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★★☆☆☆

「両親が離婚したら、女社長になった幼馴染お姉ちゃんとの同棲が始まりました」ヒロインが金遣い荒いやべえ女にしか思えなかった

ヒロインが好みじゃないラブコメは面白くないんだよなーというのを改めて感じた。というか全体的に平成のテンプレかな?っていう部分が多くて発行が2010年以前かと思ったら2022年だったことに一番驚いたかもしれない。 話の流れとしては幼い頃遊んだ10歳年上の幼馴染お姉ちゃんと同居して溺愛されてイチャイチャ甘ラブコメなんだろうけれども、割とこう……10歳年下にめっっっちゃ恋愛感情抱いている年上お姉ちゃん…

★★★★☆

「星美くんのプロデュース vol.1 ~陰キャでも可愛くなれますか?~」可愛いを求める女装男子と可愛くなりたい陰キャの話

少女漫画方面にときどきたまにある、女装少年がおしゃれに興味はあるけれどもやり方がわからない少女をプロデュースする物語。王道ストーリーな割に、最近めな骨格診断やパーソナルカラー診断などを取り入れていて面白かった。 魔王は服の着方がわからないみたいなおしゃれがわからない子にちょっとずつ教えていく物語ではあるんだけど、男性向けにあるオタク改造モノよりも、ヒロインが最低限の可愛さと服装への頓着があるのが…

★★★★☆

「恋人以上のことを、彼女じゃない君と。」疲れた社会人同士のヒューマンドラマ

すげー面白かったし雰囲気が好き。古い人間なのでライトノベルといえば中高生向けで少し現実から離れたぐらいの鮮やかなファンタジー物語と一瞬頭に浮かべてしまいがちなところがあるんだけれど、それとは真逆レベルに離れた、人生に疲れた社会人がそれでも寄り添い合って少しでも呼吸しやすくしよ!って感じの話だった。ライトノベルっていうよりヒューマンドラマとかそういう区分のほうが雰囲気合うかも。 仕事にお疲れ状態の…

★★★☆☆

「負けヒロインが多すぎる!」

様々な負けヒロインたちの様子が、あーーつら!となって多種多様に切ないカワイイ。恋愛小説で成立するカップルが存在するならば、そのどちらかに片思いしている誰かは当然ながら失恋する。よくある当て馬キャラだってもしかしたらチャラいだけの邪魔なキャラじゃなくガチめの片思いをしていたかもしれない。成立する恋愛の横ではこんなん起きてるよな、というのが確かに~!と思えた。 ちなみにこの負けヒロインは主人公に対す…

★★☆☆☆

「憂鬱なヴィランズ」本当にハッピーエンドを求めてたか?

こんな人におすすめ 現代異能バトルが読みたい人 本当にハッピーエンドを求めてるのか? 個人的にはあんまりおもしろくないかなあといった感想。 理由として、とあるキャラクターが「物語をハッピーエンドにしようとしている」と言いながらも、読みながら「それは本当にハッピーエンドにしようとしていたか?」と思っちゃう箇所が度々出てくるから。例えば、物語の悪役キャラクターの力を借りる絵本は、返却期限が過ぎたらそ…

★★☆☆☆

「むしめづる姫宮さん (ガガガ文庫)」手代木 正太郎

作家買いとしてはハズレ 読み終えてからひたすら「これじゃねえ!!!!!」と叫んでた。 個人的に手代木正太郎作品はかなり好きな方だった。魔法医師の診療記録も全巻読んだし(ディストピア小説になった巻はびっくりした)、柳生浪句剣もそこそこツボ。王子降臨は3巻を待ってるぐらいに好き。今紙は減らしているので紙本は読めてないけど多分近々買うと思う。 でもこの小説は、なんとも言い難い。 まずあらすじの担当変種…

★★★★☆

宇宙へ”飛ばせた”者の物語「月とライカと吸血姫 3」牧野 圭祐

あらすじ 宙と青春の物語、連合王国編始動! ――これは人類史に残る偉大なる一歩。連合王国に、その礎を築いた若き二人がいた。 人類史上初をかけた有人宇宙飛行計画で、共和国に惨敗した連合王国。劣勢に立たされた王国議会は、途方もない計画を宣言する。 「我々は、人類を月面へ送り込み、帰還させることを約束する!」 王国南部の宇宙開発都市<ライカ・クレセント>の研究所では、同時に…

★★★☆☆

レフ、ずっとイリナのことばっか考えてるね「月とライカと吸血姫 2 (ガガガ文庫) 」牧野 圭祐

あらすじ 高度百キロメートルの宙から君を想う。 『ノスフェラトゥ計画』の一件を評価されたレフ・レプス中尉は、晴れて念願の宇宙飛行士候補生に復帰する運びとなった。それに合わせて吸血鬼の少女イリナ・ルミネスクを監視する任務からも解かれることになる。昼を生きるレフと夜を生きるイリナ。ふたりは同じ基地内でもすれ違ってしまう、そんな生活が続いていた。 イリナの様子を気にかけつつも、レフは自身の夢を叶えるた…

★★★☆☆

自分はなにかできたんじゃないかと思う男の物語「デスペラード ブルース (ガガガ文庫)」江波 光則

主人公になりそこねた男の物語 殺人空手を身に着けているからこそ、『家族が皆殺害されたとき、自分があそこにいればなにか出来たのではないか』と思っていた男の物語。こういった鬱屈した主人公の話書かせると江波光則は強いなーという印象。淡々とした言葉が重なって描かれる心理描写が強い。 女の風俗は女の切り売り、男の工事現場の仕事は人生の切り売り。切り売りできる時間の違いはあるが、やっていることとしては同じよ…

★★★★★

友人キャラは大変ですか? (ガガガ文庫)伊達 康

そうだ彼こそが絶対無敵の「モブ」「友人キャラ」  面白かったー! 徹底して自分を「友人キャラ」であろうとし、主人公の引き立て役として過ごそうとする少年の物語。  主人公の友人キャラであるために! といろいろ頑張る主人公・一郎の行動が前半はひたすら面白い。 友人キャラのために主人公である龍牙の癒やしを担当し、彼を気にしている女子のスリーサイズを調べては教え、日常シーン担当のため戦闘には絶対に関わら…

★★★★★

GランDKとダーティ・フェスタ (ガガガ文庫)秀章

バカノリハイテンポ男子高生物語  うおーなにこれおもしれえ。読みながらもうノリが馬鹿でめちゃくちゃ笑った。こういう会話が面白くノリ良くテンポよく書ける作者さんて良い。ノリよくテンポよく、高校生ぐらいの時期の超お馬鹿な会話が書かれてて最高。 こういうのって先生はまともなのかなと思いきや、初っ端から校長・教頭含めてどうしようもない馬鹿で楽しすぎる。こういうの弱い。ダメ。  主人公(と愉快な仲間たち)…