に挑む者たちの咎-」主人公のメンタルがざくざく傷つけられまくるダークファンタジー

えっっっぐ!!!そして良良良良~~~~~~~~!! めちゃくちゃ好みのお話だった。 カテゴリ的にはダークラノベ、ダークファンタジーに入るのかな。ただしエロとかグロの方面じゃなくて精神を削っていくタイプのダーク。とにかく主人公の精神がガツガツと削られていく。 設定としてはかなりわかりやすく、世界樹の塔に登ろう的なラノベ。これはわたしが最近世界樹をプレイしているから連想したのもあるかも。塔に挑む冒険…

「おでん屋春子婆さんの偏屈異世界珍道中 1」現代日本おでんを食べた異世界人たちの群像劇

ウェブ書籍化作品。1話1話が気軽に読める短さで良かった。電車かなんかに乗ってるときにふらっと読みやすそう。物語の内容としては、現代日本が舞台でも全然いけそう。珍しいところに出没するおでん屋でおでんを食べてなんとなくいい感じになるサラリーマンや小学生の話とかでも全然行ける気がした。それがそういう現代日本じゃなくてファンタジーだからおもしろいっていう物語ではあるんだけどね。 お狐様の像にお供物をする…

「本物の聖女じゃないとバレたのに、王弟殿下に迫られています」聖女としての能力はないが、コールドリーディングでやってく強い主人公が格好良かった

タイトルから溺愛系かと思いきや、中盤までは対立している物語で良かった……と言おうとしたらいきなり惚れたのでびっくりした。どちらかというとわたしは対立している二人が理解し合って徐々に距離を詰めていくのが好きなので、いきなりばっと落ちるのはあまり刺さらないのでそのあたりが合わなかったかも。主人公が王弟殿下に惚れるのも、なんかすげーいきなりだったなという印象が強かったかも。王弟殿下が主人公を好きになる…

「となりの彼女と夜ふかしごはん ~腹ペコJDとお疲れサラリーマンの半同棲生活~」仕事でピリピリしたシーンの後は腹ペコヒロインで癒やされる

てっきり年下JDヒロインとイチャイチャ+料理モノという流行りのアレかと思いきや、パワハラ上司に無理難題を出されて奮闘するお仕事モノだった。とはいえ年下女子大生とイチャイチャしたり、一緒に真夜中にご飯して「こんなご飯を作れるなんて!すごい!」と言われる成分もあり。でもそれだけじゃない、お仕事モノメインというのが面白かった。 主人公の作る料理がもうめっちゃどれも美味しそうなんだよね。揚げアスパラの肉…

「教え子に脅迫されるのは犯罪ですか? 1時間目」ロリものかと思いきやド王道現代お仕事モノ

おっおもしれ~~~!!!タイトルからてっきりロリモノだと判断してうーんロリは……となりつつ読み始めたのが申し訳なくなるくらい(少なくとも主人公は)未成年をそういう目で見ていないし、そもそも恋愛沙汰が(一方的なものしか)ほぼないし、なによりお仕事モノだった。あらすじには年の差ラブコメとあるけど少なくとも主人公にラブは無い。ヒロインというか教えている生徒側には年上の先生に憧れ的な恋愛感情があるけれど…

「元勇者、印税生活はじめました。~担当編集はかつての宿敵~」魔王と勇者というより業界モノ部分に比重多めのラノベ

戦闘強かろうと締め切りには勝てない 戦闘能力は最強だけれども、戦闘以外のなにかで全力を尽くさなきゃならない話って面白いよね。 まあ、いくら戦闘能力が高くとも、今までやったことを書いてきたラノベなのにそのやったこと自体が尽きたら続きが書けなくなるのは仕方ないんよ……。そこから頑張って方向性を探そうとしつつ迷走しまくる主人公が、業界モノ~!って感じですげー良かった。 ちょろっと入っている戦闘シーンは…

「イレギュラー・ハウンド いずれ×××になるだろう」懐かしさすら感じる王道の裏社会現代異能モノ

めっっっっちゃ良かったーーーーーー!!!! 現代異能、最高。そうそうそう!! これだよこれ!!! って言いたくなるめっちゃ良裏社会現代異能。ドラッグ! 売春! 裏社会に取り込まれた少女を助けるために身を張る主人公! めっちゃ好き! 最高!!! 王道の現代異能ラノベ、めちゃ良い しみる どこか古臭い空気のするラノベだった気がする。古臭いというと言い方が悪いかなー……、なんというか、懐かしい。すげー…

「漫画家先生とメシスタント」出てくる料理は美味しそうだし出てくる人も魅力的で超面白かった

主人公・ときわが作る料理がめっちゃ美味しそう 陸上部で髪も短くどこからどう見ても体育会系! という雰囲気のときわが、実際は少女漫画を愛していて自宅に帰れば丁寧に料理をする家庭的で可愛い女子高生というギャップが可愛かった。 出てくる料理がいちいち美味しそうなんだよ。 「キノコのバター味噌もあるぞ」 「えっ、ほんと」  ときわの好物だ。えのきやしいたけを味噌とバターと共にホイル焼きにしたもの。ホイル…

「就業規則に書いてあります!」労務管理、アニメ会社での労務に転職しました。

面白かった。労務お仕事小説というよりはアニメ会社お仕事小説のほうが近いかも。「好きなもの」を仕事にした人たち、それによって起きる諸問題を解決する物語として面白かった。 アニメ制作会社×労務、どうなることかと思ったが どう考えても地獄すぎる題材である。そこまでアニメ業界に詳しくない人間(ツイ廃)が見ても、事あるごとに叫ばれている酷い労務条件たちのお陰で相当相性が悪そうなのはわかる。 だからどうなの…

「スタート!」果たして映画はオールアップ出来るのか、次から次へと訪れる難題

面白かったー!!! 堅物大物映画監督が数年ぶりに撮る映画、そのために集まったスタッフたち、そして発生する無理難題(と死体)。果たして無事映画は撮れるのか!という状況が面白くないわけがなかった。 次々起きる事件と停止しかねない映画 最初は堅物監督に横槍入れてくるテレビ出身プロデューサーにねじ込みゴリ押し女優の週刊誌問題。テレビ出身プロデューサーが(物理的に)片付いたかと思いきや続いて彼が片付けられ…