角川文庫

★★★★★

「次回作にご期待下さい」漫画編集部のドタバタミステリー

★★★★★角川文庫
お仕事ミステリー現代
面白かったー。漫画編集部を題材にしたお話で、ちょっとしたミステリーというか謎解き風味。いやほんと面白かった。 ギャグ漫画家なのにものすっごい後ろ向きな漫画家に打ち切りを伝えるエピソードは読んでてああああ……と。実際編集者って悪者にされがちだし、最近ガガガ文庫あたりだと顕著に編集者がツイッターアカウント作っているけれど、そうでもなければこういうことがありましたって発信出来ないものね。で、後ろ向きな漫画家にこういうの書かれたら編集者が悪いと思うファンも増えるだろう。 ……いや増える? この漫画家さんの場合はわかりやすくやべえ人なのでむしろ同情されるかもしれないけれど。 そういったゴタゴタ…
★★★☆☆

「准教授・高槻彰良の推察2 怪異は狭間に宿る」

★★★☆☆角川文庫
現代男性バディ
今回も連作短編集3作。えーーー、面白かった。主人公が嘘が聞き分けられなくなる話が好き。 嘘がわかる自分の耳を疎い、そのせいで孤独を選んだ青年が、いざ嘘がわからなくなったら困惑してしまい混乱してしまうのすっごい良かった。そりゃあね。今までどれだけ嫌がっていたとしても自分の通常能力だもんな。たとえば普通の人の腕が一本なくなったらうまく腕が動かなくて困るように、今まで自分にあったものがなくなったら不便だしどうやって動いたらいいかわからない。誰を疑ったらいいか、誰を信じたらいいのかすらわからなければそりゃあ世界は五里霧中だ。困惑するわ。いくら疎んで忌み嫌っていた能力であろうとも、主人公にずっと…
★★★☆☆

「准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき」身近な『怪異』探る、あやかし無し男性バディ物

★★★☆☆角川文庫
バディ現代
これはあやかしものじゃない! これはあやかしものじゃないです!!!! あやかし事件解決物が苦手なので避けてたけど読んでみたらあやかしではなく民俗学だった。人の嘘がわかる青年が怪異大好き准教授の手伝いで、准教授のサイトに寄せられた怪異と思われる事件の相談に乗る連作短編集。 こういう大学の授業受けられたらいいなーと思いながら読んでた。都市伝説や民俗学をメインに、生徒側も楽しめるような授業をしてくれる先生って良いね。楽しそう。授業の内容もちょっとネットで見る気になるネタ的な雰囲気で面白く、なおかつ語る准教授の口調も読んでて心地よいので授業としてすごく楽しそう。私も受けたい。 怪異…
★★★☆☆

「小説 BATTLE OF TOKYO vol.1」近未来SFモノ、もしくは原作ってなんなんだろう

★★★☆☆角川文庫
SF
なんでもコピーできる時代となった近未来の東京で、コピーできない指輪が盗まれた。被害者である少女はネットで検索したとある探偵事務所に足を運び二人組の探偵に捜索を依頼する――というところから始まる物語。からの、半ば崩壊したトウキョウに存在する特殊なスキルを持つ若者たち4チームの物語。まだまだ顔見せと世界観見せ程度で物語は進んでないので、2巻以降どうなるかの様子見。元ネタの人数が多いものの出てくるキャラを絞っているので読みやすい。 ジャンルとしては近未来SFモノなのかな?この先能力バトルに発展しそうな布石はかなり打たれているけれどもまだそこまではいかず、といった雰囲気。私はSF苦手なんだけど…
★★★☆☆

柳生剣法帖 ふたり十兵衛 (角川文庫) 谷津矢車

★★★☆☆角川文庫
戦闘時代物
こんな人におすすめ さらっと読める時代物が読みたい人バトルアクションが読みたい人自分の足りないものを補い合うコンビが読みたい人 剣を握れない柳生十兵衛と、その剣となる速水一兵衛 設定がとにかく面白かったー! 柳生とか風魔あたりは全然触ってないので事前知識なしだったのだけれども面白かった。 主人公は柳生の剣士である速水一兵衛。彼は柳生の長男だが剣を持たず日がな一日読書三昧の男・柳生十兵衛に仕えている。柳生十兵衛は現在家光公に怒られ小田原で謹慎中。そんな彼等のもとへもたらされたのは、小田原で怪しげな動きをしている連中があるという話。どうせだったら動いてみるかとヤブをつつ…
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