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佐伯さんと、ひとつ屋根の下 I’ll have Sherbet! 1 (ファミ通文庫) 九曜」

僕をからかってくる佐伯さんとのゆるゆる同居ライフ あらすじ通りに言うならばちょっぴりえっちな言動をして僕を揺さぶってくる佐伯さんとのほのぼの同居ルームシェアライフの物語。 「弓月くん、お風呂沸いたよ」 背中で佐伯さんの声を聞く。「お先にどうぞ。僕はもう少し片付けておきたいので」「じゃあ、そうする。……覗くなよぉ?」「覗きませんよ」「む。そっけない反応。面白くないの」 どうやら僕はご期待にそえなか…

「オイディプスの檻 犯罪心理分析班 (富士見L文庫) 佐藤 青南」

サイコパスと発達障害とサイコパスとともに事件解決 キャラが濃ゆいな! 主人公である警察官がとある女性失踪事件でペアを組まされたのはプロファイラーの男。しかし彼は余計なことを言うやら人の心がわからないやら大変な難物。更に彼と関係があると思われるハッカーなどが現れて、主人公の周囲がどんどんカオスになっていく。 関係者事情聴取の際にプロファイラーがあんまりにも余計なことを言い過ぎて、こいつ今までどうや…

「ある小説家をめぐる一冊 (富士見L文庫) 栗原 ちひろ」

本に引きずられる物語 本当に面白かった。どこが面白いって明確に言えないの感想ブログとしてどうかと思うんだけど、うまくいえないけど面白かった。この感覚自体が作中で主人公である編集者が体験したものとよく似ている。物語自体はある程度予想がつくものかもしれない。作家が自分の殻を破るというオチも、中盤になれば想像の範囲内に浮かび上がってくる。でもその途中の雰囲気や物語の匂い、感覚、その全てが物語へと引きず…

「完璧主義男に迫られています (富士見L文庫) 桜川 ヒロ」

完璧主義男と干物女 部屋は汚いひどい状態、オフのときはろくな格好をしてない主人公へある日告白してきたのは、完璧超人と名高い上司で、というところから始まるお話。最初から最後までベタベタの王道なので、そういったものが読みたい気分の人にはおすすめ。逆にジェットコースターなお話が読みたい人にはあんまり勧められないかも。最初から最後までだいたい予想通りで過ぎていく。 私はあんまりにもベタにベタを重ねた状態…

「いせたべ~日本大好き異世界王女、求婚からの食べ歩き~ (カドカワBOOKS) 川岸 殴魚」

身近な食べ物が超美味しそう この本のおもしろポイントは、出てくる食べ物がことごとく身近な食べ物かつ、美味しそうなアレンジをしているところ。 例えばみんな大好きカップ焼きそばU.F.O.。主人公はこれの麺の下に千切りにしたキャベツを敷くのだ。三分でいい感じに火の通ったキャベツと麺。絶対そんなん美味しいじゃん。 他にもからあげクンの美味しい食べ方や、炙りBIGカツなど、どこでも手に入るあんなものやこ…

「嫌われエースの数奇な恋路 (電撃文庫) 田辺 ユウ」

頭の回転の速いツンデレはとても良いもの ツンデレ最高。 この物語には二人のツンデレが存在する。一人は表紙にもなっているマネージャー志望の凛。どうやってもマネージャーになろうとぐいぐい来る、言うこときつく、ツンとデレ部分が明確にわかれていて、言うことはきついがやることはしっかりとやるタイプ。そしてもう一人は、現在野球部のエースたる晴臣。主人公の数奇に対して口にするのはほぼすべて嫌味。しかしその言葉…

「幼馴染の自動販売機にプロポーズした経緯について。 (カドカワBOOKS) 二宮 酒匂」

タイトルに反してかなりまともに、人外との異種婚譚が好きな人に刺さりそうな物語 タイトルから色物だろとナメてたけど予想外に面白かった。いや、本当にガチの自動販売機に告白するんかなと思ってたせいなんだけど。なろうだとありそうじゃん……。どちらかというと、人外との異種婚譚が好きな人に刺さりそうなタイプだった。 小学生時代の主人公は、文具店の前を通ったときに、自動販売機の付喪神が見えてしまう。ひょんなこ…

「巡る世界の黙示録 少女戦隊ドリーム5 (ビーズログ文庫) 小椋春歌」

王道要素も二つぶつけりゃ悪魔合体する 面白かったー!メンタルド健全な主人公が、魔王(と猫から呼ばれたりしている僧侶)を倒すために戦隊モノのピンク(最終的に2人いる)に変身し戦う物語。ひたすらテンポの良いギャグにテンポの良い会話、王道展開をしているはずなのにどうしてそうなったな流れが面白かった。 主人公が魔法生物(っぽいなにか)に頼まれて戦うことになる。主人公が悪霊退治をしているイケメンと出会って…

お前(ら)ホントに異世界好きだよな ~彼の幼馴染は自称メインヒロイン~ (電撃文庫)

お約束の異世界転移たち 面白かったー! 主人公は、現世からあんまりにも異世界に行って居着いてしまう人間が多すぎるので、彼らを現代へと戻す役割を担った少年。そしてメインヒロインは彼の幼馴染で異世界ラノベ大好きっ子。 訪れた先の異世界や発生している出来事が、どれもお約束っって感じなのも面白かった。 「よくぞ来た、クヌギ・キョーイチローよ……」 「異世界のマナーだと、ここは『銅像が喋った!?』って驚く…

幸せ二世帯同居計画 ~妖精さんのお話~ (電撃文庫)五十嵐 雄策

作者と感覚が合わない本は読むのがきつい 現代ものだろうとファンタジーだろうと、ある程度ここのラインが合わないと読むのはきついなというものがあるのだけれども、まさにそれだった。 兄妹で住んでいたアパートが火事で消失し、全財産も焼け、貯金もほぼ家においていた←まだ理解できるだから偶然見つけた人の住んでい無さそうな家にこっそりと潜り込む←理解できなくもないそこに同級生が住んでいた←ラノベだしねだが、特…

ディスキャラ メグルくん オタクがラップでギャルとバトったら、青春ラブコメ始まった!? (ファンタジア文庫)

ラップ×青春 ラップ×青春という異色ラブコメ。ラブコメ要素がもーめっちゃ良い塩梅で好き。 ラップラノベってあんま……というか全く見ないな、と思っていたけれども読んでみたら納得。ラップは音でのバトル。作中でもある通り、母音の[a,i,u,e,o]や文字数などを意識する。でも小説にしちゃうとその良さが全部死ぬんだ。私みたいな頭の中で読み上げたりはしない人だとなおさらラップ自体の良さがほぼ全くわからな…

「オタクガール、悪役令嬢に転生する。 (ビーズログ文庫アリス)」富士 ゆゆ

主人公がとにかく合わなかった 最近読んでた『私はご都合主義な解決担当の王女である』が面白かったので、同じように主人公腐女子モノを読んでみようかな!と思ってBWの読み放題で借りてみた1冊。ただ、今回はあまり主人公が好みじゃなかった。 乙女ゲー世界に入ったもののそのゲーム自体やったことない、というのは先がわからなくて面白いっちゃ面白いんだけど、要するに別の人格を持った状態で他人の体に入る(戻る必要は…