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「恋人以上のことを、彼女じゃない君と。」疲れた社会人同士のヒューマンドラマ

すげー面白かったし雰囲気が好き。古い人間なのでライトノベルといえば中高生向けで少し現実から離れたぐらいの鮮やかなファンタジー物語と一瞬頭に浮かべてしまいがちなところがあるんだけれど、それとは真逆レベルに離れた、人生に疲れた社会人がそれでも寄り添い合って少しでも呼吸しやすくしよ!って感じの話だった。ライトノベルっていうよりヒューマンドラマとかそういう区分のほうが雰囲気合うかも。 仕事にお疲れ状態の…

「陽キャなカノジョは距離感がバグっている2 ふたりきりでイイコトしちゃう?」焦れったい両片想い、最高

2巻になっても最高、じれったさがたまらない。恋に自覚して両片想い状態になったことでじれったさが爆増して、読んでてあ~~~焦れったい!ととにかくにやにやしながら楽しめた。 1巻の感想はこちら。 https://houchi.work/wordpress/4484/ この話、相手にドキドキする描写がものすごく可愛いんだよね。文化祭で、メイド服を着て主人公の前に出てくれたヒロイン。けれども二人っきりの…

「うしろの席のぎゃるに好かれてしまった。 もう俺はダメかもしれない。」出てくる人間全員恋愛脳の日常モノ

全体的にnot for meだった。 オタクに優しいギャル系だとは思うんだけど、そもそもタイトルにあるぎゃるというのがヒロインじゃないので難しいんだよな……。ヒロイン、ぱっと見が可愛いものの、爪をいじっているわけでもないしごくごく普通の女子高生。ギャルって表現するには違わない?という雰囲気なんだよ。 そんなぎゃる(ではない)ヒロインが、下心なく対応してくれた主人公に興味を持ちそこから恋になって告…

「芽亜さん、こっち向いてよ」中学生だからこその本気の新婚ごっこ

良い意味で幼い子供の恋愛物語って雰囲気で可愛かった。事あるごとに「もう中学生だから!」って言い張る子供たちが、同い年で相手によく見られたくて背伸びしているだけの相手を「大人で格好いい……」と思ってしまう、そんな恋愛ごっこにも恋に恋しているようにも見える、ものすごく初々しくて可愛いラブコメだった。 子供っぽくて可愛いラブコメ 親の都合で許嫁が決められていて、しかも突然知らされて、いきなりアパートで…

「ラブコメの神様なのに俺のラブコメを邪魔するの? だって好きなんだもん」面白いのは最初の設定だけだった

徹頭徹尾作者と感性が合わないなで終わる話だった。 作者はおそらく可愛い女の子2人に振り回されるラブコメラノベとして描きたかったんじゃないかな。でもヒロインたちの可愛さが理解できなかったのと、ラストの決着があまりにもふわふわしすぎててツッコミどころしかなく、最終的に面白いとは思えなかった。 告白周りの設定は間違いなく面白いがそれ以外の設定があまりにガバ 主人公が好きな同級生ヒロインに告白しようとす…

「友達の後ろで君とこっそり手を繋ぐ。誰にも言えない恋をする。」恋愛vs友情

引っ込み思案に見せかけたヤバ恋愛脳女が自分の恋を成就させたくて主人公に協力を迫るという流れから想像する通りの結末は迎えたけれども、絶対友達でいたいボーイな主人公の過去も、絶対恋愛したいガールなヒロインの過去も納得ができるからこそ面白かった。 猫かぶりヤバ恋愛脳女vs友情至上主義ボーイの多角形攻防戦 主人公が友情一番!なのも過去の出来事を考えるとそうなってしまうよなと思うんだよね。 仲良し3人組で…

「あなたのことならなんでも知ってる私が彼女になるべきだよね」化け物には化け物をぶつけんだよ

面白かった!!! 相手の感情が色で見えてしまう体質の恋愛や愛情というものに臆病な少年と、ガチヤバストーカー少女の話。 少年視点の時はかなりシリアスめなストーリーで、なおかつ絵画というものに向かう人の感情、他人の感情を癒したり宥めたりするような絵画を描くが結構普通の少年の日常というかなんというかな物語。 彼がトラウマを克服するまでの物語として、シリアスで、なおかつ読み込ませてくる話ですごい面白かっ…

「「私と一緒に住むってどうかな?」1見た目ギャルな不器用美少女が俺と二人で暮らしたがる」はよ告白しろ

はよ告白しろ。 両片思い状態の二人が、崩れそうな一軒家を使って自分たちの遊び場を作ろうぜ!という話。 あーーー読んでてまどろっこしい! さっさと告白しろ!!   主人公とヒロインの二人は周囲からバカップル認識されているが実際のところ付き合っていない。過去にヒロインが中学生になった頃、男子からは性的な目で見られ、女子からはそれでハブにされたからだ。主人公だけはヒロインをそういう目…

「キミのこと黒歴史もまとめて……ぜーんぶ大好きだよ」コテハンありインターネットを生きた連中向けラブコメ

これはあの頃のインターネットを生きた人間向けラブコメだ。 ^^を嵐と認識し、コテハンを嫌い、ニコ動で騒いだ人間向けラブコメだ。 これ、絶対中高生向けラノベじゃないだろ。20代後半~向けのラノベだろ。 前半は、ネットでは暴れん坊、現実ではろくに人と喋らない系ヒロインが、主人公がネゲットは嫌だと言ったためにネット人格を封印してなんとか好きになってもらう! そのためには主人公に協力してもらおう! と頑…

幸せ二世帯同居計画 ~妖精さんのお話~ (電撃文庫)五十嵐 雄策

作者と感覚が合わない本は読むのがきつい 現代ものだろうとファンタジーだろうと、ある程度ここのラインが合わないと読むのはきついなというものがあるのだけれども、まさにそれだった。 兄妹で住んでいたアパートが火事で消失し、全財産も焼け、貯金もほぼ家においていた←まだ理解できるだから偶然見つけた人の住んでい無さそうな家にこっそりと潜り込む←理解できなくもないそこに同級生が住んでいた←ラノベだしねだが、特…

ディスキャラ メグルくん オタクがラップでギャルとバトったら、青春ラブコメ始まった!? (ファンタジア文庫)

ラップ×青春 ラップ×青春という異色ラブコメ。ラブコメ要素がもーめっちゃ良い塩梅で好き。 ラップラノベってあんま……というか全く見ないな、と思っていたけれども読んでみたら納得。ラップは音でのバトル。作中でもある通り、母音の[a,i,u,e,o]や文字数などを意識する。でも小説にしちゃうとその良さが全部死ぬんだ。私みたいな頭の中で読み上げたりはしない人だとなおさらラップ自体の良さがほぼ全くわからな…

「悪役令嬢としてヒロインと婚約者をくっつけようと思うのですが、うまくいきません…。 (ビーズログ文庫アリス)」 枳莎

天然というよりも勘違い女な主人公 勘違い女といえば、男側にはその気はないのに女側は自分がモテてるとか思い込んで迫ってくるアレというイメージがある。なのでこれは逆の意味での勘違い女。 主人公は、自分がいる世界が死ぬ前に読んでいた小説の世界だと気付いてからずっと、原作小説ヒロインと幼馴染である原作小説相手役がくっつくのを期待している。自分が読めなかった本の続きを読むのだとわくわくしながら二人を観察し…