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★★★★☆

「陽キャなカノジョは距離感がバグっている 出会って即お持ち帰りしちゃダメなの?」陽キャとのじれったい友情ライフ

いやーーーーーーめっちゃ良!!! すげえ尊い!!!!ラブコメってヒロインの魅力と主人公の正気度にかかってるところがあると思うんだけど、これもうどっちも満点レベルで良かった。 ナンパに絡まれているヒロインを主人公が助けたことにより懐かれるというテンプレ王道パターンながら、ヒロインも距離感バグりつつグイグイ来るというよりは互いに少しずつ歩み寄っていく物語ですげー良かった。 タイトルに関しては若干詐欺…

★★★★☆

「最果ての魔法使い」大魔法使いが目が覚めたら、そこは魔法が存在しない時代でした

目が覚めたらそこは、魔法が存在しない時代でした めちゃ強魔法使いである主人公が凶悪な生命体を1000年間封じ続け、意識を失って目が覚めたら魔法が存在しない時代でした、ということから始まる物語。 自分が大事にして新しいものの開発も手掛けていた魔法というテクノロジーが完全消失し愕然とする主人公、めっちゃわかる。自分の大事なものが、自分が守った後の世で消え去ってたらそりゃ呆然とする。けどもともとオタク…

★★★★☆

「静おばあちゃんにおまかせ」安楽椅子探偵おばあちゃんのミステリー短編集

テミスの剣に登場した高円寺静裁判長が安楽椅子探偵をしている物語。 https://houchi.work/wordpress/4396/ この作者さんおなじみのスターシステムで出てきた裁判長。読んでてお久しぶりです!お元気そうで何よりです!と昔なじみに出会った気分になった。 安楽椅子探偵おばあちゃん よくある探偵と助手、女子大生と刑事のバディ物と見せかけて、実際のところは解決してるのはおばあちゃ…

★★★★☆

「ネメシスの使者」果たして死刑は必要なのかを問う(ように見せかける)のがうまい

冤罪からの死刑の「テミスの剣」、死刑回避からの事件の「ネメシスの死者」 テミスの剣の渡瀬刑事を主人公格に置かれた物語。続き物かと言われると完全に別物語であるが、中山七里作品自体がスターシステムなので、岬刑事の息子の話が出てくる程度には渡瀬刑事の過去話も出てくる。 https://houchi.work/wordpress/4396/ テミスの剣が『死刑という判決は正しいのか?もし犯人が実は冤罪だ…

★★★★☆

「テミスの剣」免罪符と贖罪のヒューマンドラマ

前半と後半で取り扱う事件が変わる物語。前半は若くて青い刑事が相棒につられて昭和の圧力的な取り調べをしてしまい冤罪事件を起こしてしまうことから始まる物語。後半は、その冤罪事件の真犯人が無期懲役から仮釈放となった直後に殺害される物語。 ミステリーやトリック中心の話になるのかなと思いきや、どちらかと言えばヒューマンドラマの印象。前半の事件があったからこそ後半の真犯人が殺される事件で各容疑者たちの憎しみ…

★★★★☆

「型破り傭兵の天空遺跡攻略」最後までめっっっちゃ面白いファンタジー

いやーーーーーめっっっちゃ面白かった。これで新人賞受賞作? このレベルで? すっっっご……、めっちゃおもしろ……。 https://houchi.work/wordpress/3812/ とってもカワイイ私と付き合ってよ!シリーズがめちゃくちゃ面白かったため、同じ作者さんの別作品が読みたくなってBW読み放題で開いてみたら大当たりだった。めっっっちゃ面白かった。 わくわくするダンジョン攻略 同時攻…

★★★★☆

「とってもカワイイ私と付き合ってよ!3」大団円の最終巻

いやーーーーー良かった、めっちゃ良かった……すっごい良かった……。 偽物カップルの恋の行方 グループ内恋愛の三角関係を回避するために大和と偽装で付き合い出した結朱。偽装というのがバレたけれども本当にお付き合いになりましたということで続いている偽装カップル。けれども徐々に互いのことを知っていくうちに――というお話ではあるんだけれど、いやー綺麗に収まって本当に良かった……。 クリスマスに告白の聖地に…

★★★★☆

「とってもカワイイ私と付き合ってよ!2」友達以上恋人未満の二人の関係性が最高

文化祭と、それにともなって大和が過去に壊してしまった人間関係が二人の前に現れる巻。いやめっちゃ良かった……。 結朱と大和の関係性が最高 友達以上恋人未満としか表現できない二人の関係性がめちゃくちゃ良いんだよな……。 偽物カップルを演じていて、しかも大和は中学時代陽キャを演じていた、結朱は陽キャでハイテンションかつ周囲をちゃんと見ている性格なので、演じ方がすごくナチュラル。二人での普段の会話は、傍…

★★★★☆

「金星特急 1」壮大なプロローグ巻なのに不思議と面白い

基本的に、そこそこ有名作家のシリーズ2作目以降に発生しがちな壮大なプロローグ巻もとい『どうせ2巻目も確約されてるんだからいい感じに謎ばらまいてキャラ設定だけ散りばめておこう、どうせ2巻も確定してるんだしこの1巻がそこまで売れなくても大丈夫』みたいなのが透けて見える本って好きじゃないんだよね。その1冊で面白くないので。という人間が「いやこれ完全にプロローグ巻でしかないしキャラ設定とシステム設定をし…

★★★★☆

「警視庁アウトサイダー3」見事大団円の完結

シーズン1のクライマックスからの大団円。今まで続いていた蓮見の父親の冤罪事件がこの話で片がついた。 窃盗からの日本酒サークル事件にて、マル暴の捜査方法でどぶろくのやり取りをうまく見つけて証拠を得るまでの架川のやり口が見事。1巻からずっと所轄じゃやらないような思考や行動で証拠を見つけ、蓮見がそこから推理とひらめきで事件を解決するという流れが完全にテンプレート化しているものの、毎回やり方が変わるので…

★★★★☆

「警視庁アウトサイダー」マル暴に戻りたい刑事とワケあり刑事のバディもの

今度実写化するからかな?BW読み放題とKindle Unlimited読み放題に入っていたので読んだ。 https://www.tv-asahi.co.jp/outsider/ 同作者の作品だとインディゴの夜の印象からミステリー物の印象はあったけど、そういえばさくらだもん!だとか、ここしばらくは警察物ミステリー多かったな。 バディものとしての王道の、最初は相反する二人が何らかの目的で共同で動いて…

★★★★☆

「EAT 悪魔捜査顧問ティモシー・デイモン」そうだよこれだよバディの醍醐味

そうだよこれだよバディの醍醐味。反発しあう二人が事件を通して次第に距離を縮めていき、相手への理解を深め、最終的には息が合った相棒となる。そうだよこれ。これだよバディの醍醐味は。そういう意味で100点満点、マジ最高の物語だった。 警察官であった主人公は、怪物じみたなにかに襲われて自分以外が全滅、自分も大怪我を負ってかろうじて回復した状況。そんな彼は当然、面倒を見ることを認めさせられたとは言え、人食…