声優ラジオのウラオモテ #01 夕陽とやすみは隠しきれない? (電撃文庫) 二月 公
素では常時口喧嘩、ラジオでは仲良し営業な女子高生声優ラジオ 「あーあ。あたしだって、『指先を見つめて』とか好きだったんだけどなー。こんな性悪な奴があんな清純ヒロインやるなんて、色んなことに幻滅しそう」「その理屈なら、あなたこそ清純ヒロインなんて絶対出来ないわね。知性のないお猿さんだけ演じてれば? 普段から役作りしてるじゃない」「そういう渡辺は、教室の隅で黙り込む根暗女を演じるわけ? セリフなくて…
素では常時口喧嘩、ラジオでは仲良し営業な女子高生声優ラジオ 「あーあ。あたしだって、『指先を見つめて』とか好きだったんだけどなー。こんな性悪な奴があんな清純ヒロインやるなんて、色んなことに幻滅しそう」「その理屈なら、あなたこそ清純ヒロインなんて絶対出来ないわね。知性のないお猿さんだけ演じてれば? 普段から役作りしてるじゃない」「そういう渡辺は、教室の隅で黙り込む根暗女を演じるわけ? セリフなくて…
サイコパスと発達障害とサイコパスとともに事件解決 キャラが濃ゆいな! 主人公である警察官がとある女性失踪事件でペアを組まされたのはプロファイラーの男。しかし彼は余計なことを言うやら人の心がわからないやら大変な難物。更に彼と関係があると思われるハッカーなどが現れて、主人公の周囲がどんどんカオスになっていく。 関係者事情聴取の際にプロファイラーがあんまりにも余計なことを言い過ぎて、こいつ今までどうや…
本に引きずられる物語 本当に面白かった。どこが面白いって明確に言えないの感想ブログとしてどうかと思うんだけど、うまくいえないけど面白かった。この感覚自体が作中で主人公である編集者が体験したものとよく似ている。物語自体はある程度予想がつくものかもしれない。作家が自分の殻を破るというオチも、中盤になれば想像の範囲内に浮かび上がってくる。でもその途中の雰囲気や物語の匂い、感覚、その全てが物語へと引きず…
完璧主義男と干物女 部屋は汚いひどい状態、オフのときはろくな格好をしてない主人公へある日告白してきたのは、完璧超人と名高い上司で、というところから始まるお話。最初から最後までベタベタの王道なので、そういったものが読みたい気分の人にはおすすめ。逆にジェットコースターなお話が読みたい人にはあんまり勧められないかも。最初から最後までだいたい予想通りで過ぎていく。 私はあんまりにもベタにベタを重ねた状態…
目が覚めたら、目の前には死体があった。 めちゃくちゃおもしろかったー!こういう話大好き。目の前に死体があることから始まる真相探しの話。ミステリーというには読者側に対する証拠の提示が甘いというか少なすぎるけれども、それでも一体誰が犯人なのかと物語を追いかけていくのはものすごく面白かった。 ミステリーものといえばホームズとワトソンのバディだけれど、この話において主人公のアシスタントをするのは死んだは…
王道要素も二つぶつけりゃ悪魔合体する 面白かったー!メンタルド健全な主人公が、魔王(と猫から呼ばれたりしている僧侶)を倒すために戦隊モノのピンク(最終的に2人いる)に変身し戦う物語。ひたすらテンポの良いギャグにテンポの良い会話、王道展開をしているはずなのにどうしてそうなったな流れが面白かった。 主人公が魔法生物(っぽいなにか)に頼まれて戦うことになる。主人公が悪霊退治をしているイケメンと出会って…
結婚は二人のためにするものだけど、結婚式って誰のためにするものなんだろう。 3章のコンセプトブライダルの話が面白かった。結婚式自体は新婦のためのイベントだという認識があると思う。というか、前の巻でも新婦のために行うイベントなので家族が首を突っ込みすぎるなみたいな話がいくつかあった。けど、それだけじゃないんだよな。 新婦のやりたい森ガール的な(この表現古いな……)ブライダルは、新婦的にはすごく楽し…
仕事って、そんなしがみつくものじゃないじゃん って気軽に言えたら良かったんだけどなーーーーーーーーーー!!!!!!!! もう読んでて隆がしんどいんだよな……。ブラック企業なのも薄々気付いている、でもお世話になった先輩がいるからやめられない。わかる、わかるよ……。私の会社は全然そこまでしんどくないからわかるといっちゃダメだと思うんだけど、ずるずるとその場に居続けてやめられない感覚はなんとなく理解で…
タイトルに反してドス重い、vsエセ科学長編 あらすじ軽めになってるけど全然軽くねえぞ! むしろクソドス重だぞ!!!!よくあるエセ科学を片っ端からぶった切るぜ連作短編とかじゃないぞ! パワーストーン、エセ科学、母乳育児、論文捏造、科学者の金策など数多の地獄みたいなものを片っ端から並べ立てて組み立ててる地獄みたいな本だぞ! 終盤での譲への貯金通帳まるごと渡すシーン、最初は男男の超巨大感情!となってし…
舞台が地元だったから読んでみたものの、主人公が性格幼すぎて読んでいてきつい。 現在30歳、派遣で雇い止めを食らったものの特段その後の就活はなし、派遣会社にてなにかする様子もなし、偶然雇ってもらったバイト先(給与も休みも聞かずに「やります!」で勢いで雇ってもらう)は2ヶ月の期限付きながらその期限内に次の働き口を探す様子もなくだからといってしばらく休むと決めているわけでもない。なんというか、主人公大…
課長は徐々に外堀を埋めていき、結婚プランナーとしての香澄の経験値も更に上がっていく4巻。今回は家と家の繋がりの話が多かったなー、というか話同士の組み合わせがめちゃくちゃにうまいなこのシリーズ。 小姑さんがうるさいお家のお話も、父親が結婚相手を気に入らなく思っているお話も、どちらも物語の根っこのとこは同じで「この人と結婚して家族になったら、この人の家族も自分の家族になるのだ」というポイント。彼氏の…
外見ブスと言われまくりながらも内面が超まともでいい人の香澄の前に現れるは、今度は外見ブスで内面もブスなフラワーコーディネーター、城ノ宮さん。リア充嫌いだし明るいキラキラしたこれから結婚しまーすな二人組みも嫌。持てる女も嫌いだし美人も嫌いと、この上なく結婚式場のフラワーコーディネーターに合わないタイプの人間だな……という彼女。会社側ももうちょい人選なんとかしろよ! と思ってしまった巻。 前の巻の財…