「君の筆を折りたい 1」1回のバズから狂う関係めっちゃエグ

漫画

あらすじ

SNSの光と闇…

SNSでイラストがバズったら
あんなに仲の良かった
ネット上の友人の態度が豹変。

【あなたの筆を折りたい】
というメッセージが届いた…

佐竹昭仁。
(さたけ・あきひと)
高校1年生。
現実よりもネットでのほうが輝けると思っている。
ペンネームは「綿棒」。
SNSでイラストを投稿したところバズる。

一色小春
(ひいろ・こはる)
高校2年生。
美術部の次期部長。
だれが見ても完璧な女の子で輝いているが…?

バズったことで狂っていく大事な人との関係性

正直さぁー、こんなん『絵描きが絵描きに自慢したら駄目だろうが!(字書きが字書きに自慢しても同じぐらい面倒事になると思う)』が最初に浮かぶんだよ。
同業者に自慢しても、相手がよっぽどの聖人じゃない限りこじれるしめちゃくちゃになるよ。これは割りと仕方ない嫉妬だよ……とも思う。
ここだけ取り出すと同人女の感情でやってそうな話だな。あれはもっと薄く同人部分のみに伸ばされているのでリアルの二人の関係性部分はやらないでしょうし送る方法も毒マロでしょうが……。

これ相手側としては、応援はしたい気持ちはあるが、自分を素直に好き好き慕っていた子(=自分の方が上だと認識していた相手)がバズって自分よりも上の立場だと見た瞬間におかしくなったっていうのもあるんだろうなー。
これはね、もうどうしようもないよ。どうしようもないし、そういう嫌われるかもとか嫌がられるかもとか想像しなかった主人公が悪い(悪くはない)。

ネットとリアル、知らないからこその関係性

これは特撮好き野郎がいつも通りに変身後と変身前の顔を知らないからこそ別の関係を築けている云々的な話をするんすけど、ネットでリリ丸さんに友情的な好意を抱きながらその話を現実で先輩にするのいいねー。ネット上のその人=現実のこの人だと知らないからこその相談であり、素直な語り。

でも先輩=リリ丸(仮)的には、主人公が素直にリリ丸を好きだと話し、筆を折りたいなんて言われながらもそれでも仲良くしていたいと語り、性別すら知らないその人と仲良くしたいがためだけにアカウント削除という手段をとるところを聞いたときどんな気分だったんだろうな。
そこまでの好意を向けられているのに、その上でリアルでも後押しして筆を折らせるのってどういう気分なんだろう。

こういう『張本人以外の人に話しているつもりで、その人への感情を張本人に向かって喋ってしまっている』というシチュエーションがめちゃくちゃ好きなので(最近読んだのだと王様のプロポーズだとか)、そういう意味ではにやにやしながら読んでしまったし、先輩がどういう認識で聞いていたのかものすごく気になった。

主人公はバズに飲み込まれていくのか

主人公が、数が増えないからインフルエンサーに頼んでRTしてもらってバズらせてもらうところ、あれ確かに先輩が言う通り『バズりたくて』なんだよね。数を求めて。
もともとは描けるだけで楽しかった主人公が、バズの『自分のものを誰かが認めてくれて、その認めてくれる人の人数が多い』という部分からバズの数値だけ見る方向にシフトしちゃった瞬間というか。

絵を描いてそれを良いと言ってほしいというのと、バズりたいって、近いけれども本当にめっちゃ遠いものだと思うんだよ。
だからこそ先輩の発言が主人公にも刺さっちゃったんじゃないかなと思う。

最後、主人公がもしかして先輩=リリ丸?と気づいたところで終わるけれども、これ2巻一体どういう形進めていくのか気になるな。即座にYESというのか、それともごまかすのか、マジで別人なのか(これはなさそうだけど)、全く読めねえ。

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