「警視庁アウトサイダー3」見事大団円の完結
シーズン1のクライマックスからの大団円。今まで続いていた蓮見の父親の冤罪事件がこの話で片がついた。 窃盗からの日本酒サークル事件にて、マル暴の捜査方法でどぶろくのやり取りをうまく見つけて証拠を得るまでの架川のやり口が見事。1巻からずっと所轄 ...
「警視庁アウトサイダー2」キャラが少しずつ深掘りされていく2巻
前からちらっと出てたりする架川の娘さんが出てきたり、なんとなく日和見っぽさというか問題起きないでほしいのかなと思える課長・矢上の熱い部分が見えたり、蓮見が追いかける事件の発端である父親に架川が会いに行ったりする2巻。 個人的に読んでて面白か ...
「御執事様の仰せのままに」
三度の飯より飯を作るのが好きだったんだ!?あらすじコピペしてて初めて知ったよ。親と暮らしている頃から作っているから作業として好きなんだろうなとは思えていたけれど、まさかそこまで好きとは思わなかったよ。 物語の出だしテンプレとしてはよくある、 ...
「江戸落語奇譚 寄席と死神」
江戸の落語に関する怪異のみ見える落語家と、少し気弱で怖がりで何かしらの特定条件のときのみ怪異がほんのりわかる大学生がコンビを組んで、発生する江戸落語絡みの事件を解決していくふんわりした物語。個人的にはあんまり刺さらなかったというか、全体的に ...
「ラブコメ漫画に入ってしまったので、推しの負けヒロインを全力で幸せにする」主人公からグイグイ行くタイプのラブコメだ!!
タイトル通りの物語で、Wヒロイン物の漫画のなかに入ってしまった主人公が、Wヒロイン枠ですらない負け枠ヒロインにガチ恋してるので彼女にグイグイ行く話。なんとなく女性向けの悪役令嬢転生を思い出した。ポジション的にはそれにかなり近いものの、転生先 ...
「負けヒロインが多すぎる!」
様々な負けヒロインたちの様子が、あーーつら!となって多種多様に切ないカワイイ。恋愛小説で成立するカップルが存在するならば、そのどちらかに片思いしている誰かは当然ながら失恋する。よくある当て馬キャラだってもしかしたらチャラいだけの邪魔なキャラ ...
「好きで好きで大好きなので、いっしょに好きを伝えたい」1冊使った壮大な序章
始めのほうでヒロインがVTuberやってるのでてっきりそういう話かな?と思いきや、どうしてVTuberになるかという物語だった。序章で1冊まるまる使っている感じ。冒頭でおっ最近流行りのVTuberモノか!?と思わせてそりゃないぜレベルでVT ...
「天使は炭酸しか飲まない」伏線やポイントが綺麗に回収される物語
すげー良かった。他人の恋愛成就のために奔走するちょっと不思議なちからを持つ少年と、惚れっぽすぎて片っ端から惚れてしまう自分の性格をどうにかしたい少女の物語。 終盤彼女の惚れっぽさの理由が判明してから先、ぱたぱたとドミノ倒しのように小気味よく ...
「境界線」地元民、めっちゃ楽しく読む
映画化もした護られなかったものたちへの続編。護られなかったものたちへが東日本大震災を下敷きにしつつそこまでメインでは持ってきていなかったのが、今度の話ではかなり核の部分に持ってこられている。 物語としてはすごく面白かった。津波によって行方不 ...
「棘の家」転がり転げて地獄へ一直線
面白かった。 中山七里の小説ってラストのどんでん返しがデカく襲いかかるタイプの物語なのかなと思っていたし、実際この小説も『どんでん返しの帝王が~』という文章がアマゾンの紹介にあったからそういった類の物語なのかなと想像していたら全然違った。む ...
「純白と黄金」どう面白がれば良いのかわからない
タイトルからてっきりヤンキー物かな?と思って読んでみたら全然違うというか、なんともよくわからない話だった。どこぞでハイローっぽいみたいな話も見たんだけれどもあれともまたまったく別な話なんだよなあ。 主人公がめっちゃ強くて最強のヤンキーだった ...
「負け犬の領分」互いの変化が愛おしい物語
予想以上に面白かった。 ストレスからアルコールに逃げていた主人公が、イケオジな探偵と出会って、彼の事務所を猫カフェ代わりに通うようになってから少しずつストレスからは逃れられていくようになりという流れが可愛い。お客様相談窓口なんて絶対ストレス ...