「株式会社シェフ工房 企画開発室」推しキッチン用品会社に入社したオタクの楽しそうなお仕事小説
すげーシンプルに良いお仕事本だった。この間上司を撲殺しようとするホラー系お仕事ザマァ本を読んだので、お仕事本の間でもギャップがすごい。ヘイトがたまるような相手もおらず、最後の最後に出そうとしている製品が他社とかぶった!という問題は発生せど情報流出など人為的な悪意は無く、ストレス無く読める。それでいてSUGEEEEとかでもないので、シンプルに良い本だった。ちなみにあらすじにあるようなレシピ部分はほ…
すげーシンプルに良いお仕事本だった。この間上司を撲殺しようとするホラー系お仕事ザマァ本を読んだので、お仕事本の間でもギャップがすごい。ヘイトがたまるような相手もおらず、最後の最後に出そうとしている製品が他社とかぶった!という問題は発生せど情報流出など人為的な悪意は無く、ストレス無く読める。それでいてSUGEEEEとかでもないので、シンプルに良い本だった。ちなみにあらすじにあるようなレシピ部分はほ…
なんなんだ……いや本当になんなんだこの本!?読み終えてから、恋愛小説なことはわかるんだけれどもなんだかものすごい変な本読んだなという気分が残りまくった。なんだこの本? 物語は、恋愛的に拗らせたというか元々はあまり恋愛に興味なかった文系女子の主人公と、彼女が先輩の結婚式で出会った理系青年の初々しいお付き合いの物語。のはずなんだけれども、二人がものすごい変人なので、終始何だこの話は?という気分に陥る…
いやーーいやいやいやいや!?と読みながらなってしまった。なんだこれは。あらすじちゃんと見てなかったのが幸か不幸か、「竜神さまの生贄になるだけの簡単なお仕事や(仮)花嫁の人の小説だ~!」と、きっと最近流行の料理物でほっこり前向きになって明日も頑張って生きよう系小説だと思って読み始めたら、全然違うものが出て来てちょっと待てや!?となった。なんだこれは。 https://houchi.work/wor…
めちゃくちゃおもしろかった!!冒頭から霊が視えるという能力持ち主人公の追放モノと思わせて、かなり正統派に証拠を揃えての推理ものになっていくのがもうめっちゃ面白かった。ファンタジー部分も推理の要素の一部分でしか無く、物事を一気に解決する必殺技に使われるわけでもないのが面白かった。 『真実』を見抜く主人公 物見の聖女という名前を賜り、しかし霊を視ることぐらいしか出来ない、しかもたった今聖女の立場を奪…
シーズン1のクライマックスからの大団円。今まで続いていた蓮見の父親の冤罪事件がこの話で片がついた。 窃盗からの日本酒サークル事件にて、マル暴の捜査方法でどぶろくのやり取りをうまく見つけて証拠を得るまでの架川のやり口が見事。1巻からずっと所轄じゃやらないような思考や行動で証拠を見つけ、蓮見がそこから推理とひらめきで事件を解決するという流れが完全にテンプレート化しているものの、毎回やり方が変わるので…
前からちらっと出てたりする架川の娘さんが出てきたり、なんとなく日和見っぽさというか問題起きないでほしいのかなと思える課長・矢上の熱い部分が見えたり、蓮見が追いかける事件の発端である父親に架川が会いに行ったりする2巻。 個人的に読んでて面白かったのは、某何かの人気マンガを題材にしてるのだろうと思われる作品の偽アクキーの出どころ探しをしたりする1話目。自分が2.5も追いかけるタイプのオタクなので、天…
今度実写化するからかな?BW読み放題とKindle Unlimited読み放題に入っていたので読んだ。 https://www.tv-asahi.co.jp/outsider/ 同作者の作品だとインディゴの夜の印象からミステリー物の印象はあったけど、そういえばさくらだもん!だとか、ここしばらくは警察物ミステリー多かったな。 バディものとしての王道の、最初は相反する二人が何らかの目的で共同で動いて…
江戸の落語に関する怪異のみ見える落語家と、少し気弱で怖がりで何かしらの特定条件のときのみ怪異がほんのりわかる大学生がコンビを組んで、発生する江戸落語絡みの事件を解決していくふんわりした物語。個人的にはあんまり刺さらなかったというか、全体的に刺そう刺そうとしている感が強すぎてそれで逆にうーん……?となった感覚があったかも。 まず気になった点として、主人公である大学生が怪異を見えるときの条件がよくわ…
面白かったー。漫画編集部を題材にしたお話で、ちょっとしたミステリーというか謎解き風味。いやほんと面白かった。 ギャグ漫画家なのにものすっごい後ろ向きな漫画家に打ち切りを伝えるエピソードは読んでてああああ……と。実際編集者って悪者にされがちだし、最近ガガガ文庫あたりだと顕著に編集者がツイッターアカウント作っているけれど、そうでもなければこういうことがありましたって発信出来ないものね。で、後ろ向きな…
今回も連作短編集3作。えーーー、面白かった。主人公が嘘が聞き分けられなくなる話が好き。 嘘がわかる自分の耳を疎い、そのせいで孤独を選んだ青年が、いざ嘘がわからなくなったら困惑してしまい混乱してしまうのすっごい良かった。そりゃあね。今までどれだけ嫌がっていたとしても自分の通常能力だもんな。たとえば普通の人の腕が一本なくなったらうまく腕が動かなくて困るように、今まで自分にあったものがなくなったら不便…
これはあやかしものじゃない! これはあやかしものじゃないです!!!! あやかし事件解決物が苦手なので避けてたけど読んでみたらあやかしではなく民俗学だった。人の嘘がわかる青年が怪異大好き准教授の手伝いで、准教授のサイトに寄せられた怪異と思われる事件の相談に乗る連作短編集。 こういう大学の授業受けられたらいいなーと思いながら読んでた。都市伝説や民俗学をメインに、生徒側も楽しめるような授業をしてくれる…
なんでもコピーできる時代となった近未来の東京で、コピーできない指輪が盗まれた。被害者である少女はネットで検索したとある探偵事務所に足を運び二人組の探偵に捜索を依頼する――というところから始まる物語。からの、半ば崩壊したトウキョウに存在する特殊なスキルを持つ若者たち4チームの物語。まだまだ顔見せと世界観見せ程度で物語は進んでないので、2巻以降どうなるかの様子見。元ネタの人数が多いものの出てくるキャ…