「警視庁アウトサイダー3」見事大団円の完結
シーズン1のクライマックスからの大団円。今まで続いていた蓮見の父親の冤罪事件がこの話で片がついた。 窃盗からの日本酒サークル事件にて、マル暴の捜査方法でどぶろくのやり取りをうまく見つけて証拠を得るまでの架川のやり口が見事。1巻からずっと所轄 ...
「警視庁アウトサイダー」マル暴に戻りたい刑事とワケあり刑事のバディもの
今度実写化するからかな?BW読み放題とKindle Unlimited読み放題に入っていたので読んだ。 同作者の作品だとインディゴの夜の印象からミステリー物の印象はあったけど、そういえばさくらだもん!だとか、ここしばらくは警察物ミステリー多 ...
「EAT 悪魔捜査顧問ティモシー・デイモン」そうだよこれだよバディの醍醐味
そうだよこれだよバディの醍醐味。反発しあう二人が事件を通して次第に距離を縮めていき、相手への理解を深め、最終的には息が合った相棒となる。そうだよこれ。これだよバディの醍醐味は。そういう意味で100点満点、マジ最高の物語だった。 警察官であっ ...
「転生魔王のジュリエット 2」両思い思春期青少年の欲求vs世界の滅亡
1巻はこちら 面白かったー!両思いだけれども二人がヤったら魔王が復活という立場+仲良くない組織に所属というロミジュリ状態カップルの物語。今回はヒロイン側の許嫁(ろくに会ったこともない)が登場。どうなることかと思いきや、そちらもそちらで身分違 ...
「天使は炭酸しか飲まない」伏線やポイントが綺麗に回収される物語
すげー良かった。他人の恋愛成就のために奔走するちょっと不思議なちからを持つ少年と、惚れっぽすぎて片っ端から惚れてしまう自分の性格をどうにかしたい少女の物語。 終盤彼女の惚れっぽさの理由が判明してから先、ぱたぱたとドミノ倒しのように小気味よく ...
「棘の家」転がり転げて地獄へ一直線
面白かった。 中山七里の小説ってラストのどんでん返しがデカく襲いかかるタイプの物語なのかなと思っていたし、実際この小説も『どんでん返しの帝王が~』という文章がアマゾンの紹介にあったからそういった類の物語なのかなと想像していたら全然違った。む ...
「負け犬の領分」互いの変化が愛おしい物語
予想以上に面白かった。 ストレスからアルコールに逃げていた主人公が、イケオジな探偵と出会って、彼の事務所を猫カフェ代わりに通うようになってから少しずつストレスからは逃れられていくようになりという流れが可愛い。お客様相談窓口なんて絶対ストレス ...
「クラスのぼっちギャルをお持ち帰りして清楚系美人にしてやった話」良い意味でタイトルから受ける印象とは真逆
詐欺だよこんなん。 このタイトルから想像できる中身って「イキリ系主人公」「相手のヒロインはギャル」「おれが『してやる』タイプの話」になるかもしれないんだけれども、中身が完全にこの真逆を通り抜けている。 もともとYouTube漫画だったという ...
「夜がどれほど暗くても」犯罪加害者を記事にしていた週刊雑誌副編集長、犯罪加害者遺族となる
最近読んでる中山七里のノンシリーズ物(おそらく)。 犯罪系のネタや芸能人のスキャンダルをネタにしていた雑誌の副編集長が、自分の息子が殺人事件の加害者なおかつ死亡したことにより、本来は加害者に向くはずだったヘイトや取材なども全て ...
「日本一の高校生魔術師、異世界奴隷少女をもらう 2」不快感なくやさしい距離感の物語
前の巻の感想はこっち。 とにかくやさしくて可愛くてあたたかいお話だった。 前回ノインを異世界に戻す戻さないなどいろいろあってからの今回の巻。 ノインの服を買いに行ってついでに恋愛映画を見たりというまるでカップルのような行動もしつつ、しかし明 ...
ミュージカル ジャック・ザ・リッパー 09/20ソワレ
あらすじ 1888年ロンドン。 刑事のアンダーソン(加藤和樹・松下優也)は娼婦だけを狙う、“ジャック・ザ・リッパー”と呼ばれる殺人鬼(加藤和樹・堂珍嘉邦)を追っていた。残忍な犯行で解決の糸口も見えないため、マスコミを排除し非公開で捜査を進め ...
「あなたのことならなんでも知ってる私が彼女になるべきだよね」化け物には化け物をぶつけんだよ
面白かった!!! 相手の感情が色で見えてしまう体質の恋愛や愛情というものに臆病な少年と、ガチヤバストーカー少女の話。 少年視点の時はかなりシリアスめなストーリーで、なおかつ絵画というものに向かう人の感情、他人の感情を癒したり宥めたりするよう ...