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★★★★☆

「転生魔王のジュリエット 2」両思い思春期青少年の欲求vs世界の滅亡

1巻はこちら https://houchi.work/wordpress/2133/ 面白かったー!両思いだけれども二人がヤったら魔王が復活という立場+仲良くない組織に所属というロミジュリ状態カップルの物語。今回はヒロイン側の許嫁(ろくに会ったこともない)が登場。どうなることかと思いきや、そちらもそちらで身分違いで両思いの相手がおり……と恋愛面には問題ないハッピー仕様だった。三角関係など起きず二…

★★★★☆

「天使は炭酸しか飲まない」伏線やポイントが綺麗に回収される物語

すげー良かった。他人の恋愛成就のために奔走するちょっと不思議なちからを持つ少年と、惚れっぽすぎて片っ端から惚れてしまう自分の性格をどうにかしたい少女の物語。 終盤彼女の惚れっぽさの理由が判明してから先、ぱたぱたとドミノ倒しのように小気味よく物語が駆け抜けていく爽快感がすごい。前半にあった『主人公が天使という名称を使っていろんな人の恋愛成就の手助けをしている』『ヒロインに片思いする少年からの恋愛相…

★★★★☆

「棘の家」転がり転げて地獄へ一直線

面白かった。 中山七里の小説ってラストのどんでん返しがデカく襲いかかるタイプの物語なのかなと思っていたし、実際この小説も『どんでん返しの帝王が~』という文章がアマゾンの紹介にあったからそういった類の物語なのかなと想像していたら全然違った。むしろ家族の裏の顔や、人間の感情を動かすタイプの物語だった。 無責任かつ簡単に掌返しする一般的な人間として出てきたネットの人々やマスコミの存在が面白かった。主人…

★★★★☆

「負け犬の領分」互いの変化が愛おしい物語

予想以上に面白かった。 ストレスからアルコールに逃げていた主人公が、イケオジな探偵と出会って、彼の事務所を猫カフェ代わりに通うようになってから少しずつストレスからは逃れられていくようになりという流れが可愛い。お客様相談窓口なんて絶対ストレスめちゃくちゃ溜まるのわかるし、救いを求めて酒に逃げても駄目になっちゃうもんな。 探偵事務所に集まる猫たちに乗っかられたりじゃれられたり周囲で寛がれたりしていく…

★★★★☆

「クラスのぼっちギャルをお持ち帰りして清楚系美人にしてやった話」良い意味でタイトルから受ける印象とは真逆

詐欺だよこんなん。 このタイトルから想像できる中身って「イキリ系主人公」「相手のヒロインはギャル」「おれが『してやる』タイプの話」になるかもしれないんだけれども、中身が完全にこの真逆を通り抜けている。 もともとYouTube漫画だったというのならコンセプトとしてこれが先にあったのかもしれないけれど、だとしてもこのタイトルで中身を想像して読んだ人はがっかりさせるし、この中身で刺さりそうな人をタイト…

★★★★☆

「夜がどれほど暗くても」犯罪加害者を記事にしていた週刊雑誌副編集長、犯罪加害者遺族となる

最近読んでる中山七里のノンシリーズ物(おそらく)。   犯罪系のネタや芸能人のスキャンダルをネタにしていた雑誌の副編集長が、自分の息子が殺人事件の加害者なおかつ死亡したことにより、本来は加害者に向くはずだったヘイトや取材なども全て向けられることとなる、という逆転構造のえぐさがめっちゃいい。 自分がやっていた立場だからこそカメラを向けてくるマスコミ連中がどういう意図でどういう絵面…

★★★★☆

「日本一の高校生魔術師、異世界奴隷少女をもらう 2」不快感なくやさしい距離感の物語

前の巻の感想はこっち。 とにかくやさしくて可愛くてあたたかいお話だった。 前回ノインを異世界に戻す戻さないなどいろいろあってからの今回の巻。 ノインの服を買いに行ってついでに恋愛映画を見たりというまるでカップルのような行動もしつつ、しかし明確に恋愛対象としては互いをまだ見ていない(けれども異性という存在として認識はしている)ぐらいの距離感の二人。 この距離感がすごくほのぼのしていて可愛い。 京介…

★★★★☆

ミュージカル ジャック・ザ・リッパー 09/20ソワレ

あらすじ 1888年ロンドン。 刑事のアンダーソン(加藤和樹・松下優也)は娼婦だけを狙う、“ジャック・ザ・リッパー”と呼ばれる殺人鬼(加藤和樹・堂珍嘉邦)を追っていた。残忍な犯行で解決の糸口も見えないため、マスコミを排除し非公開で捜査を進めようとする。 しかしロンドンタイムズ紙の記者、モンロー(田代万里生)はスクープ記事のネタを狙って アンダーソンに近づく。 モンローは、麻薬中毒者で金が必要なア…

★★★★☆

「あなたのことならなんでも知ってる私が彼女になるべきだよね」化け物には化け物をぶつけんだよ

面白かった!!! 相手の感情が色で見えてしまう体質の恋愛や愛情というものに臆病な少年と、ガチヤバストーカー少女の話。 少年視点の時はかなりシリアスめなストーリーで、なおかつ絵画というものに向かう人の感情、他人の感情を癒したり宥めたりするような絵画を描くが結構普通の少年の日常というかなんというかな物語。 彼がトラウマを克服するまでの物語として、シリアスで、なおかつ読み込ませてくる話ですごい面白かっ…

★★★★☆

「奥様は貴腐人 旦那様はボイスマイスター」仕事に矜持を持って働く二人の物語

すっっごい面白かったーーーよかった!!! BL好きでMRの仕事やってる嫁と、あんまり売れてない声優の旦那。旦那のところにある日BLゲーの仕事が入って、から始まる物語。   てっきり嫁がBL好きなのがメインに出てくる話なのかなーって思ってたんだけど(それもあるけど)そうじゃなく、旦那がBL声優仕事があまりうまくいかず壁にあたってしまったとき、嫁が腐女子だからこそ旦那の問題点を指摘…

★★★★☆

「帰ってきたヒトラー」映画として面白いエンタメ

自殺したヒトラーがどういうわけか死んだ瞬間に時空移動し、自分が死んでから数十年後のドイツに現れ、ヒトラーそっくりさん芸人として認識されて次第にテレビやマスコミなどに浸透していくお話。 ちなみに私はアンネの日記すら読んだことない程度にマジで歴史を知らない。ユダヤ迫害があったのはかろうじて知っている。世界史がガチの苦手なんだよ。高校時代に「次は倍の点数取ろうね」って世界史の先生に言われた程度に苦手な…

★★★★☆

「ひとりぐらしもプロの域」ヤバいけどやばくないギリギリラインのおひとりさまエッセイ

面白かったー! シュール。 一人暮らしをしている筆者が自らの生活を書いているコミックエッセイ。 料理あたりがあるあるー!と笑いながら読んでしまった。実際野菜を取るとびっくりするほど体調良くなるんだよね。肌荒れ含めて。昔から言われていることって意外と本当。 かんたん豚汁orかんたんミネストローネのどっちにするか状態の図を見て笑ってしまった。どっちも大量に野菜は取れるもんな。この材料があればこっち、…