「朝比奈若葉と○○な彼氏2」この内容なら単巻で収めてほしかった
なんかしばらく読まずにいたな……。1巻の感想はこちら。 https://houchi.work/wordpress/2480/ 1巻は紛れもなく面白かったけれども、2巻はただの諸々状況回収巻でしかなかったなという印象が強かった。 1巻の出来事の回収に終始した回 1巻の感想に細かく書いているんだけれども、1巻がヒロインが徐々にヒーローを好きになる心情をすごく丁寧に描いているからこそ、2巻が事件の始…
なんかしばらく読まずにいたな……。1巻の感想はこちら。 https://houchi.work/wordpress/2480/ 1巻は紛れもなく面白かったけれども、2巻はただの諸々状況回収巻でしかなかったなという印象が強かった。 1巻の出来事の回収に終始した回 1巻の感想に細かく書いているんだけれども、1巻がヒロインが徐々にヒーローを好きになる心情をすごく丁寧に描いているからこそ、2巻が事件の始…
テミスの剣に登場した高円寺静裁判長が安楽椅子探偵をしている物語。 https://houchi.work/wordpress/4396/ この作者さんおなじみのスターシステムで出てきた裁判長。読んでてお久しぶりです!お元気そうで何よりです!と昔なじみに出会った気分になった。 安楽椅子探偵おばあちゃん よくある探偵と助手、女子大生と刑事のバディ物と見せかけて、実際のところは解決してるのはおばあちゃ…
冤罪からの死刑の「テミスの剣」、死刑回避からの事件の「ネメシスの死者」 テミスの剣の渡瀬刑事を主人公格に置かれた物語。続き物かと言われると完全に別物語であるが、中山七里作品自体がスターシステムなので、岬刑事の息子の話が出てくる程度には渡瀬刑事の過去話も出てくる。 https://houchi.work/wordpress/4396/ テミスの剣が『死刑という判決は正しいのか?もし犯人が実は冤罪だ…
前半と後半で取り扱う事件が変わる物語。前半は若くて青い刑事が相棒につられて昭和の圧力的な取り調べをしてしまい冤罪事件を起こしてしまうことから始まる物語。後半は、その冤罪事件の真犯人が無期懲役から仮釈放となった直後に殺害される物語。 ミステリーやトリック中心の話になるのかなと思いきや、どちらかと言えばヒューマンドラマの印象。前半の事件があったからこそ後半の真犯人が殺される事件で各容疑者たちの憎しみ…
前半は面白いけど後半が微妙過ぎる。 クレーム対応係というお仕事 お客様センターにかかってくるやばいクレーマーと戦う主人公の物語。主人公自体も過去にクレーマーだった父親によって各所にクレームをつける方法を身に着けさせられ、それがまるで当然の権利であり当然のやり方であると思って育っていた、だからクレーマー対応がうまいというのに超納得。初期の仮面ライダーみたいなものだよね。ショッカーの力を利用して戦う…
話としては本当に面白くて続きが気になってぐいぐい読んでた。ヒメとナイトの関係性も、ナイトのスランプがどうなるかも、未来がわからないからこそ不安なヒメもどれもこれも気になって気づいたらこのページ数一気に読み切ってた。だからこそ、小説本に関しては「小説本は売れない」しかろくに出てないのがものすごくもったいない。 ヒメとナイトの、ぶつかりつつも前に進んでいく関係性 ヒメとナイトの関係性はすっごいよかっ…
いやーーーーー良かった、めっちゃ良かった……すっごい良かった……。 偽物カップルの恋の行方 グループ内恋愛の三角関係を回避するために大和と偽装で付き合い出した結朱。偽装というのがバレたけれども本当にお付き合いになりましたということで続いている偽装カップル。けれども徐々に互いのことを知っていくうちに――というお話ではあるんだけれど、いやー綺麗に収まって本当に良かった……。 クリスマスに告白の聖地に…
文化祭と、それにともなって大和が過去に壊してしまった人間関係が二人の前に現れる巻。いやめっちゃ良かった……。 結朱と大和の関係性が最高 友達以上恋人未満としか表現できない二人の関係性がめちゃくちゃ良いんだよな……。 偽物カップルを演じていて、しかも大和は中学時代陽キャを演じていた、結朱は陽キャでハイテンションかつ周囲をちゃんと見ている性格なので、演じ方がすごくナチュラル。二人での普段の会話は、傍…
うーん、すごく全体的に微妙な部分が多い本だった。読んでいてそれでいいんかい部分がちらほら見られるというか。 毒親の影響でろくに惜しまれもせずに死んだ主人公が、目が醒めたら自分がほぼ生まれた頃まで時間が戻っており、しかも性別が女になっていた――という物語。転生というよりも、ただしくは逆行かな。記憶も精神もほぼそのまんま残したままの逆行なので、主人公の現在年齢は享年39+逆行してからの年齢となる。 …
私は全く面白がれなかった!!! 割とというかもはやテンプレとしてよくある『カースト上位のヒロインの本当の顔や秘密を俺だけが知っていてそれによって仲良くなるぜ』モノ。秘密の部分が彼女がエロ系(とはいえ下着姿までで中身と顔は見せていない)裏垢女子だったという内容。ちょっとした流れから主人公が彼女の秘密を知ったり、彼女を助けたりして、徐々に距離が近づいていく物語。というかラブコメのつもりだったんだ? …
シーズン1のクライマックスからの大団円。今まで続いていた蓮見の父親の冤罪事件がこの話で片がついた。 窃盗からの日本酒サークル事件にて、マル暴の捜査方法でどぶろくのやり取りをうまく見つけて証拠を得るまでの架川のやり口が見事。1巻からずっと所轄じゃやらないような思考や行動で証拠を見つけ、蓮見がそこから推理とひらめきで事件を解決するという流れが完全にテンプレート化しているものの、毎回やり方が変わるので…
前からちらっと出てたりする架川の娘さんが出てきたり、なんとなく日和見っぽさというか問題起きないでほしいのかなと思える課長・矢上の熱い部分が見えたり、蓮見が追いかける事件の発端である父親に架川が会いに行ったりする2巻。 個人的に読んでて面白かったのは、某何かの人気マンガを題材にしてるのだろうと思われる作品の偽アクキーの出どころ探しをしたりする1話目。自分が2.5も追いかけるタイプのオタクなので、天…