「株式会社シェフ工房 企画開発室」推しキッチン用品会社に入社したオタクの楽しそうなお仕事小説
すげーシンプルに良いお仕事本だった。この間上司を撲殺しようとするホラー系お仕事ザマァ本を読んだので、お仕事本の間でもギャップがすごい。ヘイトがたまるような相手もおらず、最後の最後に出そうとしている製品が他社とかぶった!という問題は発生せど情 ...
「生物学者山田博士の聖域」出てくる人間全員変人
なんなんだ……いや本当になんなんだこの本!?読み終えてから、恋愛小説なことはわかるんだけれどもなんだかものすごい変な本読んだなという気分が残りまくった。なんだこの本? 物語は、恋愛的に拗らせたというか元々はあまり恋愛に興味なかった文系女子の ...
「死にたいあなたに男子大学生がお肉をごちそうしてくれるだけのお話」前半は間違い無くほっこりお料理物だったんだよ!!!
いやーーいやいやいやいや!?と読みながらなってしまった。なんだこれは。あらすじちゃんと見てなかったのが幸か不幸か、「竜神さまの生贄になるだけの簡単なお仕事や(仮)花嫁の人の小説だ~!」と、きっと最近流行の料理物でほっこり前向きになって明日も ...
「聖女ヴィクトリアの考察 アウレスタ神殿物語」ファンタジーと思わせ正統派に推理の物語
めちゃくちゃおもしろかった!!冒頭から霊が視えるという能力持ち主人公の追放モノと思わせて、かなり正統派に証拠を揃えての推理ものになっていくのがもうめっちゃ面白かった。ファンタジー部分も推理の要素の一部分でしか無く、物事を一気に解決する必殺技 ...
「警視庁アウトサイダー3」見事大団円の完結
シーズン1のクライマックスからの大団円。今まで続いていた蓮見の父親の冤罪事件がこの話で片がついた。 窃盗からの日本酒サークル事件にて、マル暴の捜査方法でどぶろくのやり取りをうまく見つけて証拠を得るまでの架川のやり口が見事。1巻からずっと所轄 ...
「警視庁アウトサイダー2」キャラが少しずつ深掘りされていく2巻
前からちらっと出てたりする架川の娘さんが出てきたり、なんとなく日和見っぽさというか問題起きないでほしいのかなと思える課長・矢上の熱い部分が見えたり、蓮見が追いかける事件の発端である父親に架川が会いに行ったりする2巻。 個人的に読んでて面白か ...
「警視庁アウトサイダー」マル暴に戻りたい刑事とワケあり刑事のバディもの
今度実写化するからかな?BW読み放題とKindle Unlimited読み放題に入っていたので読んだ。 同作者の作品だとインディゴの夜の印象からミステリー物の印象はあったけど、そういえばさくらだもん!だとか、ここしばらくは警察物ミステリー多 ...
「江戸落語奇譚 寄席と死神」
江戸の落語に関する怪異のみ見える落語家と、少し気弱で怖がりで何かしらの特定条件のときのみ怪異がほんのりわかる大学生がコンビを組んで、発生する江戸落語絡みの事件を解決していくふんわりした物語。個人的にはあんまり刺さらなかったというか、全体的に ...
「次回作にご期待下さい」漫画編集部のドタバタミステリー
面白かったー。漫画編集部を題材にしたお話で、ちょっとしたミステリーというか謎解き風味。いやほんと面白かった。 ギャグ漫画家なのにものすっごい後ろ向きな漫画家に打ち切りを伝えるエピソードは読んでてああああ……と。実際編集者って悪者にされがちだ ...
「准教授・高槻彰良の推察2 怪異は狭間に宿る」
今回も連作短編集3作。えーーー、面白かった。主人公が嘘が聞き分けられなくなる話が好き。 嘘がわかる自分の耳を疎い、そのせいで孤独を選んだ青年が、いざ嘘がわからなくなったら困惑してしまい混乱してしまうのすっごい良かった。そりゃあね。今までどれ ...
「准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき」身近な『怪異』探る、あやかし無し男性バディ物
これはあやかしものじゃない! これはあやかしものじゃないです!!!! あやかし事件解決物が苦手なので避けてたけど読んでみたらあやかしではなく民俗学だった。人の嘘がわかる青年が怪異大好き准教授の手伝いで、准教授のサイトに寄せられた怪異と思われ ...
「小説 BATTLE OF TOKYO vol.1」近未来SFモノ、もしくは原作ってなんなんだろう
なんでもコピーできる時代となった近未来の東京で、コピーできない指輪が盗まれた。被害者である少女はネットで検索したとある探偵事務所に足を運び二人組の探偵に捜索を依頼する――というところから始まる物語。からの、半ば崩壊したトウキョウに存在する特 ...