「世界一かわいい俺の幼馴染が、今日も可愛い」タイトルに反さない、ひたすら幼馴染がかわいい話

★★★☆☆

あらすじ

ネットから小説家を目指す高校生・米倉透。優等生の浅倉凛に片想い中だが、幼馴染という距離感が邪魔して告白できずにいた。
ある日透は、小説を投稿した後SNSに思いを発信する。

『俺は幼馴染が超超超大好きなんだああああーー!!!!』

以来、クールな凛の態度が変わりはじめて……。
手料理を振る舞ってくれたり、映画デートに誘ってくれたり、「私とハグ…してみますか?」とのお誘いも!? 

「勘違いしないでください。あくまでも、疲労回復のためです」
「……(その割には準備万端だな)」
あと一歩素直になれない幼馴染たちの純度100%青春ラブコメ!

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幼馴染は負けヒロインなんかじゃない

という風潮も最近随分と薄れてきて、そもそも幼馴染が負けヒロインじゃない物語もじわじわ増えてきている気がするけれども、これもその1冊。
タイトル通り、視界に入るかわいい少女は幼馴染ただ一人。他のキャラに心が揺れ動かされることもまったくなく動かざること山の如しな主人公と、彼との距離を近づけようとする幼馴染のひたすらイチャイチャする物語。

ひょんなことから(とはいえ読んでるとあまりにもわかりやすいタイミングでわかる)幼馴染が主人公から自分への恋心に気づき、ぐいぐい迫ってきまくるお話。

改めて、幼馴染っていいよね。
ミスって今までの距離感を変えたくないから近づきすぎることはできず、でも他の男女よりは確実に仲がよく近い距離。
そんな主人公と幼馴染の距離感(きゅうり2個分)が、幼馴染の猛烈アタック(?)によってきゅうり1個分、拳1個分としだいに縮んでいくのが甘ったるいなあもう!かわいい!

長く近くにいたから、幼馴染は主人公の好きな食べ物もどうしたいかも知っている。
だから的確に優しくしてくれるの、読んでいてもうひたすら甘ったるいね。どうぞお幸せに。そんな幼馴染ならではの甘ったるさがつまりきっている。

タイトルに何ひとつ違うことのない、幼馴染がとにかくかわいいお話だった。

小説家という夢

主人公の夢は小説家になること、そして紙の本を幼馴染に読んでもらうこと。
幼馴染は元々小学生だった主人公の書いた小説を読んで「おもしろい!」と言ってくれた最初の読者。感想をくれたことから徐々に近づいて互いに徐々に好きになっていった。

この小説家になる方法がなろうっぽい投稿サイトなの結構リアルを感じた。
主人公と幼馴染のツッコミがどっちかっていうともうちょっと上の世代みを感じたのに突然出版方法がなろうでいきなり現代に戻ってこられたというか……あの主人公と幼馴染のやりとりってちょっと年上だよね? 作者さんの年齢があのくらいがヒットなのか?

余計なことは置いといて。

この終盤の展開、私は乗れなかったけど熱かった。
売れ線を狙うか、自分の書きたいものを書くか。多分いちばん良いのは自分の書きたいものを売れ線の中に突っ込むというやり方で、具体的に言えば望公太先生あたりの手法なんだと思うけど、そんなん一般人やド素人には出来ない。なら書籍化を狙うには売れ線を狙うしかないというのは読んでて納得もいったし辛かった。
その方法だと書いてるうちに疲弊してくるんだろうな。
だからこそ、幼馴染が言ったことが熱かった。

このあたりに私が乗れなかったのは、この話をラブコメとして読んでいたからで、小説書きモノとして読んでなかったのが原因だと思う。
だからなんか突如湧いてきたなと感じてしまった。一応前半からきっちり幼馴染と主人公の小説の話はしてくれていたんだけどね。

最後の最後、主人公が書いた幼馴染小説の落ちはなんというか予想通りというか順当すぎてマジかよ……と思ってしまったものの(私はむしろ書籍化しないほうが良かったとすら思った)、でもまあ、物語のなかでぐらい幸せに行きたいよね。

主人公と妹の関係が好き

結構口悪いし言うこときついけどお兄ちゃんが大好きなのが伝わってくる(でもシスコンブラコンの類ではない)主人公と妹がめっちゃ好きーーーーーー!!!!

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